教員名 : 岩本 珠美
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科目名
臨床栄養臨地実習Ⅰ
担当教員名
髙田 健人、岡本 節子、岩本 珠美
ナンバリング
NBd5043
学科
2020〜2024年度 大学 人間生活学部 食物栄養学科 4年
学年
4年
開講期
2023年度前期、2023年度後期
授業形態
実習
単位数
1単位
実務経験の有無
有
実務経験および科目との関連性
本科目は、病院等における実務経験を有する教員を含む。経験を活かし、現場の管理栄養士と連携し、学生教育に当たる。
ねらい
①科目の性格
本科目は、食物栄養専門科目の「臨地実習」分野に配置されており、管理栄養士国家試験受験資格の取得に必要な科目である。これまでに学んだ疾患や病態、臨床における栄養管理に関する知識・技術を活用し、対象者・対象集団の栄養管理を実践する力をつける。
②科目の概要
実際に病院で行われているシステム、傷病者に対する栄養管理などを観察、体験することにより、臨床栄養学で学んだ知識と臨床栄養学実習において習得した技術が、どのように活用されているかを知るとともに、臨床栄養管理の意義やチーム医療における管理栄養士の役割の実際について理解することを目標とする。また、実習期間中の健康管理に留意し、主体的に取り組む。
③授業の方法(ALを含む)
3年次の春期休暇中に病院の栄養部門において、2週間〜3週間の実習を行う。
本実習を行うに当たり、事前オリエンテーション、直前指導および事後の実習報告など(「総合演習Ⅰ」)を実施する。また、実習施設における事前オリエンテーションが実施される場合もある。 実習期間中は、「臨床栄養臨地実習ノート」に上記の実習内容および学習課題について毎日記録を行う。 レポート/グループワーク/ディスカッション/プレゼンテーション
④到達目標
1.臨床現場における管理栄養士業務の重要性、業務上の問題点や課題に気づく。
2.臨床栄養学をはじめとする大学でまなんだ様々は知識や技術を使って積極的に取り組む。 3.対象者・対象集団の栄養状態と、それに関連する因子を総合的に評価した栄養介入計画を立案できる。 4.管理栄養士としての職業倫理を遵守し、対象および多職種とのコミュニケーションをとることができる。 ⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
KF①-3 基礎・専門知識活用、実践力/KF②-3 問題解決、行動力/KF③-2 社会に貢献する意欲・態度
内容
臨地実習施設における実習
実習内容と学習課題 (1)栄養部門内外の関連施設、業務内容および併設施設の見学 (2)治療食の供食システムの見学・体験 (3)臨床栄養マネジメント関連業務の体験 (4)外来患者および入院患者を対象とした栄養食事指導の見学・体験 (5)診療科やベッドサイドへの訪問およびカルテ閲覧等による患者の栄養問題の把握 (6)栄養アセスメントの実施、ケア・カンファレンスへの参加、栄養ケアプランの立案 (7)個別栄養管理の実際 (8)供食支援システムの見学・体験 (9)栄養食事指導記録票および栄養管理報告書への記録の実際 (10)チーム医療および関連業務の見学、クリニカルパス等の実際 (11)医療スタッフの一員としての患者対応やマナー等 (12)ケーススタディの方法 (13)担当症例の検討やケア計画作成を通じた専門職としての視点のまとめ (14)その他 上記に挙げた項目の中から、各病院において選択した内容を実習プログラムとする。 各授業回における授業外学習の内容・所要時間
【事前予習】
①主要疾患の食事療法における栄養管理や栄養指導をすすめる上での栄養アセスメントの方法、ケア計画作成などを復習する。 ②実習病院の医療特性や研究課題の学習を深める。(180分以上) 【事後学習】 ①班の課題や個人課題をまとめ、臨床栄養臨地実習ノートを完成させる。 ②臨地実習施設報告書を作成する。 ③臨地実習報告会のプレゼンテーション資料の準備をする。(180分以上) フィードバック
実習後に報告書の作成、報告会を行う。
評価方法および評価の基準
到達目標1〜4について、
各病院の実習担当管理栄養士の評価(40%)および実習ノート、課題(60%)とし、総合評価60点以上を合格とする。 教科書
書名
著者
出版社
ISBN
備考
授業時に指定します。
推薦書・参考文献
【推薦書】宗像伸子編「一品料理500選ー治療食への展開—(第2版) 日本食品成分表2020準拠 医歯薬出版
【参考図書】実習病院の医療特性などにより異なる場合が多いので、適宜教室で紹介する。 履修上の助言、教員からのメッセージ
実習先の担当者の指示に従い、積極的に取り組んでください。
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