シラバス情報

科目名
人間福祉演習
担当教員名
佐藤 陽
ナンバリング
NDg3096
学科
2024年度 大学 人間生活学部 人間福祉学科 介護コース 3年/2024年度 大学 人間生活学部 人間福祉学科 こどもコース 3年/2020〜2023年度 大学 人間生活学部 人間福祉学科 社福・介護コース 3年/2020〜2023年度 大学 人間生活学部 人間福祉学科 社福・保育コース 3年
学年
3年
開講期
2023年度前期、2023年度後期
授業形態
演習
単位数
2単位

実務経験の有無
実務経験および科目との関連性
社会福祉協議会の福祉活動専門員、自治体福祉部地域福祉担当としての地域福祉実践経験と、大学生・大学院生・大学地域福祉実習担当教員の現場実習指導を行い、社会福祉専門職養成校において実習教育に携わり、実践と教育と実証研究を活かして担当する。社会福祉士としての専門性を生かし、地域福祉及びソーシャルワークについて具体的な実践事例やフィールドワーク、サービスラーニングを用いて指導する。

ねらい
①科目の性格
学科の演習科目に位置付けられた通年の必修科目である。大学における人間福祉の学修の総まとめである卒業研究(4年次)の準備段階として、自らの興味と関心によって自主的に設定したテーマについて、ゼミ生との学びあいや担当教員の指導助言を受けながら探求する。本科目は人間福祉専門科目に留まらず全科目に関連する。
②科目の概要
自らのテーマを絞り込むために、多様な地域福祉実践をフィールドワークやサービスラーニングで認識し、テキスト等を活用して知識を吸収し、自由なディスカッションを通じて思考力、表現力、想像力、判断力を養う。ゼミは成長を共にする仲間との学びあいの場であり、互いの研究の充実が図られるよう討議する機会をもち、自己の形成に生かす。
③授業の方法(ALを含む)
本科目では、自治体や社会福祉協議会、社会福祉施設、NPOやボランティア団体等の地域福祉実践現場へのフィールドワーク、サービスラーニングを通じて、地域課題解決方法を学修し、修得した知識等を活用したグループワークを実施し、随時活動や学習の成果をレポートしたうえで討議により理解を深め、各自の卒業研究のテーマを検討できるようにする。
レポート/グループワーク/ディスカッション/ディベート/プレゼンテーション/フィールドワーク/サービスラーニング/PBL/論文
④到達目標
1.自己の研究テーマを選定し卒業論文の作成に向けて具体的な準備に取り組むことができる
2.テーマに接近するための道筋を工夫することができる
3.仲間の研究テーマや視点に関心をもち、相互に研究を支援しあえる関係を築き協調することができる
⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
ND②-2 援助・支援に関する理論の基本的理解/ND②-4 体験の意味付けと表現/ND②-5 自己表現及び集団的思考

内容
卒業研究に向けた関心テーマに基づくグループワークやフィールドワークを実施し、地域福祉課題としての障害児者余暇活動支援活動を地域ボランティアと共に実践的に学び解決に向けるサービスラーニングを実施する。また、研究方法を探求し、研究テーマを見出し焦点化して考察を深められるよう、グループワークや個別指導を活用しながら実施し、各自卒業論文の作成に取り組む。4年ゼミ生の卒業論文発表会に参加し、4年ゼミ生の研究成果に対して質疑を行い、自らの研究テーマを更に探索できるようにして、卒業研究の質が深められるようにする。
各授業回における授業外学習の内容・所要時間
事前準備としては、自分の研究テーマと関連があると思われる制度、政策や事業、実践活動を調べ、内容を整理する(各授業ごとに120分)。
事後学修としては、ゼミの学びあいを踏まえて、テーマやキーワードの理解を深め、授業で紹介されたテーマに関するホームページ、施策や事業、書籍や論文等の先行研究、実践事例の内容を理解し、復習ノートを作成して卒業研究に活用する(各授業ごとに120分)。

フィードバック
授業ごとの発言やレポート発表にコメントし、学修が深められるよう対話する。また、卒業論文作成に向けて、記述内容にコメントや加筆修正を指摘し、必要に応じて随時指導し、卒業論文の質的向上が図られるようにする。
評価方法および評価の基準
学修活動やディスカッション(30%)、レポート(30%)、卒業論文(30%)と卒論発表会(10%)で評価し、60点以上を合格とする。
到達目標1.学修活動やディスカッション(10/30)、レポート(10/30)、卒業論文(10/30)
到達目標2.学修活動やディスカッション(10/30)、レポート(10/30)、卒業論文(10/30)
到達目標3.学修活動やディスカッション(10/30)、レポート(10/30)、卒業論文(10/30)、卒論発表会(10)

教科書
書名
著者
出版社
ISBN
備考
指定なし
推薦書・参考文献
教員がゼミを通じて参考図書や資料等の紹介を随時実施し、必要に応じて資料を配布する。

履修上の助言、教員からのメッセージ
少人数でのゼミナールですので、1回ごとのゼミでの学びを積み上げていきますので、毎日学内メールの確認、授業への遅刻、欠席がないよう心がけてください。
①メール等の連絡に対する応答、提出期限を守る等、社会でも基本とされることにしっかり取り組みます。
②教員の話やゼミ生同士の協議、様々な人と関わる際に、しっかり話を聴いて感想を述べ、質問できるように心がけます。
③コロナ禍で思うように実施できないかもしれませんが、ゼミ生の卒論に向けたテーマや就労につながる実践等、機会があるごとに紹介するので、希望者のみ参加しても構わない活動もあります。
④ゼミ長、副ゼミ長が教員との連絡調整をして、ゼミ生同士が主体に取り組めるよう互いに協力します。