シラバス情報

科目名
教職実践演習(中・高) 2Aクラス
担当教員名
日出間 均、羽田 邦弘、林 宣之、星野 祐子、若葉 京良
ナンバリング
学科
2020〜2024年度 大学 教育人文学部 幼児教育学科 4年/2020〜2024年度 大学 教育人文学部 児童教育学科 4年/2020〜2024年度 大学 教育人文学部 心理学科 4年/2024年度 大学 人間生活学部 人間福祉学科 介護コース 4年/2020〜2023年度 大学 人間生活学部 健康栄養学科 4年/2024年度 大学 人間生活学部 人間福祉学科 こどもコース 4年/2020〜2024年度 大学 人間生活学部 食物栄養学科 4年/2020〜2024年度 大学 教育人文学部 文芸文化学科 芸術・文化コース 4年/2020〜2023年度 大学 人間生活学部 人間福祉学科 社福・介護コース 4年/2020〜2024年度 大学 人間生活学部 食品開発学科 4年/2020〜2024年度 大学 教育人文学部 文芸文化学科 多文化・共生コース 4年/2020〜2023年度 大学 人間生活学部 人間福祉学科 社福・保育コース 4年/2020〜2024年度 大学 教育人文学部 文芸文化学科 日本語・日文コース 4年/2020年度 大学 社情デザイン学部 社情デザイン学科 4年
学年
4年
開講期
2023年度後期
授業形態
演習
単位数
2単位

実務経験の有無
実務経験および科目との関連性
⼩学校・中学校・⾼等学校の教員として勤務し、管理職の経験のある教員が、各々の経験に基づき、教育現場で求められる実践的な知識を指導する。

ねらい
①科目の性格
教員免許状を取得するうえでの必修科⽬である。
教員として求められる資質能⼒の修得を確認すると共に、「履修カルテ」を参照し各⾃の学修課題に即して、指導教員の助⾔を得ながら学修する。
提出された課題やレポートは、コメントを付して返却する。4年間の学びの総まとめに位置する科⽬である。
②科目の概要
授業は、以下の事項で構成する。
グループ討論、事例研究、模擬授業、指導案の作成等を組み合わせて授業を⾏う。
(1)使命感や責任感,教育的愛情に関する事項
(2)社会性や対⼈間関係能⼒に関する事項
(3)⽣徒理解や学級経営に関する事項
(4)教科内容等の指導⼒に関する事項
③授業の方法(ALを含む)
複数の所属学科から成るチームを編成し、テーマについて話し合ったり理解を深めたりする。また、実習での反省をふまえ、指導案を書き直し模擬授業を実施、授業内容について討議・検討を⾏う。
リアクションペーパー/レポート/グループワーク/ディスカッション/プレゼンテーション/ロールプレイ・模擬授業
④到達目標
到達⽬標1 将来教員になる上で必要となる課題の発⾒ができ、その課題を具体的に述べることができる。
到達⽬標2 課題を克服するために必要な知識・技能を⾝につけ、課題解決のために⼯夫することができる。
到達⽬標3 複数の学科の学⽣と意⾒交流することで、広い視野を持って教育を考えることができる。
⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)

