シラバス情報

科目名
卒業研究 0Qクラス
担当教員名
杉元 葉子
ナンバリング
SAj5002
学科
2020〜2023年度 大学 社情デザイン学部 社情デザイン学科 4年
学年
4年
開講期
2023年度前期、2023年度後期
授業形態
演習
単位数
4単位

実務経験の有無
実務経験および科目との関連性
建築の企画構想、設計、設計監理の実務経験を有する教員が担当し、プロジェクトを統括した経験を活かして課題を定義し提案に導くプロセスを指導する

ねらい
①科目の性格
本科目は社会情報デザイン学科の専門科目「演習・卒業研究」の領域に該当する卒業要件必修科目である。
②科目の概要
1年次より学んできた企画構想に、都市と住環境など生活の環境を中心とした専門的見地から取り組む。前年度の「演習」で修得した知識・認識及びスキルを踏まえて各自の関心に従って探求を深め、より豊かな社会を築くことに寄与する研究と提案を目指す科目である。
③授業の方法(ALを含む)
ミニ・レクチャー、フィールドワーク、文献調査、エスキス・スタディその他のスタディとディスカッションを行いながら、各自のテーマについて知識と思考を深め、提案/解決を導く。それらの成果を調査研究報告および提案書としてまとめ、発表を行う。
実技、実験/レポート/グループワーク/ディスカッション/プレゼンテーション/レポート(表現)/フィールドワーク/PBL/創作、制作
④到達目標
1.自らテーマを設定し、提案/課題解決を目指して調査・研究を行う基礎的技能を有する
2.自ら設定したテーマについて、説得力をもって提案/解決を導き表現できる
3.プロジェクトの様々なフェーズにあわせて他者と協力・協働することができる
⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
SA①-4 多様な社会的ニーズの理解する力の修得/SA③-3 連携・協働する力の獲得

内容
都市と住環境など生活の環境を中心に、より豊かな社会を築くことに寄与する課題を、学生各自が自身の関心に従って設定し、調査・研究を行い、ゼミで議論・考察をしながら提案/解決を導き、調査報告研究書/提案書として表現する。提案書は、内容に応じて、文章に併せて図、モデル、画像や映像その他さまざまな表現手段を自由に用いてよい。

第1回  オリエンテーション 
第2回〜第4回 「課題決定ワーク」:調査とディスカッションを通しての課題設定、 プロジェクトの構想立案
第5回〜第8回 「基礎調査」:課題に関する基礎的知識の修得
第9回〜第12回 「課題展開ワーク」:課題に関わるスタディとディスカッション 
第13回、第14回 「中間発表」:ゼミ内でここまでの成果を発表する
第15回 「計画」:プロジェクト後半に向けての作業とスケジュール、調査報告研究書/提案書の構成の決定
第16回〜第25回 「執筆/制作ワーク」 
第26回、第27回 「発表準備」
第28回、第29回 「ゼミ発表」
第30回 「まとめ」
※このスケジュール外で学科の卒業研究発表会にて発表を行う。日時未定。
各授業回における授業外学習の内容・所要時間
[事後学習]ゼミで取り上げた内容を毎回整理し、それに対する各自の考えをメモにまとめる。(30分)
[次回事前学習]各自のテーマに基づき、年度末の調査報告研究書/提案書をめざした各自の計画に従って、資料・データの収集や学修、考察、アイデア創造等を進め、ゼミにて報告やディスカッションができるように準備をしておく。(150分)

フィードバック
毎授業時に各人の進捗に合わせてコメントする。最終的な調査報告研究書/提案書に対しては最終授業で講評を行う
評価方法および評価の基準
学修活動及びディスカッションへの取り組み(40%)、最終の提案書(60%)で評価し、60点以上を合格とする
到達目標1 毎回の授業に対する取り組み(10/40%)最終の提案書(30/60%)
到達目標2 毎回の授業に対する取り組み(10/40%)最終の提案書(30/60%)
到達目標3 毎回の授業に対する取り組み(20/40%)最終の提案書(0/60%)

教科書
書名
著者
出版社
ISBN
備考
使用しない
推薦書・参考文献
各自のテーマに合わせて随時紹介する

履修上の助言、教員からのメッセージ
社会は、人が都市や住空間に身体をもって存在することを大前提として成立します。住環境はその意味で社会を考える「原点」のひとつです。自分の「原点」を持つことで、より幸せな社会を導くための視座が明確になります。課題は極めて多く、また多面的です。各自の特質を活かしながら、自分の視点を磨き、よい提案を目指していただくことを期待します