シラバス情報

科目名
食品免疫学実験Ⅱ (13:00〜16:10)
担当教員名
辻 典子
ナンバリング
NCd4003
学科
2020〜2024年度 大学 人間生活学部 食品開発学科 4年
学年
4年
開講期
2023年度前期
授業形態
実験
単位数
2単位

実務経験の有無
実務経験および科目との関連性
2020年度まで国立研究開発法人 産業技術総合研究所において粘膜免疫、食品免疫の研究に従事してきた。2014年に日本食品免疫学会賞を受賞している。

ねらい
①科目の性格
免疫は“疫を免れる”ためのシステムであるため健康な時、未病段階の時こそうまく調節することが大事であり、日常生活の中で免疫機能を維持増進するためのテクノロジーが有効と考えられる.。本科目では免疫調節食品の開発に向けてのin vitro免疫細胞機能評価法と、in vivo評価法についての実験手法を習得する。




②科目の概要
食品/腸内微生物や食品成分が免疫細胞にはたらきかけるプロセスを計測することにより、腸管免疫機能が調節される仕組みについて実験を通した理解を深める。ウィズコロナ、アフタコロナの新しい生活様式における食品開発、免疫機能を維持増進する暮らし方の提案を可能とする技術の習得を目的としている。



③授業の方法(ALを含む)
食品微生物を含む食品成分の免疫細胞賦活について実習を行う。自然免疫、獲得免疫の評価系(in vitro、in vivo)を用いるとともに、生体側の免疫マーカーとしての各種細胞活性などフローサイトメトリーやELISA法を中心とした計測を実施する。

実技、実験/レポート
④到達目標
1.基本的実験装置、器具、試薬の取り扱いについて習得する。
2.種々の試験項目の意義、原理について理解を深める。
3.得られたデータの的確なとりまとめ、解析法について理解する。
4.食品の安全性、健全性を評価する手法についての理解を深め、応用の力をつける。
⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
NC①-2 食品分析技術、加工技術/NC②-1 論理的思考・判断力/NC③-1 食に関わる主体的・継続的学修

第1回
事前学習
食品免疫学(座学)の内容を復習し、理解を深めておく。
90分
授業内容
レポーター細胞を用いたT細胞活性評価法
事後学習・次回事前学習
【事前予習】該当する実験内容の範囲を読み、実験手順をメモしておく。関連事項について調査し、実験内容をよく理解しておく。
【事後学修】レポートを提出する。実験の原理・意義など学習内容の背景を理解/考察し、自分の言葉として記載すること。
180分
第2回
授業内容
生細胞蛍光染色色素を用いたT細胞増殖試験
事後学習・次回事前学習
【事前予習】該当する実験内容の範囲を読み、実験手順をメモしておく。関連事項について調査し、実験内容をよく理解しておく。
【事後学修】レポートを作成する。実験の原理・意義など学習内容の背景を理解/考察し、自分の言葉として記載すること。
180分
第3回
授業内容
さまざまな機能を持つT細胞の計測-1(フローサイトメトリー)
    
事後学習・次回事前学習
【事前予習】該当する実験内容の範囲を読み、実験手順をメモしておく。関連事項について調査し、実験内容をよく理解しておく。
【事後学修】レポートを提出する。実験の原理・意義など学習内容の背景を理解/考察し、自分の言葉として記載すること。
180分
第4回
授業内容
さまざまな機能を持つT細胞の計測-2(フローサイトメトリー)
事後学習・次回事前学習
【事前予習】該当する実験内容の範囲を読み、実験手順をメモしておく。関連事項について調査し、実験内容をよく理解しておく。
【事後学修】レポートを作成する。実験の原理・意義など学習内容の背景を理解/考察し、自分の言葉として記載すること。
180分
第5回
授業内容
抗原提示細胞の活性評価法(貪食能の測定)
事後学習・次回事前学習
【事前予習】該当する実験内容の範囲を読み、実験手順をメモしておく。関連事項について調査し、実験内容をよく理解しておく。
【事後学修】レポートを提出する。実験の原理・意義など学習内容の背景を理解/考察し、自分の言葉として記載すること。
180分
第6回
授業内容
抗原提示細胞の活性評価法(活性化マーカーの測定)
事後学習・次回事前学習
【事前予習】該当する実験内容の範囲を読み、実験手順をメモしておく。関連事項について調査し、実験内容をよく理解しておく。
【事後学修】レポートを作成する。実験の原理・意義など学習内容の背景を理解/考察し、自分の言葉として記載すること。
180分
第7回
授業内容
抗原(食物アレルゲン)特異的免疫応答−1(皮下免疫実験)
   
