シラバス情報

科目名
保育実習指導Ⅲ
担当教員名
矢野 景子、野田 日出子、伊藤 陽一
ナンバリング
NDe3088
学科
2020〜2023年度 大学 人間生活学部 人間福祉学科 社福・介護コース 3年/2020〜2023年度 大学 人間生活学部 人間福祉学科 社福・保育コース 3年
学年
3年
開講期
2023年度前期
授業形態
演習
単位数
1単位

実務経験の有無
実務経験および科目との関連性
保育所・児童福祉施設に勤務し、実習生を担当した経験のある教員が担当する。
子どもを支援する現場に即して、保育士として必要な知識や技能について実習事前指導(演習)を行い、実習生としての心
構えや保育士としての役割、そして、子どもの理解及び施設の役割について講義する。

ねらい
①科目の性格
本科目の教科目の教授内容は、保育士資格取得の選択必修科目であり、保育実習に関する科目に位置付けられている。関連
科目として、保育実習ⅠA、保育実習ⅠBの実習で学習した内容を高め、施設実習Ⅲ履修者の実習事前事後指導を目的とす
る。
②科目の概要
保育士資格取得のために、児童福祉施設及び社会福祉施設等における実習「保育実習Ⅲ」に向けた実習事前指導を行う。
「保育実習ⅠB」の体験、学修の学び、評価を振り返り、さらに必要な専門性を身につけるために、日常生活支援、自立支
援、療育支援、遊びの支援のあり方を学ぶ。また、履修時に「保育実習ⅠA」「保育実習ⅠB」を終了していることが前提に
なる。
「保育実習Ⅲ」に参加する場合には、必ず履修しなければならない。
③授業の方法(ALを含む)
本科目は、児童福祉施設等において実習を行うことから、実習についての各種準備及び知
識・実技の再確認、グループワークやケースメソッド等を取り入れ、保育実習Ⅲに向けた授
業を行う。
レポート/グループワーク/ケースメソッド/実習・インターンシップ/創作、制作
④到達目標
1.保育実習Ⅲの実習に向けて、児童福祉施設の社会的役割の理解し、施設保育士としての職務を実施できるようにする。
2.施設において保育士の倫理等を理解し、日常生活支援、学習・自立支援、療育支援、子育て支援、子どもの健全育成を行う場面に参加する。
3.実習事後指導等より実習の総括と自己評価を行い、保育・養護・療育・健全育成等の課題を明らかにし評価する。
⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
ND①-5 生活課題の理解、問題解決の方法提示/ND②-2 援助・支援に関する理論の基本的理解/ND③-1 問題解決のための専門性と倫理

