シラバス情報

科目名
食の定量分析実験 (13:00〜16:10)
担当教員名
渡辺 章夫
ナンバリング
NCC2003
学科
2020〜2023年度 大学 人間生活学部 食品開発学科 1年
学年
1年
開講期
2023年度後期
授業形態
実験
単位数
2単位

実務経験の有無
実務経験および科目との関連性
農水省登録検査機関で食品分析の実務経験のある教員がその経験を活かして「食の定量分析実験」を指導する。

ねらい
①科目の性格
本科目は、食品開発学科の専門科目「食の科学」の領域に該当する卒業要件必修科目であり、専門フードスペシャリスト・フードスペシャリストの資格の必修科目である。食品の一般成分の定量分析についての実験を通して、2年次履修「食品分析学実験」に必要な基礎知識と分析技術を習得する。
②科目の概要
「食品成分の化学」「食品の特性」「食の定性分析実験」において履修した内容について、実験を通してその理解をさらに深める。食品の一般成分である水分、灰分、たんぱく質、脂質、ビタミンなどの定量分析を行い、各食品成分の定量分析の手法および原理を知る。また、基本的な分析器具や機器の取り扱いについても修得する。
③授業の方法(ALを含む)
学生は主体的に実験を実施し、その内容を理解した上で実験レポートを提出する。また、課題やテストを定期的に実施し、グループディスカッションやプレゼンテーションの場を設け、学びを深める。
ミニテスト/リアクションペーパー/実技、実験/レポート/グループワーク/ディスカッション/プレゼンテーション
④到達目標
(1) 食品の定量分析を行う際の濃度計算法を理解し、算出方法を説明できる。
(2) 食品の定量分析の基礎技術を身につけ、適切に器具・機器を用いた食品の定量分析を行うことができる。
(3) 食品の定量分析の目的・方法を理解し、科学的根拠に基づいて結果を解釈し論理的に説明することができる。
⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
NC①-1 食に関する基礎知識、ビジネスに関する専門的知識/NC①-2 食品分析技術、加工技術/NC②-1 論理的思考・判断力

