シラバス情報

科目名
機能性評価論実験Ⅰ (13:00〜16:10)
担当教員名
中村 禎子
ナンバリング
NCd3008
学科
2020〜2024年度 大学 人間生活学部 食品開発学科 3年
学年
3年
開講期
2023年度後期
授業形態
実験
単位数
2単位

実務経験の有無
実務経験および科目との関連性

ねらい
①科目の性格
機能性評価論実験Ⅰは、食の安全・安心と機能性の領域に関する専門の選択科目である。食品機能学と機能性評価論で修得した知識と技術を基礎とし、食品の機能性の科学的評価に関する項目を実験的に理解する。
②科目の概要
機能性評価論演習は、食品機能学と機能性評価論で学修する内容と連動し、科学的根拠の評価方法、リスク分析の方法に従って、実験を実施する。
食品成分の機能性探求では、酵素活性への阻害の理解は重要である。本実験では、酵素反応速度論を実験によって学習し、将来、機能性探求を行う場合に行かせる基礎知識と基本技術を習得する。
③授業の方法(ALを含む)
実験の実施
レポート、プレゼンテーション
レポート/プレゼンテーション
④到達目標
1.  食品の三次機能の評価方法について科学的根拠となる結果を得る実験方法を修得する。。
2.実験の目的、適正な方法、手続き、結果の記述と考察の方法を修得する。
⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
NC②-1 論理的思考・判断力/NC③-1 食に関わる主体的・継続的学修

第1回
事前学習
シラバスをよく読んでおく。
45分
授業内容
食品の機能性評価論実験Ⅰの入門編
ガイダンス、実験の諸注意事項
実験内容の説明「酵素」



事後学習・次回事前学習
実験の目的を復習する。
実験に必要な試薬の調製方法を予習し、必要な計算をする。
90分
第2回
授業内容
実験に必要な試薬の調製
実験ノートの記載と点検

 
事後学習・次回事前学習
実験ノートの見直しと修正を行う。
次回の実験の準備に必要な事項をまとめる。
90分
第3回
授業内容
反応のための酵素の適正濃度と反応時間の決定
実験ノートの記載と点検
事後学習・次回事前学習
実験ノートの見直しと修正を行う。
次回の実験の準備に必要な事項をまとめる。
90分
第4回
授業内容
基質特異性の実験
実験ノートの記載と点検
事後学習・次回事前学習
実験ノートの見直しと修正を行う。
次回の実験の準備に必要な事項をまとめる。
90分
第5回
授業内容
酵素反応速度論と阻害の実験
実験ノートの記載と点検

事後学習・次回事前学習
実験ノートの見直しと修正を行う。
生体の酵素について調べる。
90分
第6回
授業内容
実験データをまとめ、以下についてのプレゼンテーションの準備を行う。

生体の酵素の特徴
酵素反応速度論の実験
阻害実験
事後学習・次回事前学習
プレゼンテーションの内容について復習する。
プレゼンテーションの準備をする。
90分
第7回
授業内容
以下についてのプレゼンテーションを行う。

生体の酵素の特徴
酵素反応速度論の実験
阻害実験

レポート
事後学習・次回事前学習
プレゼンテーション内容の復習をする。
次回の実験について予習する。
90分
第8回
授業内容
実験の説明と準備
 「生体の応答を実験で学ぶ」
 
事後学習・次回事前学習
実験ノートの見直しと修正を行う。
次回の実験の準備に必要な事項をまとめる。
90分
第9回
授業内容
生体の反応実験
 経口投与後の血液生化学指標測定のためのサンプル調製、及び試薬調製
 または、試験管を用いた酵素反応実験

実験ノートの記載と点検
事後学習・次回事前学習
実験ノートの見直しと修正を行う。
次回の実験の準備に必要な事項をまとめる。
90分
第10回
授業内容
血液生化学指標の測定① 糖代謝や脂質代謝に関連する指標

実験ノートの記載と点検
事後学習・次回事前学習
実験ノートの見直しと修正を行う。
次回の実験の準備に必要な事項をまとめる。
90分
第11回
授業内容
血液生化学指標の測定のまとめ
 糖代謝や脂質代謝に関連する指標と機能性評価のまとめ

 プレゼンテーションの準備
事後学習・次回事前学習
実験ノートの見直しと修正を行う。
プレゼンテーションの準備をする。
90分
第12回
授業内容
プレゼンテーション
血液生化学指標の測定のまとめ
 糖代謝や脂質代謝に関連する指標と機能性評価のまとめ

レポート
事後学習・次回事前学習
実験ノートの見直しと修正を行う。
次回の実験の準備に必要な事項をまとめる。
90分
第13回
授業内容
細胞を用いた実験
 実験の目的をまとめる。
 実験に必要な試薬類を準備する。
事後学習・次回事前学習
実験ノートの見直しと修正を行う。
次回の実験の準備に必要な事項をまとめる。
90分
第14回
授業内容
細胞を用いた実験を実施する。

実験ノートの記載と点検。
事後学習・次回事前学習
細胞を用いた実験について復習する。

総括のための復習をする。
90分
第15回
授業内容
機能性評価の実験についての総括
レポート
事後学習
食品の機能性に関心を持ち、調査を継続し、科学的な思考力を修得するよう努める。
45分

フィードバック
授業内課題、プレゼンテーションに対する回答を行う。
評価方法および評価の基準
1.DP②-1 論理的思考・判断力:実験の目的を理解し、適切な実験方法を学び、実験技術を修得する。実験への取り組み・課題20% プレゼンテーション20% 試験(レポートを含む)10%
2.NC③-1 食に関わる主体的・継続的学修:実験の目的を理解し、適切に考察できる。 実験への取り組み・課題20% プレゼンテーション20% 試験(レポートを含む)10%
実験ノート・課題40% プレゼンテーション40% 試験(レポートを含む)20%として、総合的に評価する。
総合評価点を60%以上取得した場合に単位を取得できる。

教科書
書名
著者
出版社
ISBN
備考
教科書は指定しない。その都度資料を配布する。
推薦書・参考文献
その都度提示する。

履修上の助言、教員からのメッセージ