シラバス情報

科目名
基礎微生物学
担当教員名
成谷 宏文
ナンバリング
NCC2008
学科
2020〜2024年度 大学 人間生活学部 食品開発学科 1年
学年
1年
開講期
2023年度前期
授業形態
講義
単位数
2単位

実務経験の有無
実務経験および科目との関連性

ねらい
①科目の性格
本科目は、食品開発学科の専門科目『食の科学』の領域に該当する必須科目であり、
食品衛生監視員および食品衛生管理者の任用資格取得に必要な微生物学の基礎知識を学ぶ。
②科目の概要
生活環境の中には多くの微生物が存在し、ヒトの生活に密接にかかわっている。最近は、微生物を利用
して食品や医薬品、化粧品などの有用物質を生産する技術も次々と開発され、われわれの生活にますます
欠かせないものとなっている。本科目は、これらを理解するために微生物の基本的知識:微生物の分類、
細胞の構造と機能、代謝生理、増殖とその制御などについて解説する。
③授業の方法(ALを含む)
授業は資料を配付し、PowerPointを使用する。授業内容の理解を助けるために、毎回授業の最初に前回の
講義内容に関する簡単な小テスト(疑問、質問の記入欄を含む)を行い【ミニテスト】、理解度が低い点
がある場合、解説を行う。【フィードバック】
ミニテスト
④到達目標
食品衛生監視員および食品衛生管理者の任用資格取得に必要な微生物学の基礎知識の習得を学習目標とする。
1. 微生物の分類・構造・代謝について説明できる。
2. 微生物の増殖とその制御について説明できる。
3. 微生物の遺伝子の構造・機能について説明できる。
4. 微生物の多様性(有用微生物と病原細菌)について説明できる。
5. 微生物のヒトとの関わりについて概説できる。
⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
NC①-1 食に関する基礎知識、ビジネスに関する専門的知識/NC②-1 論理的思考・判断力/NC③-1 食に関わる主体的・継続的学修

第1回
事前学習
学内ネットワークに開示してある講義スライドを事前に読むこと。
90分
授業内容
微生物学の歴史、微生物の種類(パスツール、コッホ、純粋培養、原核・真核生物、細菌・真菌・ウイルス)【ミニテスト】
事後学習・次回事前学習
配付パワーポイント資料、ノート等で復習する。
学内ネットワークに開示してある講義スライドを事前に読むこと。
180分
第2回
授業内容
微生物の細胞構造(細胞壁、細胞質膜、べん毛、芽胞)【ミニテスト】
事後学習・次回事前学習
配付パワーポイント資料、ノート等で復習する。
学内ネットワークに開示してある講義スライドを事前に読むこと。
180分
第3回
授業内容
微生物実験手法(グラム陽性菌・陰性菌、染色、培地、滅菌、同定と分類)【ミニテスト】
事後学習・次回事前学習
配付パワーポイント資料、ノート等で復習する。
学内ネットワークに開示してある講義スライドを事前に読むこと。
180分
第4回
授業内容
微生物の増殖・代謝(増殖曲線、世代時間、異化、同化、酸化、還元、呼吸、ATP)【ミニテスト】
事後学習・次回事前学習
配付パワーポイント資料、ノート等で復習する。
学内ネットワークに開示してある講義スライドを事前に読むこと。
180分
第5回
授業内容
微生物の遺伝子1(DNA・RNA、セントラルドグマ、複製、突然変異)【ミニテスト】
事後学習・次回事前学習
配付パワーポイント資料、ノート等で復習する。
学内ネットワークに開示してある講義スライドを事前に読むこと。
180分
第6回
授業内容
微生物の遺伝子2(転写、翻訳、遺伝子、オペロン、リボソーム、遺伝暗号)【ミニテスト】
事後学習・次回事前学習
配付パワーポイント資料、ノート等で復習する。
学内ネットワークに開示してある講義スライドを事前に読むこと。
180分
第7回
授業内容
まとめ1【ミニテスト】
事後学習・次回事前学習
配付パワーポイント資料、ノート等で復習する。
学内ネットワークに開示してある講義スライドを事前に読むこと。
180分
第8回
授業内容
菌類概論(酵母・カビ、構造、生活環)【ミニテスト】
事後学習・次回事前学習
配付パワーポイント資料、ノート等で復習する。
学内ネットワークに開示してある講義スライドを事前に読むこと。
180分
第9回
授業内容
ウイルス概論(分類・構造、レセプター、増殖過程、培養・検出法)【ミニテスト】
事後学習・次回事前学習
配付パワーポイント資料、ノート等で復習する。
学内ネットワークに開示してある講義スライドを事前に読むこと。
180分
第10回
授業内容
病原微生物(食中毒、HACCP・GAP、人獣共通感染症、日和見感染、病原性因子)【ミニテスト】
事後学習・次回事前学習
配付パワーポイント資料、ノート等で復習する。
学内ネットワークに開示してある講義スライドを事前に読むこと。
180分
第11回
授業内容
農業・畜産と微生物(土壌微生物、共生微生物、ルーメン・フローラ、微生物相の制御)【ミニテスト】
事後学習・次回事前学習
配付パワーポイント資料、ノート等で復習する。
学内ネットワークに開示してある講義スライドを事前に読むこと。
180分
第12回
授業内容
環境と微生物(物質・エネルギー循環、環境保全・浄化)【ミニテスト】
事後学習・次回事前学習
配付パワーポイント資料、ノート等で復習する。
学内ネットワークに開示してある講義スライドを事前に読むこと。
180分
第13回
授業内容
抗生物質と薬剤耐性菌【ミニテスト】
事後学習・次回事前学習
配付パワーポイント資料、ノート等で復習する。
学内ネットワークに開示してある講義スライドを事前に読むこと。
180分
第14回
授業内容
微生物の応用(発酵食品、工業製品、医薬品) 【ミニテスト】
事後学習・次回事前学習
配付パワーポイント資料、ノート等で復習する。
学内ネットワークに開示してある講義スライドを事前に読むこと。
180分
第15回
授業内容
まとめ2【ミニテスト】
事後学習
配付パワーポイント資料、ノート等で復習する。
90分

フィードバック
授業内容の理解を助けるために、毎回授業の最初に前回の講義内容に関する簡単な小テスト(疑問、質問の記入欄を含む)を行い【ミニテスト】、
理解度が低い点がある場合、解説を行う。【フィードバック】
評価方法および評価の基準
5つの到達目標の評価は、毎回の小テスト(平常点)計30%、中間・期末筆記テスト各35%(計70%)で行い、
総合評価60点以上を合格とする。

到達目標1 小テスト(平常点)5%/30%、中間筆記テスト 5/35%、期末筆記テスト 5/35%
到達目標2 小テスト(平常点)5%/30%、中間筆記テスト 5/35%、期末筆記テスト 5/35%
到達目標3 小テスト(平常点)5%/30%、中間筆記テスト 5/35%、期末筆記テスト 5/35%
到達目標4 小テスト(平常点)5%/30%、中間筆記テスト 5/35%、期末筆記テスト 5/35%
到達目標5 小テスト(平常点)10%/30%、中間筆記テスト 15/35%、期末筆記テス ト15/35%

教科書
書名
著者
出版社
ISBN
備考
使用しない。授業中にプリントを配布する。
推薦書・参考文献
扇元敬司 著「バイオのための 微生物基礎知識」 講談社 (2012)
別府輝彦 著「新・微生物学」講談社(2014)

履修上の助言、教員からのメッセージ
合格点に満たなかった場合は「再試験」を行う。