第1回
事前学習
[事前学習] 実験目的、実験方法(使用する器具・試薬等)について、配布テキスト、参考書で予習し、効率よく実験が進められるよう準備すること。
90分
授業内容
「食の定量分析実験」の概要と諸注意、実験室における安全性、実験ノートとレポートの書き方、食品成分表と公定法について【リアクションペーパー】【ミニテスト】
事後学習・次回事前学習
[事後学習] 今回の授業内容をよく整理すること。理解を深めるため、食品学の参考書、関連資料等でよく調査すること。
[次回事前学習] 次回の実験目的、実験方法(使用する器具・試薬等)について、配布テキスト、参考書で予習し、効率よく実験が進められるよう準備すること。
90分
第2回
授業内容
基本的な食の定量分析実験技術(実験器具・機器類の取り扱い、重量測定、容量測定、pH測定、試薬調製など)【リアクションペーパー】【ミニテスト】
事後学習・次回事前学習
[事後学習] 今回の授業内容をよく整理すること。理解を深めるため、食品学の参考書、関連資料等でよく調査すること。
[次回事前学習] 次回の実験目的、実験方法(使用する器具・試薬等)について、配布テキスト、参考書で予習し、効率よく実験が進められるよう準備すること。
90分
第3回
授業内容
食品成分の定量分析①(水分、灰分)【実験】【レポート】
事後学習・次回事前学習
[事後学習] 今回の授業内容をよく整理すること。理解を深めるため、食品学の参考書、関連資料等でよく調査すること。
[次回事前学習] 次回の実験目的、実験方法(使用する器具・試薬等)について、配布テキスト、参考書で予習し、効率よく実験が進められるよう準備すること。
90分
第4回
授業内容
食品成分の定量分析②(水分、灰分・データ解析)【実験】【レポート】
事後学習・次回事前学習
[事後学習] 今回の授業内容をよく整理すること。理解を深めるため、食品学の参考書、関連資料等でよく調査すること。
[次回事前学習] 次回の実験目的、実験方法(使用する器具・試薬等)について、配布テキスト、参考書で予習し、効率よく実験が進められるよう準備すること。
90分
第5回
授業内容
食品成分の定量分析①(脂質)ソックスレー抽出法、レーゼ・ゴットリーブ法【実験】【レポート】
事後学習・次回事前学習
[事後学習] 今回の授業内容をよく整理すること。理解を深めるため、食品学の参考書、関連資料等でよく調査すること。
[次回事前学習] 次回の実験目的、実験方法(使用する器具・試薬等)について、配布テキスト、参考書で予習し、効率よく実験が進められるよう準備すること。
90分
第6回
授業内容
食品成分の定量分析②(脂質)ソックスレー抽出法、レーゼ・ゴットリーブ法・データ解析【実験】【レポート】
事後学習・次回事前学習
[事後学習] 今回の授業内容をよく整理すること。理解を深めるため、食品学の参考書、関連資料等でよく調査すること。
[次回事前学習] 第1〜6回までの授業内容をよく理解しておくこと。
第7回
授業内容
食品成分の定量分析①(たんぱく質)ケルダール法【実験】【レポート】
事後学習・次回事前学習
[事後学習] 今回の授業内容をよく整理すること。理解を深めるため、食品学の参考書、関連資料等でよく調査すること。
[次回事前学習] 次回の実験目的、実験方法(使用する器具・試薬等)について、配布テキスト、参考書で予習し、効率よく実験が進められるよう準備すること。
90分
第8回
授業内容
食品成分の定量分析②(たんぱく質)ケルダール法・データ解析【実験】【レポート】
事後学習・次回事前学習
[事後学習] 今回の授業内容をよく整理すること。理解を深めるため、食品学の参考書、関連資料等でよく調査すること。
[次回事前学習] 次回の実験目的、実験方法(使用する器具・試薬等)について、配布テキスト、参考書で予習し、効率よく実験が進められるよう準備すること。
90分
第9回
授業内容
食品成分の定量分析③(たんぱく質)BCA法【実験】【レポート】
事後学習・次回事前学習
[事後学習] 今回の授業内容をよく整理すること。理解を深めるため、食品学の参考書、関連資料等でよく調査すること。
[次回事前学習] 次回の実験目的、実験方法(使用する器具・試薬等)について、配布テキスト、参考書で予習し、効率よく実験が進められるよう準備すること。
第10回
授業内容
食品成分の定量分析④(たんぱく質)BCA法・データ解析【実験】【レポート】
事後学習・次回事前学習
[事後学習] 今回の授業内容をよく整理すること。理解を深めるため、食品学の参考書、関連資料等でよく調査すること。
[次回事前学習] 次回の実験目的、実験方法(使用する器具・試薬等)について、配布テキスト、参考書で予習し、効率よく実験が進められるよう準備すること。
第11回
授業内容
食品成分の定量分析①(有機酸)滴定法【実験】【レポート】
事後学習・次回事前学習
[事後学習] 今回の授業内容をよく整理すること。理解を深めるため、食品学の参考書、関連資料等でよく調査すること。
[次回事前学習] 次回の実験目的、実験方法(使用する器具・試薬等)について、配布テキスト、参考書で予習し、効率よく実験が進められるよう準備すること。
第12回
授業内容
食品成分の定量分析②(有機酸)滴定法【実験】【レポート】
事後学習・次回事前学習
[事後学習] 今回の授業内容をよく整理すること。理解を深めるため、食品学の参考書、関連資料等でよく調査すること。
[次回事前学習] 次回の実験目的、実験方法(使用する器具・試薬等)について、配布テキスト、参考書で予習し、効率よく実験が進められるよう準備すること。
90分
第13回
授業内容
食品成分の定量分析(ビタミン)【実験】【レポート】
事後学習・次回事前学習
[事後学習] 今回の実験結果をよく整理して、レポートとしてまとめること。考察をより深めるため、食品学の参考書、関連資料でよく調査すること。
[次回事前学習] 次回の実験結果の発表方法について、グループでディスカッションし、実験結果を分かりやすくスライドにまとめること。
90分
第14回
授業内容
実験結果の発表、実験レポートの解説【グループワーク】【ディスカッション】【プレゼンテーション】
事後学習・次回事前学習
[事後学習] 今回の実験レポートの発表および実験レポートの解説から、これまでの実験結果と考察の振り返りをしておくこと。
[次回事前学習] 第15回では筆記テストを行うので配布テキスト、参考書、特設サイト、レポートでよく復習しておくこと。
90分
第15回
授業内容
期末まとめ【ミニテスト】
事後学習
[事後学習]筆記テストの結果や返却されたレポートのコメントを確認し、理解できない箇所や不明な点は配布テキスト、教科書、参考書で確認または教員に質問し、食品分析の理解を深めること。
90分

フィードバック
各実験で提出されたレポートおよび課題にはコメントを付し、翌週以降の授業内に返却する。必要に応じて、レポートは再提出させることにより、より学習の理解が進むようにする。
評価方法および評価の基準
授業の取り組みと各実験の研究レポート60%、課題20%、筆記テスト20%とし、総合評価60点以上を合格とする。
到達目標(1)「食品の定量分析を行う際の濃度計算法を理解し、算出方法を説明できる。」については研究レポートおよび課題で評価する。(研究レポート(20%/60%)、課題(10%/20%))
到達目標(2)「食品の定量分析の基礎技術を身につけ、適切に器具・機器を用いた食品の定量分析を行うことができる。」については研究レポート、課題および筆記テストで評価する。(研究レポート(20%/60%)、課題(10%/20%)、筆記テスト(10%/20%))
到達目標(3)「食品の定量分析の目的・方法を理解し、科学的根拠に基づいて結果を解釈し論理的に説明することができる。」については研究レポートおよび筆記テストで評価する。(研究レポート(20%/60%)、筆記テスト(10%/20%))

教科書
書名
著者
出版社
ISBN
備考
教員作成テキスト「食の定量分析実験 実習書」を配布する。
日本食品成分表2023 八訂 栄養計算ソフト・電子版付
医歯薬出版
978-4-263-70840-8
推薦書・参考文献
【参考書】食品学実験 - 青柳康夫・有田政信 - 建帛社

履修上の助言、教員からのメッセージ
理解できないところ、不明な点は遠慮せずに聞きに来ること。