シラバス情報

科目名
フードコーディネート論
担当教員名
赤堀 博美
ナンバリング
学科
2020〜2024年度 大学 人間生活学部 食物栄養学科 4年
学年
4年
開講期
2023年度前期
授業形態
講義
単位数
2単位

実務経験の有無
実務経験および科目との関連性

ねらい
①科目の性格
フードスペシャリスト資格取得のための科目である。栄養士としての基礎の学習に加えて実践に対応できる食の専門家としての知識を得る。
②科目の概要
フードスペシャリスト資格のうちのフードコーディネート分野の科目。食文化、食卓・食空間コーディネート、メニュープランニング、フードマネージメント、食企画、メディアを通しての情報発信など実践に役立つノウハウを学ぶ。
③授業の方法(ALを含む)
本科目では講義による解説を中心としてミニテスト、リアクションペーパー、レポート課題などを取り入れた授業を行う。
ミニテスト/リアクションペーパー/レポート(表現)
④到達目標
1,食文化、食卓のマナーを身につけ、解説することができる。
2、心地よく食事することができる食空間を提案することができる。
3、時代に合った食企画を提案することができる。
4,自らの持つ、食品学、栄養学の知識に加えて、必要なフードコーディネートを提案することができる。
5,フードスペシャリストとして現場で指導的立場で活躍できる知識を身につけることができる。
⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)

第1回
事前学習
テキストのまえがき、目次を読む。
自分が考える「フードコーディネート」とは、を頭の中でまとめる。
流通している食品、映像で流れている料理シーンを興味を持って見ること。
新聞、ネットニュースなどに注目し、日々の社会の動きを敏感に察知すること。
90分
授業内容
フードコーディネーターの仕事について実践的な観点から解説する。自分が考える「フードコーディネーター」についてレポートにまとめる。
事後学習・次回事前学習
フードコーディネーターの仕事についてのプリントを読み復習する。テキスト第1章を読む。
90分
第2回
授業内容
テキスト第1章「フードコーディネートの基本理念」について解説する。
事後学習・次回事前学習
授業内容を復習。テキスト第8章を読む。
90分
第3回
授業内容
テキスト第8章「食企画の実践コーディネート」前半部分を中心にフードコーディネーターの実践力の基礎を身につけるために必要なノウハウを学ぶ
事後学習・次回事前学習
6W3Hについて復習。テキスト第2章を読む。
90分
第4回
授業内容
テキスト第2章「食事の文化」のうち日本の食の歴史について解説する。
事後学習・次回事前学習
日本の食事文化について復習する。テキスト第3章を読む。
90分
第5回
授業内容
テキスト第3章「食卓のコーディネート」前半を解説する。日本料理のセッティングを覚える。
事後学習・次回事前学習
日本料理のセッティングを復習し、覚えること。第3章後半のテキストを読む。
90分
第6回
授業内容
テキスト第3章「食卓のコーディネート」中国料理、西洋料理のセッティングについて解説する。西洋料理にセッティングを覚える。
事後学習・次回事前学習
西洋料理のセッティングを復習して覚える。テキスト第4章「サービスとマナー」を読む。
90分
第7回
授業内容
テキスト第4章「サービスとマナー」前半、日本料理のサービスとマナーについて解説する。食卓以外のマナーについても解説する。
事後学習・次回事前学習
日本料理のサービスとマナーを復習し、身につける。
90分
第8回
授業内容
テキスト第4章「サービスとマナー」後半、中国料理、西洋料理のサービスとマナーを解説する。
事後学習・次回事前学習
日本料理、中国料理、西洋料理のサービスとマナーの違いを理解し、身につける。
テキスト第5章を読む。
90分
第9回
授業内容
テキスト第5章「メニュープランニング」前半、日本料理の献立の流れを解説する。自分で献立を立てられるようにテーマを考える。
事後学習・次回事前学習
日本料理の会席料理の献立を立てる。
テキスト第5章後半を読む。
90分
第10回
授業内容
テキスト第5章「メニュープランニング」後半、各国料理の献立の流れについて解説する。西洋料理の献立を立てる。
事後学習・次回事前学習
西洋料理のフルコースの献立を立てる。
第6章「食空間のコーディネート」を読む。
90分
第11回
授業内容
テキスト第6章「食空間のコーディネート」前半を解説する。生活の中の食空間を理解し、食空間を自ら作る際の基礎を学ぶ。
事後学習・次回事前学習
自分の家の食空間、自分が好きな飲食店の食空間などに注目し、その特徴を把握する。また、使いやすい厨房、台所とはどのような空間であるか考察する。
90分
第12回
授業内容
飲食店のキッチンレイアウト、厨房について解説する。
事後学習・次回事前学習
フードスペシャリストが働く食空間を作るにはどのような要素が必要かをまとめる。それをもとにテキスト第7章「サービスとマネージメント」を読む。
90分
第13回
授業内容
テキスト第7章「サービスとマネージメント」について解説する。飲食経営の特徴を把握し、必要なスキルを学ぶ。
事後学習・次回事前学習
コロナ時代にあって、求められる”食”の形とは何かを考え、まとめる。
90分
第14回
授業内容
まとめ授業。テキスト第1章〜第7章で身につけた知識をもとに「食企画」を立てる。出されたテーマに沿って、6W3Hを軸に企画を作るノウハウを解説する。
事後学習・次回事前学習
授業の復習と「食企画」のまとめ。
90分
第15回
授業内容
第8章「食企画の実践コーディネート」後半と第1章から第7章までで身につけた知識をもとに企画作成。
事後学習
90分

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評価方法および評価の基準
平常点、レポートで70%、小テストを含むテスト30%とし、総合評価60点以上を合格とする。

教科書
書名
著者
出版社
ISBN
備考
三訂フードコーディネート論
(公社)日本フードスペシャリスト協会
建帛社
推薦書・参考文献
フードコーディネーター教本 日本フードコーディネーター協会 柴田書店

履修上の助言、教員からのメッセージ