シラバス情報

科目名
障害児保育
担当教員名
伊藤 陽一
ナンバリング
NDd2069
学科
2024年度 大学 人間生活学部 人間福祉学科 介護コース 2年/2024年度 大学 人間生活学部 人間福祉学科 こどもコース 2年/2020〜2023年度 大学 人間生活学部 人間福祉学科 社福・介護コース 2年/2020〜2023年度 大学 人間生活学部 人間福祉学科 社福・保育コース 2年
学年
2年
開講期
2023年度前期
授業形態
演習
単位数
2単位

実務経験の有無
実務経験および科目との関連性
本科目を担当する教員は、児童福祉施設(保育所・児童養護施設)に勤務し、障がいのある子ども・保護者に支援を行った経験がある。
講義内容は、実務経験で得た実践を現在行われている保育・養護・相談支援場面に即して、理論との乖離が起きないよう講義・演習を行う。

ねらい
①科目の性格
本科目の教科目の教授内容は、保育士資格取得の必修科目であり、保育の内容・方法に関する科目に位置付けられている。
他科目との関係性は、社会福祉概論、保育原理、社会的養護ⅠⅡⅢ等々の社会福祉・保育士養成科目を履修することで更に深まる内容となっている。
②科目の概要
保育所で保育を行う際に、障害の定義や障害児保育の動向を概観し、障害のある子どもの理解及びその保育内容、保護者への支援、関係機関との連携のあり方などについて理解する。
また、障害の有無を問わずに、同じ時間・空間で保育を行う意義や目的を理解し、さまざまな違いを持った人達がその違いを認め合い、互いに支え合って生きていくインクルーシブが当たり前の社会であることについて、理解することを目指す。
③授業の方法(ALを含む)
本科目は、教員のレクチャーを行ったうえで演習を中心に行い、障害のある子どもの発達を促すために必要な支援のあり方について、具体的な実践について、グループワークやケースメソッドを取り入れ授業を行う。
レポート/グループワーク/ケースメソッド
④到達目標
1.障害児保育を支える理念や歴史的変遷について学び、障害児及びその保育について理解し、その内容についてグループで評価することができる。
2.個々の特性や心身の発達等に応じた援助や配慮について理解し、その内容についてグループで分類・評価することができる。
3.障害児その他の特別な配慮を要する子どもの保育における計画の作成や援助の具体的な方法について理解し、その内容についてグループで作成・評価することができる。
4.障害児その他の特別な配慮を要する子どもの家庭への支援や関係機関との連携・協働について理解し、その内容についてグループで分類・評価することができる。
⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
ND①-1 社会福祉に関する法や制度の基本的理解/ND①-3 専門的援助関係の基本的理解と形成/ND②-1 事実や支援の効果についての実証及び理解