第1回
事前学習
[事前学習]教職履修カルテの記述を確認し、これまでの学びをふり返る。
90分
授業内容
オリエンテーション(本授業のねらいと「履修カルテ」の確認)【リアクションペーパー】【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]教職履修カルテや教育実習の記録をふり返ることで、教員になるにあたって不⾜している知識・技能を明確にする。
[次回事前学習]インターネットや新聞で教育に関する記事を読み、意⾒を持つ。
180分
第2回
授業内容
教職の意義・教員の役割、職務内容について理解を深める。【リアクションペーパー】【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]授業資料を改めて読み直し、理解が不⾜している事柄について調べる。関連する法規を確認する。
[次回事前学習]インターネットや新聞で教育に関する記事を読み、意⾒を持つ。
180分
第3回
授業内容
児童・⽣徒の成⻑、⽣徒指導について理解を深める。【リアクションペーパー】【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]授業資料を改めて読み直し、理解が不⾜している事柄について調べる。国⽴教育政策研究所の「⽣徒指導リーフ」シリーズの中から、興味・関⼼をもったトピックを読む。
[次回事前学習]インターネットや新聞で教育に関する記事を読み、意⾒を持つ。
180分
第4回
授業内容
学校の組織的な運営について理解を深める。【リアクションペーパー】【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]授業資料を改めて読み直し、理解が不⾜している事柄について調べる。「チーム学校」や「チームとしての学校の在り⽅」などをキーワードとして、インターネット上の情報を調べ、⾃分の考えを持つ。
[次回事前学習]インターネットや新聞で教育に関する記事を読み、意⾒を持つ。
180分
第5回
授業内容
いじめ・不登校等の今⽇的な教育課題について理解を深める。【リアクションペーパー】【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]授業資料を改めて読み直し、理解が不⾜している事柄について調べる。国⽴教育政策研究所の「⽣徒指導リーフ」シリーズの中から、興味・関⼼をもったトピックを読む。
[次回事前学習]インターネットや新聞で教育に関する記事を読み、意⾒を持つ。
180分
第6回
授業内容
学級担任の役割や実務についての理解を深める。【リアクションペーパー】【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]授業資料を改めて読み直し、理解が不⾜している事柄について調べる。インターネット上の情報を参照しながら、学級担任の役割や実務に関する課題や問題点を指摘する。
[次回事前学習]インターネットや新聞で教育に関する記事を読み、意⾒を持つ。
180分
第7回
授業内容
保護者や地域との連携協⼒について理解を深める。【リアクションペーパー】【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]授業資料を改めて読み直し、理解が不⾜している事柄について調べる。居住地域にある学校(あるいは任意の地域の学校)を選び、保護者や地域との連携協⼒のあり⽅を調査する。
[次回事前学習]インターネットや新聞で教育に関する記事を読み、意⾒を持つ。
180分
第8回
授業内容
教育実習を振り返り、教科の指導⼒を考える。【リアクションペーパー】【グループワーク】【プレゼンテーション】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]教科の学習指導要領に⽬を通し、教科のねらいを改めて確認する。
[次回事前学習]教育実習中に作成した指導案に⽬を通し、書き直すための準備をする(参考資料を集める、関連する⽂献を読む)。
180分
第9回
授業内容
教科指導①:実習中に受けた指摘や気づいた課題について意⾒交換する。【リアクションペーパー】【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]意⾒交換の際挙がった課題を観点別に分類する(例:教科の特性が反映している課題、校種を超えて共通する課題……など)。
[次回事前学習]教育実習の記録を読み直し、実習中に指摘されたことを改善する⽅法を検討する。
180分
第10回
授業内容
教科指導②:指導案の修正案または改訂案についてグループ討議をする。【リアクションペーパー】【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]グループワークで指摘を受けたことを修正する。
[次回事前学習]模擬授業の準備をする。
180分
第11回
授業内容
教科指導③:全体での模擬授業に向けて、再度検討を重ねる。【リアクションペーパー】【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]グループワークで指摘を受けたことを修正する。
[次回事前学習]模擬授業の準備をする。
180分
第12回
授業内容
教科指導④:修正または改訂した指導案の提案と模擬授業及び事後検討【リアクションペーパー】【グループワーク】【模擬授業】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]⾃分の模擬授業をふり返り、改善する点を整理する。
[次回事前学習]模擬授業を経て再度修正した指導案を執筆する。
180分
第13回
授業内容
教科指導⑤:修正または改訂した指導案の提案と模擬授業及び事後検討【リアクションペーパー】【グループワーク】【模擬授業】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]⾃分の模擬授業をふり返り、改善する点を整理する。
[次回事前学習]模擬授業を経て再度修正した指導案を執筆する。
180分
第14回
授業内容
教科指導⑥:修正または改訂した指導案の提案と模擬授業及び事後検討【リアクションペーパー】【グループワーク】【模擬授業】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]⾃分の模擬授業をふり返り、改善する点を整理する。
[次回事前学習]模擬授業を経て再度修正した指導案を執筆する。
180分
第15回
授業内容
模擬授業全体について事後検討を⾏い、学習指導の基本的事項を確認する。【リアクションペーパー】【レポート】
事後学習
[事後学習]教職実践演習全体の学びをふり返り、教員になるために不⾜している知識・技能を補う。
90分

フィードバック
毎回提出のリアクションペーパーについては、次週以降の授業冒頭に取り上げ情報共有を⾏う。
グループワークや発表の際は、その場でコメントを⾏い、必要な場合は授業外でも適宜指導する。
指導案やレポート等については、適宜コメントを付して返却する。
評価方法および評価の基準
【評価】 レポート(20%)課題提出(30%)模擬授業・プレゼンテーション(30%)グループワークへの参加(20%)を総合的に評価し、総合評価60点以上を合格とする。
到達⽬標1 レポート(10%/20%)、課題提出(20%/30%)、
到達⽬標2 課題提出(10%/30%)、模擬授業・プレゼンテーション(15%/30%)
到達⽬標3 レポート(10%/20%)、模擬授業・プレゼンテーション(15%/30%)、グループワークへの参加(20%)

教科書
書名
著者
出版社
ISBN
備考
中学校学習指導要領解説 保健体育編
文部科学省
東山書房
高等学校学習指導要領解説 保健体育編 体育編
文部科学省
東山書房
中学校学習指導要領(平成29年告⽰)解説 総則編
文部科学省
東洋館出版社
⾼等学校学習指導要領(平成30年告⽰)解説 総則編
文部科学省
東洋館出版社
推薦書・参考文献

履修上の助言、教員からのメッセージ
教職課程の総仕上げになる授業です。積極的な姿勢で授業に臨みましょう。
また、他学科の⼈と意⾒を交わすことで、取得する免許種を超えての学び合いを意識しましょう。