第1回
事前学習
これまで学習した保育、社会福祉関係教科の復習を行う。
保育実習ⅠBの振り返り問題点や課題の考察を行う。
90分
授業内容
オリエンテーション 保育実習指導Ⅲの目的と保育実習ⅠBの振り返り
事後学習・次回事前学習
【事後学修】
学習した課題、演習等の再確認を行う。
実習施設の目的の整理を行う。
【事前準備】
これまで学習した保育、社会福祉関係教科の復習を行う。
実習施設の概要・その他の特徴を確認する。
180分
第2回
授業内容
実習施設の概要理解【レポート(知識)】
事後学習・次回事前学習
【事後学修】
実習施設の概要(社会的養護、障害、健全育成・子育て支援)の整理を行う。
【事前準備】
実習施設の内容を把握(実習施設の社会的役割・保育士の職務・利用児・者の現況)し、特
徴を確認する。
180分
第3回
授業内容
実習施設の内容理解(実習施設の社会的役割・保育士の職務・利用児・者の現況)【レポート(知識)】
事後学習・次回事前学習
【事後学修】
実習施設の内容(実習施設の社会的役割・保育士の職務・利用児・者の現況)の整理を行
う。
【事前準備】
実習施設の生活日課の内容を把握する(教科書・インターネットを活用)。
180分
第4回
授業内容
実習施設の生活日課への支援のあり方【レポート(知識)】
事後学習・次回事前学習
【事後学修】
実習施設の生活日課の内容を整理し、そこに勤務する保育者の行動や課題を考察する。
【事前準備】
実習施設の活動(学習・療育・遊び)について情報を集める。
180分
第5回
授業内容
実習施設の活動(学習・療育・遊び等)への支援のあり方【レポート(知識)】
事後学習・次回事前学習
【事後学修】
実習施設の活動(学習・療育・遊び等)への支援の実際についてを考察する。
【事前準備】
実習施設の施設の特質(虐待・障害・子育て支援等)を把握する(教科書・インターネットを活用)。
180分
第6回
授業内容
実習施設の施設の特質(虐待・障害・子育て支援等)への支援のあり方【レポート(知識)】
事後学習・次回事前学習
【事後学修】
実習施設の施設の特質(虐待・障害・子育て支援等)の支援の実際についてを考察する。
【事前準備】
施設の日課における課題探索①生活日課を把握する(教科書・インターネットを活用)。
180分
第7回
授業内容
施設の日課における課題探索①生活日課への支援のあり方【レポート(知識)】【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
【事後学修】
施設の日課における課題探索①生活日課への支援の実際についてを考察する。
【事前準備】
施設の日課における課題探索②活動(学習・療育・遊び等)の把握する(教科書・インターネットを活用)。
180分
第8回
授業内容
施設の日課における課題探索②活動(学習・療育・遊び等)への支援のあり方【レポート(知識)】【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
【事後学修】
施設の日課における課題探索②活動(学習・療育・遊び等)への支援の実際についてを考察
する。
【事前準備】
施設の日課における課題探索③施設の特質(虐待・障害・子育て支援等)の把握する(教科書・インターネットを活用)。
180分
第9回
授業内容
施設の日課における課題探索③施設の特質(虐待・障害・子育て支援等)への支援のあり方【レポート(知識)】【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
【事後学修】
施設の日課における課題探索③施設の特質(虐待・障害・子育て支援等)への支援の実際に
ついてを考察する。
【事前準備】
課題発表と取り組み評価①実習計画と目標の設定の整理を行う(教科書・インターネットを活用)。
180分
第10回
授業内容
課題発表と取り組み評価①実習計画と目標の設定【ケースメソッド】【レポート(知識)】
事後学習・次回事前学習
【事後学修】
課題発表と取り組み評価①実習計画と目標の設定についてを考察する。
【事前準備】
課題発表と取り組み評価②実習教材の作成を行う(教科書・インターネットを活用)。
180分
第11回
授業内容
課題発表と取り組み評価②実技(レク・ピアノ等)【ケースメソッド】【制作】
事後学習・次回事前学習
【事後学修】
課題発表と取り組み評価②実習教材の作成について考察する。
【事前準備】
課題発表と取り組み評価③実習指導案の作成を行う(教科書・インターネットを活用)。
180分
第12回
授業内容
課題発表と取り組み評価③実習指導案の作成【ケースメソッド】【レポート(知識)】
事後学習・次回事前学習
【事後学修】
課題発表と取り組み評価③実習指導案の作成について考察する。
【事前準備】
施設種別ごとの個別学習①実習の準備状況の確認・実習記録の書き方について把握する(教科書・インターネットを活用)。
180分
第13回
授業内容
施設種別ごとの個別学習①実習の準備状況の確認・実習記録の書き方【ケースメソッド】【レポート(知識)】
事後学習・次回事前学習
【事後学修】
施設種別ごとの個別学習①実習の準備状況の確認・実習記録の書き方について考察する。
【事前準備】
施設種別ごとの個別学習②実習の最終確認(実習内容・実習日誌等)について把握する(教科書・インターネットを活用)。
180分
第14回
授業内容
施設種別ごとの個別学習②実習の最終確認(実習内容・実習日誌等)【ケースメソッド】【レポート(知識)】
事後学習・次回事前学習
【事後学修】
施設種別ごとの個別学習②実習の最終確認(実習内容・実習日誌等)について考察する。
【事前準備】
各自配属された施設に対してまとめを行う。特に実習日誌の内容等を整理する(教科書・インターネットを活用)。
180分
第15回
授業内容
まとめ
事後学習
【事後学修】
学習した課題、演習等の再確認及び実際に行われるであろう内容を想定しケースに沿った記録を作成する 。
90分

フィードバック
実習日誌・指導案等を用いて個人面談を行う。
評価方法および評価の基準
各回の課題への取り組み60%、グループワーク(発表)20%、指導案・実習日誌作成20%ととし、60点以上を合格とする。
到達目標1:課題提出(20%/60%)、グループワーク(発表を含む)(10%/20%)、指導案・実習日誌作成(10%/20%)
到達目標2:課題提出(20%/60%)、グループワーク(発表を含む)(10%/20%)
到達目標3:課題提出(20%/60%)、指導案・実習日誌作成(10%/20%)

教科書
書名
著者
出版社
ISBN
備考
施設実習パーフェクトガイド
守巧他
わかば社
推薦書・参考文献

履修上の助言、教員からのメッセージ
学習効果向上のため、講義回数の順番を変更する場合もあり得る。
本科目は、以下の要件を満たしている場合に履修が可能である。
①「保育実習指導Ⅰ」の単位を修得済みであること
②「保育実習ⅠA」「保育実習ⅠB」を終了していること