教員名 : 中村 禎子
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科目名
食品安全学基礎
担当教員名
中村 禎子
ナンバリング
NCC2005
学科
2020〜2023年度 大学 人間生活学部 食品開発学科 2年
学年
2年
開講期
2023年度前期
授業形態
講義
単位数
2単位
実務経験の有無
無
実務経験および科目との関連性
無
ねらい
①科目の性格
食品安全学基礎は、食の科学領域に設定されており、食品の安全・安心と機能性の専門科目を学ぶ基礎となる必修科目である。食品衛生管理者・食品衛生監視員の資格取得のために必修科目である。食品の開発に関わる際に最も根幹をなす食の安全性に関する考え方、基礎知識、方途を習得する。
②科目の概要
食品安全学基礎は、食品と食品をとりまく環境等のみならず、人間の生理学的特徴や生態系の課題、倫理について解説する。
③授業の方法(ALを含む)
講義、調査のほか、学生が自ら調べてプレゼンテーションする機会を設ける。
授業内課題を課し、フィードバックする。 リアクションペーパー/レポート/プレゼンテーション
④到達目標
1. 食の安全性は食品のみならず生態系や倫理観などの要因が関与していることを理解できる。
2. リスクの考えた方と対処方法を理解できる。 3. 食の安全性にかかる情報を把握し、問題点を整理できる。 ⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
NC①-1 食に関する基礎知識、ビジネスに関する専門的知識/NC②-1 論理的思考・判断力
第1回
事前学習
シラバスをよく読んでくる。
90分
授業内容
食品安全学基礎の入門編
食品はどう定義されているか。 食品の安全性を考えるときに、どこまで考えればよいか。 リアクションペーパ— 事後学習・次回事前学習
食品の定義を覚える。
食品の安全性にはどのようなことが関連するか整理する。 生態系と食物連鎖を復習する。 90分
第2回
授業内容
生態系における人間の活動と食の安全性
授業内課題(レポートを含む)・リアクションペーパ— 事後学習・次回事前学習
生態系と食物連鎖と人間の活動を整理する。
消化・吸収など代謝を復習する。 180分
第3回
授業内容
食の安全にかかわる人間の機能‐1
食べたものはどうなるか。 授業内課題(レポートを含む)・リアクションペーパ— 事後学習・次回事前学習
食の安全のために生体はどう働いているかを整理する。
生体防御と解毒作用を復習する。 180分
第4回
授業内容
食の安全にかかわる人間の機能‐2
生体の解毒作用と異物への対応 授業内課題(レポート)・リアクションペーパ— 事後学習・次回事前学習
食の安全と生体はどう働いているかを整理する。
生態系の復習をする。 180分
第5回
授業内容
食品の安全性と生態系の安全−環境(宇宙線を含む)
授業内課題(レポート)・リアクションペーパ— 事後学習・次回事前学習
環境とのかかわりを整理する。
農業や漁業では、どのような技術が開発されているか調べる。 180分
第6回
授業内容
食品の安全性と生態系の安全−自然と技術改革
授業内課題(レポート)・リアクションペーパ— 事後学習・次回事前学習
農業や漁業で用いられている技術と安全性について、考えをまとめる。
関心のある食品について加工・流通の過程を調べる。 180分
第7回
授業内容
食品の安全性−加工と流通
授業内課題(レポート)・リアクションペーパ— 事後学習・次回事前学習
食品の加工と流通の過程における安全性について気の付いたことをまとめる
実際に食品の売り場や店舗(倉庫を含む)に行って、安全性という観点から工夫している点や課題を整理する。 180分
第8回
授業内容
販売等における安全性
授業内課題(レポート)・リアクションペーパ— 事後学習・次回事前学習
販売における安全性について気の付いたことをまとめる。
食の安全性を考えるとき、どんなものに、どんなことに安心・安全を感じるか、考えてみる。 180分
第9回
授業内容
消費活動における安全性
授業内課題(レポート)・リアクションペーパ— 事後学習・次回事前学習
消費者として食の安全性について何が大切かまとめる。
「倫理」とはなにか、調べる。 180分
第10回
授業内容
倫理をまなぶ
授業内課題(レポート)・プレゼンテーション・リアクションペーパ— 事後学習・次回事前学習
食品開発学科に在籍し、食のプロフェッショナルになるために、自分自身の今の倫理観をまとめる。
なぜ、食の安全を脅かすことが起こるか、考える。 180分
第11回
授業内容
ゼロリスクの考え方とリスク分析
授業内課題(レポート)・プレゼンテーション・リアクションペーパ— 事後学習・次回事前学習
ゼロリスクの考え方を整理してまとめる。
食品安全委員会のHPをみる。 180分
第12回
授業内容
食品の表示
授業内課題(レポート)・プレゼンテーション・リアクションペーパ— 事後学習・次回事前学習
食品の表示についてまとめる。
実際の表示を見て工夫されている点や課題を整理する。 180分
第13回
授業内容
食品の表示にかかる法律の概要
食品の機能性と機能性の表示 法的根拠のある健康食品について 授業内課題(レポート)・プレゼンテーション・リアクションペーパ— 事後学習・次回事前学習
どのような法律があるか、その役割を整理する。
食品の表示について消費者庁のHPを見る。 180分
第14回
授業内容
まとめ
授業内課題(レポート)・プレゼンテーション・リアクションペーパ— 事後学習・次回事前学習
法的根拠のある健康食品について整理する。
最終回のまとめに備えて復習する。 180分
第15回
授業内容
まとめ 到達目標についての課題
授業内課題(レポートを含む)・リアクションペーパ— 事後学習
到達目標に対しての自己評価をする。
1. 食の安全性は食品のみならず生態系や倫理観などの要因が関与していることを理解できる。 2. ゼロリスクの考えた方と対処方法を理解できる。 3. 食の安全性にかかる情報を把握し、問題点を整理できる。 90分
フィードバック
授業内課題を返却して整理する。プレゼンテーションに対する評価を共有する。
評価方法および評価の基準
1.DP①-1 食に関する基礎知識、ビジネスに関する専門的知識 :食の安全性は食品のみならず生態系や倫理観などの要因が関与していることを理解できる。
授業内課題10% プレゼンテーション5% 試験(レポートを含む)10% 2.DP①-1 食に関する基礎知識、ビジネスに関する専門的知識 : ゼロリスクの考えた方と対処方法を理解できる。 授業内課題10% プレゼンテーション5% 試験(レポートを含む)10% 3. C②-1 論理的思考・判断力DP食の安全性にかかる情報を把握し、問題点を整理できる。 授業内課題10% プレゼンテーション5% 試験(レポートを含む)20% 授業内課題30% プレゼンテーション15% 試験(レポートを含む)55%とし、総合的に評価する。総合評価60%以上の場合に単位を取得できる。 教科書
書名
著者
出版社
ISBN
備考
教科書は使用しない。その都度資料を配布する。
推薦書・参考文献
その都度提示する。
履修上の助言、教員からのメッセージ
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