シラバス情報

科目名
栄養教育論実習Ⅰ 2Aクラス(9:00〜11:15)
担当教員名
井上 久美子
ナンバリング
NBb2034
学科
2020〜2024年度 大学 人間生活学部 食物栄養学科 2年
学年
2年
開講期
2023年度後期
授業形態
実習
単位数
1単位

実務経験の有無
実務経験および科目との関連性

ねらい
①科目の性格
食物栄養学科の選択必修科目である。科学的な根拠に基づく見識、企画力・指導能力、実践力を備えた感性豊かな管理栄養士をめざす学生が、管理栄養士国家試験受験資格を得るために学ぶ必修実習科目となる。2年次に前期に開講される講義科目「栄養教育論Ⅰ」の修得を前提とし、後期(同時期)に開講される「栄養教育論Ⅱ」(後期)の内容も踏まえながら、栄養教育マネジメントの基本的な流れの理解を促す科目である。栄養教育論実習Ⅱ(3年次前期)、ならびに臨地実習(3〜4年次)での栄養教育マネジメントの実施の基礎となる実習である。
②科目の概要
個人あるいは集団の対象者を設定し、それぞれの行動変容を導くために、アセスメントを行い、問題行動の抽出、目標設定、栄養教育プログラムの作成・実施・評価といったPDCAの流れを、基礎的技術を習得しながら実習する。
③授業の方法(ALを含む)
1回目は、実習内容の説明を行って本実習の到達点を理解するとともに、自分自身の生活行動の振り返りを行う。2回目以降の前半は集団栄養教育をテーマとしてグループワークを繰り返し、7・8回目にグループごとにプレゼンテーションを行って、相互評価より学びを得る。後半は個人アセスメントをテーマとして様々なアセスメント法に関する実技やロールプレイを行い、その度レポートを作成、15回目に総括のレポートを仕上げる。
実技、実験/レポート/グループワーク/プレゼンテーション/ロールプレイ・模擬授業
④到達目標
(1)対象者を把握するためのアセスメントの方法を理解し、正しく実施できる。
(2)アセスメントの結果から問題点の抽出、および適切な目標設定ができる。
(3)効果的なプログラムの作成・実施・評価ができる。
⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
NB①-3 基礎・専門知識の活用方法/NB②-4 問題解決、行動力/NB③-2 社会に貢献する意欲・態度

第1回
事前学習
授業内容
オリエンテーション 
集団栄養教育のニーズ・アセスメント 【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
第2回
授業内容
集団栄養教育のための、仮想対象者に関する優先課題の抽出・目標設定 【グループワーク】


事後学習・次回事前学習
第3回
授業内容
集団栄養教育のための、仮想対象者に対する栄養教育プログラムの立案  【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
第4回
授業内容
集団栄養教育のための、仮想対象者に対する栄養教育プログラムの指導案の作成  【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
第5回
授業内容
集団栄養教育のための、仮想対象者に対する栄養教育プログラムのシナリオ・媒体作成、練習  【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
第6回
授業内容
集団栄養教育のための、仮想対象者に対する栄養教育プログラムの模擬・評価Ⅰ  【プレゼンテーション】【模擬】【レポート】
事後学習・次回事前学習
第7回
授業内容
集団栄養教育のための、仮想対象者に対する栄養教育プログラムの模擬・評価Ⅱ  【プレゼンテーション】【模擬】【レポート】
事後学習・次回事前学習
第8回
授業内容
栄養アセスメントの概略説明
自分の生活行動の振り返りに関する説明と実施
事後学習・次回事前学習
第9回
授業内容
身体計測  【実技】
事後学習・次回事前学習
第10回
授業内容
身体計測値に基づくアセスメント  【レポート】
複数の食事調査法の説明、エネルギー消費量測定の説明
事後学習・次回事前学習
第11回
授業内容
食事調査(秤量・目安量法、映像記録法)による栄養状態の把握と評価   【実技】【レポート】
事後学習・次回事前学習
第12回
授業内容
食事調査(24時間思い出し法、食物摂取頻度調査法)による栄養状態の把握と評価  【実技】【レポート】
事後学習・次回事前学習
第13回
授業内容
エネルギー消費に関する測定結果の評価  【実技】【レポート】

事後学習・次回事前学習
第14回
授業内容
生活行動関連要因の把握と評価   【ロールプレイ】【レポート】
事後学習・次回事前学習
第15回
授業内容
栄養アセスメント(身体計測、食事調査、エネルギー消費量調査)結果のまとめ と 優先課題の抽出 【レポート】
事後学習

フィードバック
【プレゼンテーション】準備時には机間指導を行い、【模擬】に対しては各々の発表に対し評価コメントを行う。
【レポート】にはコメントを記載し、返却する。
評価方法および評価の基準
栄養アセスメントに関するレポート(60%)、栄養教育プログラムの発表と評価(40%)、総合評価60点以上を合格とする。
到達目標(1);レポート(20%/60%)
到達目標(2);レポート(20%/60%)
到達目標(3);レポート(20%/60%)、模擬・評価(40%/40%)

教科書
書名
著者
出版社
ISBN
備考
教科書は使用せず、適宜プリントを配布する。
推薦書・参考文献
【推薦書】橘ゆかり・森美奈子編著 〔改訂フローチャートで学ぶ栄養教育論実習〕 建帛社
【参考図書】日本栄養改善学会監修 〔食事調査マニュアル〕 南山堂
【参考図書】医歯薬出版編 〔日本食品成分表2022 八訂〕 医歯薬出版
 

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