第1回
事前学習
【事前学習】
教科書「第1章 インクルーシブ保育とは」を読み、考察を行っておく。
90分
授業内容
オリエンテーション 障がい児保育とは何か
【レポート(知識)】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】
授業内容についてレジュメをまとめ、内容を理解する。
【事前学習】
授業内容について、教科書の該当箇所をまとめる。
180分
第2回
授業内容
障がい児保育の仕組み① 制度と体系
【グループワーク】【レポート(知識)】【ケースメソッド】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】
授業内容についてレジュメをまとめ、内容を理解する。
【事前学習】
授業内容について、教科書の該当箇所をまとめる。
180分
第3回
授業内容
障がい児保育の仕組み② 支援の概要
【グループワーク】【レポート(知識)】【ケースメソッド】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】
授業内容についてレジュメをまとめ、内容を理解する。
【事前学習】
授業内容について、教科書の該当箇所をまとめる。
180分
第4回
授業内容
障害のある子どもの指導計画①指導計画とは
【グループワーク】【レポート(知識)】【ケースメソッド】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】
授業内容についてレジュメをまとめ、内容を理解する。
【事前学習】
授業内容について、教科書の該当箇所をまとめる。
180分
第5回
授業内容
障害のある子どもの指導計画②観察及び支援のポイント
【グループワーク】【レポート(知識)】【ケースメソッド】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】
授業内容についてレジュメをまとめ、内容を理解する。
【事前学習】
授業内容について、教科書の該当箇所をまとめる。
180分
第6回
授業内容
知的障がい児の理解と支援① 知的障害の特徴
【グループワーク】【レポート(知識)】【ケースメソッド】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】
授業内容についてレジュメをまとめ、内容を理解する。
【事前学習】
授業内容について、教科書の該当箇所をまとめる。
180分
第7回
授業内容
知的障がい児の理解と支援② 知的障がい児の保育の実際
【グループワーク】【レポート(知識)】【ケースメソッド】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】
授業内容についてレジュメをまとめ、内容を理解する。
【事前学習】
授業内容について、教科書の該当箇所をまとめる。
180分
第8回
授業内容
注意欠陥多動性障がい児の理解と支援① 注意欠陥多動性障害の特徴
【グループワーク】【レポート(知識)】【ケースメソッド】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】
授業内容についてレジュメをまとめ、内容を理解する。
【事前学習】
授業内容について、教科書の該当箇所をまとめる。
180分
第9回
授業内容
注意欠陥多動性障がい児の理解と支援② 注意欠陥多動性障がい児の保育の実際
【グループワーク】【レポート(知識)】【ケースメソッド】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】
授業内容についてレジュメをまとめ、内容を理解する。
【事前学習】
授業内容について、教科書の該当箇所をまとめる。
180分
第10回
授業内容
コミュニケーション障がい児の理解と支援① 視覚・聴覚・言語障害の特徴
【グループワーク】【レポート(知識)】【ケースメソッド】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】
授業内容についてレジュメをまとめ、内容を理解する。
【事前学習】
授業内容について、教科書の該当箇所をまとめる。
180分
第11回
授業内容
コミュニケーション障がい児の理解と支援② 視覚・聴覚・言語障がい児の保育の実際
【グループワーク】【レポート(知識)】【ケースメソッド】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】
授業内容についてレジュメをまとめ、内容を理解する。
【事前学習】
授業内容について、教科書の該当箇所をまとめる。
180分
第12回
授業内容
肢体不自由児の理解と支援① 肢体不自由の特徴
【グループワーク】【レポート(知識)】【ケースメソッド】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】
授業内容についてレジュメをまとめ、内容を理解する。
【事前学習】
授業内容について、教科書の該当箇所をまとめる。
180分
第13回
授業内容
肢体不自由児の理解と支援② 肢体不自由児の保育の実際
【グループワーク】【レポート(知識)】【ケースメソッド】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】
授業内容についてレジュメをまとめ、内容を理解する。
【事前学習】
授業内容について、教科書の該当箇所をまとめる。
180分
第14回
授業内容
障がい児を養育している家族への支援
【グループワーク】【レポート(知識)】【ケースメソッド】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】
授業内容についてレジュメをまとめ、内容を理解する。
【事前学習】
授業内容について、教科書の該当箇所をまとめる。
180分
第15回
授業内容
まとめ
事後学習
【事後学習】
授業内容についてレジュメをまとめ、内容を理解する。
障害児保育の講義の中で学んだ課題について整理を行う。
90分

フィードバック
授業のはじめに前回の課題の振り返りを行う。
評価方法および評価の基準
課題提出(20%)、筆記試験(80%)とし、総合評価60点以上を合格とする。
到達目標1. 課題提出(5%/20%)、筆記試験(20%/80%)
到達目標2. 課題提出(5%/20%)、筆記試験(20%/80%)
到達目標3. 課題提出(5%/20%)、筆記試験(20%/80%)
到達目標4. 課題提出(5%/20%)、筆記試験(20%/80%)

教科書
書名
著者
出版社
ISBN
備考
特別支援教育・障害児保育入門
咲間まり子編著
建帛社
978-4-7679-5125-6
推薦書・参考文献
【推薦書】【参考図書】
必要なものは授業内で紹介する。

履修上の助言、教員からのメッセージ
この科目は、保育施設を含む児童福祉施設に勤務する保育士・児童指導員等の基本となる科目であるので、しっかりと授業に臨むこと。
講義内容を向上させる意味で、受講回数の順序や内容を変更する場合がある。