シラバス情報

科目名
機能性評価論演習
担当教員名
中村 禎子
ナンバリング
NCd3007
学科
2020〜2024年度 大学 人間生活学部 食品開発学科 3年
学年
3年
開講期
2023年度前期
授業形態
演習
単位数
2単位

実務経験の有無
実務経験および科目との関連性

ねらい
①科目の性格
機能性評価論演習は、食の安全・安心と機能性の領域に関する専門の選択科目である。食品機能学と機能性評価論で修得した知識と技術を基礎とし、食品の機能性の科学的評価に関する考え方、基礎知識、方途を具体的に演習して習得する。
②科目の概要
機能性評価論演習は、食品機能学と機能性評価論で学修する内容と連動し、科学的根拠の評価方法、リスク分析の方法に従って、主として三次機能の科学的評価方法を具体的に演習して修得する。
実際に販売されている食品を教材とし、消費者庁HPや企業HPを読みながら、課題を見つけ、解決の方途を探る。
また、実際の食品の表示を見ながら、食品表示について基礎知識を習得し、食品に表示された機能性のメカニズムを理解する。
③授業の方法(ALを含む)
講義、調査のほか、学生が自ら調べてプレゼンテーションする機会を設ける。
授業内課題(リアクションペーパー・レポート)を課し、フィードバックする。
リアクションペーパー/レポート/プレゼンテーション
④到達目標
1. 食品の三次機能の評価方法と表示について科学的根拠に基づいた情報を収集することができる。
2. 食品の機能性にかかる情報を把握し、問題点などを整理し、論点整理ができる。
⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
NC①-1 食に関する基礎知識、ビジネスに関する専門的知識/NC②-1 論理的思考・判断力

第1回
事前学習
シラバスをよく読んでおく。
90分
授業内容
食品の機能性評価論演習の入門編
ガイダンス、演習の方法についての解説、食品機能学の要点復習。
リアクションペーパー


事後学習・次回事前学習
栄養機能食品、その他の健康食品について復習する。
科学的根拠に基づいた情報を収集する。
180分
第2回
授業内容
機能性を表示した食品を見ながら、収集した情報について問題点や課題をまとめる。
「科学的根拠に基づく」とは何かを、実際に調べる。


 
事後学習・次回事前学習
栄養機能食品についてまとめた問題点や課題を復習する。
自ら、問題点や課題に対する現状を把握する。
180分
第3回
授業内容
機能性を表示した食品を見ながら、収集した情報について問題点や課題をまとめる。
「科学的根拠に基づく」とは何かを、実際に調べる。
事後学習・次回事前学習
論点整理を復習する。
どのように現状分析ができるか方途を調べる。
その他の健康食品の現状を観察する。
180分
第4回
授業内容
機能性を表示した食品を見ながら、収集した情報について問題点や課題をまとめる。
「科学的根拠に基づく」とは何かを、実際に調べる。

事後学習・次回事前学習
その他の健康食品についてまとめた問題点や課題を復習する。
自ら、問題点や課題に対する現状を把握する。
180分
第5回
授業内容
機能性を表示した食品を見ながら、収集した情報について問題点や課題をまとめる。
「科学的根拠に基づく」とは何かを、実際に調べる。
事後学習・次回事前学習
その他の健康食品の論点を復習する。
法的根拠のある健康食品とその他の健康食品について、行政の発信や問題点への対応を調べる。
180分
第6回
授業内容
「科学的根拠に基づく」とは何かを、実際に調べる。
事後学習・次回事前学習
法的根拠のある健康食品とその他の健康食品について、行政の発信や問題点への対応を復習する。
法的根拠のある健康食品とその他の健康食品について、健康被害の状況を調べる。
180分
第7回
授業内容
以下についての情報をまとめる。
法的根拠のある健康食品とその他の健康食品について、行政の発信や問題点への対応。
法的根拠のある健康食品とその他の健康食品について、健康被害の状況。
事後学習・次回事前学習
授業でまとめた内容について復習する。
法的根拠のある健康食品とその他の健康食品について、健康被害の状況を自分でも調べる。
180分
第8回
授業内容
プレゼンテーションと討論
法的根拠のある健康食品とその他の健康食品について、行政の発信や問題点への対応。
法的根拠のある健康食品とその他の健康食品について、健康被害の状況。

リアクションペーパ−
 
事後学習・次回事前学習
プレゼンテーションの内容を復習する。
プレゼンテーションの内容について、自分自身でも調べる。

機能性表示食品を調べる。
180分
第9回
授業内容
「科学的根拠に基づく」とは何かを、実際に調べる。

事後学習・次回事前学習
機能性表示食品の中から数個を選択し、開示されている情報をまとめる。
自分以外の学生が調べた情報について、自らも調べる。
180分
第10回
授業内容
機能性表示食品の中から数個を選択し、開示されている情報について論点整理する。「科学的根拠に基づく」とは何かを、実際に調べる。
プレゼンテーションの準備
事後学習・次回事前学習
機能性表示食品の中から数個を選択し、開示されている情報について論点整理を復習する。
自分自身の意見を考える。
180分
第11回
授業内容
機能性表示食品の中から数個を選択し、開示されている情報をまとめたものを発表する。
プレゼンテーション
リアクションペーパー
事後学習・次回事前学習
発表について自分自身の意見をまとめる。
授業内に指示する資料を読む。
180分
第12回
授業内容
機能性評価におけるin vitro実験計画書の作成方法を修得する。
事後学習・次回事前学習
機能性評価におけるin vitro実験計画書の作成方法を復習する。
自分自身で計画書を作成してみる。
180分
第13回
授業内容
機能性評価におけるin vitro実験計画書の作成し、発表する。
プレゼンテーション
リアクションペーパー
事後学習・次回事前学習
他の学生の発表を参考にして、実験計画書の要点について復習する。
授業内に指示する資料を読んでおく。
180分
第14回
授業内容
機能性評価におけるヒト試験の試験方法を修得する。
事後学習・次回事前学習
機能性評価におけるヒト試験の試験方法を復習する。
これまでの演習で学んだことを復習し、次の演習での総括に備える。
180分
第15回
授業内容
機能性評価におけ情報収集や各試験方法について総括する。
レポート
事後学習
食品の機能性に関心を持ち、調査を継続し、科学的な思考力を修得するよう努める。
90分

フィードバック
授業内課題、プレゼンテーションに対する回答を行う。
評価方法および評価の基準
1. DP①-1 食に関する基礎知識、ビジネスに関する専門的知識:食品の三次機能の評価方法と表示について科学的根拠に基づいた情報を収集することができる。 演習への取り組み20% プレゼンテーション20% 試験(レポートを含む)10%
2. DP②-1 論理的思考・判断力食品の機能性にかかる情報を把握し、問題点などを整理し、論点整理ができる。 演習への取り組み20% プレゼンテーション20% 試験(レポートを含む)10%
演習への取り組み40% プレゼンテーション40% 試験(レポートを含む)20%として、総合的に評価する。
総合評価点を60%以上取得した場合に単位を取得できる。

教科書
書名
著者
出版社
ISBN
備考
教科書は指定しない。その都度資料を配布する。
推薦書・参考文献
その都度提示する。

履修上の助言、教員からのメッセージ