教員名 : 辻 典子
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科目名
食品免疫学
担当教員名
辻 典子
ナンバリング
NCd3004
学科
2020〜2024年度 大学 人間生活学部 食品開発学科 3年
学年
3年
開講期
2023年度前期
授業形態
講義
単位数
2単位
実務経験の有無
有
実務経験および科目との関連性
消化管における微生物との相互作用の解明ならびに生体防御の観点から食品の安全性/機能性の評価を推進している。微生物の生態、およびそれらとの排除/共生を規定するヒトの免疫機能を理解すること、食品成分が免疫細胞機能を制御すること、について知見を有している。
ねらい
①科目の性格
ウイズコロナ、アフタコロナの生活の中では、免疫機能を維持増進する生活デザインに大きな注目が集まっている。腸管および全身の免疫機能は小腸で高まることが知られており、プロバイオティクスによる腸内環境の改善や、食物のもつ免疫賦活機能、あるいは食生活から健全な腸内細菌叢を維持する技術など、毎日を健やかに過ごすための食品の開発や食生活のデザインは、以前にも増して世界的に求められる社会背景となっている。
②科目の概要
腸は体の免疫細胞の過半数が集まって機能を高めている場所であり、本来体に備わっている自然治癒力を高めるためには、毎日の食事による腸管の健康維持が大切であることを学ぶ。また、腸内細菌との共生の意義や免疫機能の調節に重要な食品微生物や食品成分のはたらきに関する情報を学び、それらを個々人の生活の向上に役立てるための食品開発や食生活デザインの方法論を修得する。
③授業の方法(ALを含む)
パワーポイントで作成した資料と参考資料内容を解説することにより、食品免疫に関連する課題と解決法の理解が深まるようにする。講義テーマに関する小課題(レポート)を授業時間外の課題として実施し提出を求める(期間中に数回)。
リアクションペーパー/レポート
④到達目標
1. 免疫機能に関する基礎的な知識と免疫機能調節の技術について説明することができる。
2. ライフステージや生活背景に応じた食生活について、食品免疫学の情報をもとに設計や説明をすることができる。 3. 保健機能食品を含む食品の開発に向けて必要な情報を理解し、説明することができる。 ⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
NC①-2 食品分析技術、加工技術/NC②-1 論理的思考・判断力/NC③-1 食に関わる主体的・継続的学修
第1回
事前学習
授業内容について配布資料を参照しながら復習する。
配布資料を読み、疑問点等を整理しておく。 90分
授業内容
食品の意義、栄養と免疫
事後学習・次回事前学習
授業内容について配布資料を参照しながら復習する。
配布資料を読み、疑問点等を整理しておく。 180分
第2回
授業内容
消化管の機能と健康
事後学習・次回事前学習
授業内容について配布資料を参照しながら復習する。
配布資料を読み、疑問点等を整理しておく。 180分
第3回
授業内容
免疫のはたらき(自然免疫と獲得免疫)
事後学習・次回事前学習
授業内容について配布資料を参照しながら復習する。
配布資料を読み、疑問点等を整理しておく。 180分
第4回
授業内容
免疫が関わる病気
事後学習・次回事前学習
授業内容について配布資料を参照しながら復習する。
配布資料を読み、疑問点等を整理しておく。 180分
第5回
授業内容
腸内細菌と免疫機能
事後学習・次回事前学習
授業内容について配布資料を参照しながら復習する。
配布資料を読み、疑問点等を整理しておく。 180分
第6回
授業内容
食と腸内環境 / 腸内細菌叢と疾患
事後学習・次回事前学習
授業内容について配布資料を参照しながら復習する。
配布資料を読み、疑問点等を整理しておく。 180分
第7回
授業内容
免疫機能の評価法(自然免疫)
事後学習・次回事前学習
授業内容について配布資料を参照しながら復習する。
配布資料を読み、疑問点等を整理しておく。 180分
第8回
授業内容
免疫機能の評価法(獲得免疫)
事後学習・次回事前学習
授業内容について配布資料を参照しながら復習する。
配布資料を読み、疑問点等を整理しておく。 180分
第9回
授業内容
免疫機能を調節する食品・成分
事後学習・次回事前学習
授業内容について配布資料を参照しながら復習する。
配布資料を読み、疑問点等を整理しておく。 180分
第10回
授業内容
食品の免疫調節作用(メカニズム)
事後学習・次回事前学習
授業内容について配布資料を参照しながら復習する。
配布資料を読み、疑問点等を整理しておく。 180分
第11回
授業内容
保健機能食品に関する制度と現状
事後学習・次回事前学習
授業内容について配布資料を参照しながら復習する。
配布資料を読み、疑問点等を整理しておく。 180分
第12回
授業内容
食物アレルギーとその対策
事後学習・次回事前学習
授業内容について配布資料を参照しながら復習する。
配布資料を読み、疑問点等を整理しておく。 180分
第13回
授業内容
ライフステージと食品免疫
事後学習・次回事前学習
授業内容について配布資料を参照しながら復習する。
配布資料を読み、疑問点等を整理しておく。 180分
第14回
授業内容
腸脳相関、腸-多臓器連関(免疫恒常性)
事後学習・次回事前学習
授業内容について配布資料を参照しながら復習する。
配布資料を読み、疑問点等を整理しておく。 180分
第15回
授業内容
まとめ、試験
事後学習
期間を通した授業内容について配布資料を参照しながら復習する。
180分
フィードバック
提出されたレポートに対しては、その内容をチェックし、理解に大きな誤りがあるものなどにはコメントを付して返還し、修正・再提出を求める。
評価方法および評価の基準
評価を受けるためには3分の2以上の出席および全てのレポートの提出が必要である。それを満たせない場合、評価はDとなる。
出席20%、実験レポート80%により評価を行う。 教科書
推薦書・参考文献
食品免疫学事典(日本食品免疫学会編集)朝倉書店 SBN:978-4-254-43126-1 C3561
履修上の助言、教員からのメッセージ
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