教員名 : 大山 博幸
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科目名
相談援助演習Ⅱ 1Aクラス
担当教員名
大山 博幸
ナンバリング
NDb1025
学科
2024年度 大学 人間生活学部 人間福祉学科 介護コース 2年/2024年度 大学 人間生活学部 人間福祉学科 こどもコース 2年/2020〜2023年度 大学 人間生活学部 人間福祉学科 社福・介護コース 2年/2020〜2023年度 大学 人間生活学部 人間福祉学科 社福・保育コース 2年
学年
2年
開講期
2023年度前期
授業形態
演習
単位数
1単位
実務経験の有無
有
実務経験および科目との関連性
福祉相談職及びソーシャルワーカーとしての実務経験あり
ねらい
①科目の性格
本科目は、社会福祉士養成課程の科目であり学科専門選択科目である。ソーシャルワークを実施できる技術を習得するための演習科目であり、ソーシャルワークの知識・技術を身につけることに関連する。ソーシャルワーク論や他の相談演習に関連する。
②科目の概要
ソーシャルワークにおける基本的なコミュニケーション技術及び面接技術を習得することをねらいとする。対人コミュニケーションに関する諸理論や考えを理解する。グループワークの理論を理解しレクリエーションやSST等のプログラムを実際に実施できる。
③授業の方法(ALを含む)
講義、体験的ワーク、ミニレポート、ロールプレイの形態を用いる。
レポート/プレゼンテーション/ロールプレイ・模擬授業
④到達目標
到達目標1:対人コミュニケーションを体験的しその経験を記述することができる。
到達目標2:傾聴を中心とした基本的な面接技術を使用することができる。 到達目標3:レクリエーションやSST等のグループワークを計画、実施することができる。 ⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
ND①-3 専門的援助関係の基本的理解と形成/ND②-4 体験の意味付けと表現/ND③-2 専門的援助関係の体験的理解と自己覚知
第1回
事前学習
相談援助演習Ⅰで学んだ内容をまとめ記述してみよう。
45分
授業内容
授業オリエンテーション
事後学習・次回事前学習
事後学習:自分自身の対人コミュニケーション上の課題について意識し、その課題解決や達成に向けて取り組むべきことを挙げ、それらを文章で表現してみよう。
次回事前学習:非言語コミュニケーション形態にはどのようなものがあるのか挙げまとめてみよう。 90分
第2回
授業内容
対人コミュニケーションの理論と技術1:情報理論、マインドフルネス瞑想【ディスカッション】
事後学習・次回事前学習
事後学習:授業で学んだマインドフルネス瞑想を自宅でも行い実感した効果について文章で表現してみよう。
次回事前学習:「本音と建て前」とはどういう意味か、日常生活のなかで架空の事例場面を想像しつつ挙げて文章で説明してみよう。 90分
第3回
授業内容
対人コミュニケーションの理論と技術2:コミュニケーション語用論から【ディスカッション】
事後学習・次回事前学習
事後学習:利用者の表出された言葉の裏にある思いをくみ取るためにはどのような手立てが必要と思うか、自分がこれから行う実習場面を想像しつつ書いてみよう。
次回事前学習:普段の日常生活で自分の発話する声の調子はどのようなものか、意識してみよう。そこで気づいた癖や傾向について文章で表現しておこう。 90分
第4回
授業内容
対人コミュニケーションの理論と技術3:情動調律からのヒント【ロールプレイ】
事後学習・次回事前学習
事後学習:自宅や日常で他者のとコミュニケーションの際、自分の声の調子が情動調律としてどのように表現されているかを意識し、気づいたことを文章でまとめてみよう。
次回事前学習:カウンセリングトレーニングにおける知見であるSOLERについて調べまとめておくこと。 90分
第5回
授業内容
基本的面接技術:位置、距離、基本姿勢(SOLER、かかわり行動)【ロールプレイ】
事後学習・次回事前学習
事後学習:日常生活で他者とコミュニケーションするときの自分自身の非言語行動に関して意識を向け、任意の場面を3つ挙げその状況について記述すること。
次回事前学習:次回の授業に対応したマイクロカウンセリングにおける基本的な技法について調べまとめておくこと。 90分
第6回
授業内容
