シラバス情報

科目名
保育実習ⅠB 1Aクラス
担当教員名
亀﨑 美沙子、野田 日出子、矢野 景子、伊藤 陽一
ナンバリング
NDe3083
学科
2020〜2023年度 大学 人間生活学部 人間福祉学科 社福・介護コース 3年/2020〜2023年度 大学 人間生活学部 人間福祉学科 社福・保育コース 3年
学年
3年
開講期
2023年度前期
授業形態
実習
単位数
2単位

実務経験の有無
実務経験および科目との関連性
1.保育士の資格を保有する実務経験者(保育所、児童養護施設、地域子育て支援センター等)である教員が担当し、実習巡回時に実習先において実践にかかわる指導を行う。
2.実習巡回指導において、実務経験を有する教員が学生の実習状況及び指導、実習指導者との指導の共有を担当する。
3.施設等における保育士より、①日々の実習においての子ども・利用者の理解や援助②生活支援の技術等③記録の作成等に関する指導を受ける。  

ねらい
①科目の性格
1.保育士資格取得のための必修科目であり、系列【保育実習】に位置づけられる。
2.実習に参加するためには「保育実習指導Ⅰ」を履修済みであることが必要である。
3.実習後には事後指導を受けて振り返りを行い、児童福祉施設等における保育士の役割と専門性について考えを深め、保育実習Ⅱ・Ⅲに向けて課題を明確化する。
②科目の概要
保育所以外の児童福祉施設・障害者支援施設等の社会福祉施設において、90時間以上の実習を行い、児童福祉施設の役割・機能と、児童福祉施設等の利用者への理解を深める。保育士の業務内容や、利用者との関わり方、子どもの最善の利益を確保する取り組みを、日々の生活を通して学ぶ。
③授業の方法(ALを含む)
本科目は、講義・グループによるディスカッションを中心として実習に向けた準備を行う。【実習】【レポート(表現)】
レポート(表現)/実習・インターンシップ
④到達目標
到達目標1. 児童福祉施設等の役割や機能及び施設等で働く保育士の業務内容や職業倫理、子どもの権利擁護について説明することができる。
到達目標2. 観察や子ども・利用者との関わりを通して、子ども・利用者への関わり方の基本や生活支援を習得し、事例を通して専門者の関わりを説明することができる。
到達目標3. 保育・養護の計画・観察・記録及び自己評価等について具体的に理解し、実践による技術・表現力を習得し、事例を通して、専門者の役割を説明することができる。
⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
ND③-1 問題解決のための専門性と倫理/ND③-2 専門的援助関係の体験的理解と自己覚知/ND③-3 地域社会・福祉社会形成へ参画する意欲

内容
実習内容は以下の通りである。その他については施設の種類や対象年齢、施設の方針等によって異なる。
1.実習施設の目的と概要、役割と機能を理解する。【実習】【レポート(表現)】
2.施設における一日の流れや日常生活全般の流れを理解する。【実習】【レポート(表現)】
3.集団生活の中での基本的生活習慣(食事、排泄、入浴、着替え等)を個々に応じて支援する。【実習】【レポート(表現)】
4.子ども及び利用者の特性を理解した支援内容について理解する。【実習】【レポート(表現)】
5.子ども及び利用者の活動を理解し、実践的に学ぶ。【実習】【レポート(表現)】
6.子ども及び利用者の安全管理や疾病に対しての配慮を学ぶ。【実習】【レポート(表現)】
7.施設における専門職としての保育士の業務内容について学ぶ。【実習】【レポート(表現)】
8.施設における職員間の役割分担や連携について学ぶ。【実習】【レポート(表現)】
9.子ども及び利用者の人権と最善の利益の考慮について理解する。【実習】【レポート(表現)】
10.記録に基づく省察・自己評価を行う。【実習】【レポート(表現)】
11.実習の総括と自己評価【実習】【レポート(表現)】
各授業回における授業外学習の内容・所要時間
【事前準備】
①実習施設にオリエンテーションに伺い、事前に作成した実習課題が適切であるか確認し、施設概要等について不明な点がある場合には調べる。(60分)
②自己紹介の準備及び練習を行う。(60分)
③実習中は前日の実習の振り返りを基に、自己課題と実習目標を明確にし、実習日誌に反映する。(各日60分)
【事後学修】
①日々の実習を振り返り、実習日誌を作成し、次の日に添削指導をうける。実習最終日は反省会の記録を作成する。(各日60分)
②全実習終了後、実習を振り返り、レポートを作成する。(60分)
③実習評価票を基に事後面談を行い、実習についての課題を明らかにし、次回の実習に役立てる。(60分)

フィードバック
実習評価は、実習終了後に個別面談にて通知する。
評価方法および評価の基準
到達目標1.①実習先からの評価と実習への参加姿勢(20 %/60 %)②実習日誌(10 %/30 %) 
到達目標2.①実習先からの評価と実習への参加姿勢(20 %/60 %)②実習日誌(10 %/30 %) ③最終レポート(5%/10%)
到達目標3.①実習先からの評価と実習への参加姿勢(20 %/60 %)②実習日誌(10 %/30 %) ③最終レポート(5%/10%)
総合的に評価し、60点以上を合格とする。

教科書
書名
著者
出版社
ISBN
備考
「実習の手引き」
推薦書・参考文献
①保育実習指導Ⅰで使用したテキスト
②実習施設の種別に関係するガイドラインや法律などの記載された資料など(保育小六法など)
③その他授業内で提示する。

履修上の助言、教員からのメッセージ
実習に参加するためには、以下の要件を満たすことが必要である。
①「保育実習指導Ⅰ」を履修済みであること。
②「実習の手引き」に示す実習参加要件を満たしていること。
③「研究発表会」に参加すること。
※保育士資格取得の意思が確認できること。