事後学習・次回事前学習
【事前予習】該当する実験内容の範囲を読み、実験手順をメモしておく。関連事項について調査し、実験内容をよく理解しておく。
【事後学修】レポートを提出する。実験の原理・意義など学習内容の背景を理解/考察し、自分の言葉として記載すること。
180分
第8回
授業内容
抗原(食物アレルゲン)特異的免疫応答−2(リンパ球調製と細胞増殖試験)
事後学習・次回事前学習
【事前予習】該当する実験内容の範囲を読み、実験手順をメモしておく。関連事項について調査し、実験内容をよく理解しておく。
【事後学修】レポートを提出する。実験の原理・意義など学習内容の背景を理解/考察し、自分の言葉として記載すること。
180分
第9回
授業内容
抗原(食物アレルゲン)特異的血清中抗体量の計測
事後学習・次回事前学習
【事前予習】該当する実験内容の範囲を読み、実験手順をメモしておく。関連事項について調査し、実験内容をよく理解しておく。
【事後学修】レポートを提出する。実験の原理・意義など学習内容の背景を理解/考察し、自分の言葉として記載すること。
180分
第10回
授業内容
脾臓、腸管組織の細胞調製方法、 In vitro抗体産生試験
事後学習・次回事前学習
【事前予習】該当する実験内容の範囲を読み、実験手順をメモしておく。関連事項について調査し、実験内容をよく理解しておく。
【事後学修】レポートを作成する。実験の原理・意義など学習内容の背景を理解/考察し、自分の言葉として記載すること。
180分
第11回
授業内容
腸管上皮細胞の培養と解析
事後学習・次回事前学習
【事前予習】該当する実験内容の範囲を読み、実験手順をメモしておく。関連事項について調査し、実験内容をよく理解しておく。
【事後学修】レポートを提出する。実験の原理・意義など学習内容の背景を理解/考察し、自分の言葉として記載すること。
180分
第12回
授業内容
腸炎モデル-1(炎症の評価法)
事後学習・次回事前学習
【事前予習】該当する実験内容の範囲を読み、実験手順をメモしておく。関連事項について調査し、実験内容をよく理解しておく。
【事後学修】レポートを提出する。実験の原理・意義など学習内容の背景を理解/考察し、自分の言葉として記載すること。
180分
第13回
授業内容
腸炎モデル−2(食品成分による炎症の抑制効果)
事後学習・次回事前学習
【事前予習】該当する実験内容の範囲を読み、実験手順をメモしておく。関連事項について調査し、実験内容をよく理解しておく。
【事後学修】レポートを作成する。実験の原理・意義など学習内容の背景を理解/考察し、自分の言葉として記載すること。
180分
第14回
授業内容
腸炎モデル−3(腸内免疫細胞と腸内代謝産物解析)
事後学習・次回事前学習
【事前予習】該当する実験内容の範囲を読み、実験手順をメモしておく。関連事項について調査し、実験内容をよく理解しておく。
【事後学修】レポートを作成する。実験の原理・意義など学習内容の背景を理解/考察し、自分の言葉として記載すること。
180分
第15回
授業内容
試験(課題)
事後学習
【事後学修】レポートを提出する。実験の原理・意義など学習内容の背景を理解/考察し、自分の言葉として記載すること。
180分

フィードバック
提出された実験レポートに対しては、その内容をチェックし、計算間違い、実験原理の理解等大きな誤りがあるものなどにはコメントを付して返還し、修正・再提出を求める。
評価方法および評価の基準
評価を受けるためには3分の2以上の出席および全てのレポートの提出が必要である。それを満たせない場合、評価はDとなる。出席20%、実験レポート60%、試験(課題)20%により評価を行う。

教科書
推薦書・参考文献

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