基本的面接技術2:相槌、最小限の励まし、適切な質問【ロールプレイ】
事後学習・次回事前学習
事後学習:今回の授業で学んだスキルを日常生活で使用することを試み、その任意の3つの場面について、記述してみよう。
次回事前学習:次回の授業に対応したマイクロカウンセリングにおける基本的な技法について調べまとめておくこと。 90分
第7回
授業内容
基本的面接技術3:反映技法、応答技法【ロールプレイ】
事後学習・次回事前学習
事後学習:今回の授業で学んだスキルを日常生活で使用することを試み、その任意の3つの場面について、記述してみよう。
次回事前学習:次回の授業に対応したマイクロカウンセリングにおける基本的な技法について調べまとめておくこと。 90分
第8回
授業内容
基本的面接技術4:問題の明確化、焦点化、面接の構造化【ロールプレイ】
事後学習・次回事前学習
事後学習:今回の授業で学んだスキルを日常生活で使用することを試み、その任意の3つの場面について、記述してみよう。
次回事前学習:次回の授業に対応したマイクロカウンセリングにおける基本的な技法について調べまとめておくこと。 90分
第9回
授業内容
基本的面接技術5:事例を通した面接技術の理解:傾聴でやっていはいけない3つの応答、トライアッドによる面接練習【ディスカッション】【ロールプレイ】
事後学習・次回事前学習
事後学習:インテークでの面接場面事例を架空に想像しながら、そのスクリプトを書いてみよう。その際スクリプトに面接技術を意識して使用し書き込んでみよう。
次回事前学習:グループワークの理論について整理しておこう。 90分
第10回
授業内容
グループワークの理論とその実施:目的、過程、形態
グループワーク体験例:トーキングサークル 事後学習・次回事前学習
事後学習:トーキングサークル体験の振りかえりをする。
次回事前学習:グループワーク実施の準備。 90分
第11回
授業内容
グループワーク模擬実施準備:グループごとによる作業、シミュレーション等
事後学習・次回事前学習
事後学習:グループワーク実施の準備。
次回事前学習:グループワーク実施の準備。 90分
第12回
授業内容
グループワーク模擬実施準備:グループごとによる作業、シミュレーション等
事後学習・次回事前学習
事後学習:グループワーク実施の準備。
次回事前学習:グループにおいて、グループワーク計画書を作成しておくこと。 90分
第13回
授業内容
グループワーク模擬実施:2グループ。
事後学習・次回事前学習
事後学習:グループワーク実施体験に関する振り返りレポートの作成。
次回事前学習:グループにおいて、グループワーク計画書を作成しておくこと。 90分
第14回
授業内容
グループワーク模擬実施:2グループ
事後学習・次回事前学習
事後学習:グループワーク実施体験に関する振り返りレポートの作成。
次回事前学習:最終レポートを作成しプレゼンテーションの準備をしておくこと。 90分
第15回
授業内容
最終レポートプレゼンテーションとまとめ【プレゼンテーション】
事後学習
事後学習:すべての授業回で学んだことを整理する
45分
フィードバック
授業中に行ったミニレポート記述、模擬面接のリフレクション記述は、授業内にフォードバックする。
評価方法および評価の基準
各授業回に指示するミニレポート課題の取り組み(50%)と最終レポート課題(50%)で評価し、60点以上を合格とする。
到達目標1:対人コミュニケーションを体験的しその経験を記述することができる。ミニレポート(10%/50%) 到達目標2:傾聴を中心とした基本的な面接技術を使用することができる。ミニレポート(10%/50%)最終レポート(25%/50%) 到達目標3:レクリエーションやSST等のグループワークを計画、実施することができる。ミニレポート(グループワーク計画書含む)(30%/50%)、最終レポート(25%/50%) 教科書
推薦書・参考文献
【推薦書】アイビイ『マイクロカウンセリング』川島書店、イーガン『カウンセリングテキスト』創元社
履修上の助言、教員からのメッセージ
ソーシャルワークの基本的スキルは、よみとり、かかわり、振り返り、と言われており、いずれも自己覚知に基づいて使用されます。この授業では対人援助の基本的なセンス(感性)を身につけていくことも大切にします。
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