シラバス情報

科目名
食品学Ⅰ 1Aクラス
担当教員名
井上 葉子
ナンバリング
NBa2018
学科
2020〜2024年度 大学 人間生活学部 食物栄養学科 1年
学年
1年
開講期
2023年度前期
授業形態
講義
単位数
2単位

実務経験の有無
実務経験および科目との関連性

ねらい
①科目の性格
本科目は、管理栄養士養成課程教育カリキュラムにおける「食べ物と健康」分野の「人間と食品」、「食品の分類と食品の成分」および「食品の機能」に関する科目の一つで、食品関連で最初に履修する基本必修科目である。1年次後期履修「食物栄養学概論」、「食品学Ⅱ」、「食品衛生学」、2年次履修「食品加工学」、3年次履修「食品化学」および、それらの科目に関連する実験・実習の基礎となるものである。
②科目の概要
科目の概要
 栄養と健康にかかわる食品の役割、食品の一次機能(栄養機能)、二次機能(嗜好機能)や三次機能(生体調節機能)について基礎知識を得る。また、食品成分の変化や食品の物性や食品の表示についても理解を深める。
③授業の方法(ALを含む)
講義を中心に授業を行う。学習した内容についてミニテストを行い、理解度を確認しながら授業を進める。
ミニテスト/リアクションペーパー
④到達目標
1.食べ物と人間のかかわりを理解することができる。
2.食品を構成する成分について科学的基礎知識を身に付けることができる。
3.食品の機能、食品成分の変化、食品の物性、食品の表示を理解することができる。
⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
NB①-1 食・栄養・健康の基礎知識/NB③-1 探求意欲・態度

第1回
事前学習
教科書の人間と食品の部分を読んでおくこと。
90分
授業内容
人間と食品:食文化と食生活、食生活と健康、食料と環境問題【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
〔事後学習〕授業で学んだことを復習し、新しく学んだ語句があればまとめておく。
〔次回事前学習〕教科書の食品成分の化学の水分の部分を読み、疑問点を挙げておく。
180分
第2回
授業内容
食品成分の化学:水分【ミニテスト・リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
〔事後学習〕前回の授業の内容を復習し、まとめておく。
〔次回事前学習〕教科書の炭水化物の部分を読み、構造式等を確認しておくこと。
180分
第3回
授業内容
食品成分の化学:炭水化物の構造【ミニテスト・リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
〔事後学習〕主要な炭水化物の構造については書けるようにしておくこと。
〔次回事前学習〕教科書の炭水化物の栄養と食品成分の変化の炭水化物の部分を読んでおくこと。
180分
第4回
授業内容
食品成分の化学:炭水化物の栄養と変化【ミニテスト・リアクションペーパー】

事後学習・次回事前学習
〔事後学習〕炭水化物の栄養と変化の部分を復習し、まとめておくこと。
〔次回事前学習〕教科書の脂質の構造の部分を読んでおくこと。
180分
第5回
授業内容
食品成分の化学:脂質の構造【ミニテスト・リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
〔事後学習〕主要な脂肪酸の名称と構造について覚えておくこと。
〔次回事前学習〕教科書の脂質の栄養と食品成分の変化の脂質の部分を読んでおくこと。

180分
第6回
授業内容
食品成分の化学:脂質の栄養と変化【ミニテスト・リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
〔事後学習〕脂質の栄養と変化について復習し、まとめておくこと。
〔次回事前学習〕教科書のたんぱく質、アミノ酸の構造、たんぱく質の性質の部分を読んでおくこと。
180分
第7回
授業内容
食品成分の化学:たんぱく質の構造と性質【ミニテスト・リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
〔事後学習〕たんぱく質の構造について復習し、必須アミノ酸の名称を覚えること。
〔次回事前学習〕教科書のたんぱく質の栄養と食品成分の変化のたんぱく質の部分を読んでおくこと。
180分
第8回
授業内容
食品成分の化学:たんぱく質の栄養と変化【ミニテスト・リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
〔事後学習〕たんぱく質の栄養と変化について復習し、まとめておくこと。
〔次回事前学習〕教科書のビタミン、ミネラル、核酸・核酸構成成分の部分を読んでおくこと。
180分
第9回
授業内容
食品成分の化学:ビタミン、ミネラル、核酸・核酸構成成分【ミニテスト・リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
〔事後学習〕ビタミン、ミネラルの欠乏症と過剰症についてまとめておくこと。
〔次回事前学習〕教科書の色素成分、呈味成分、香気・におい成分の部分を読んでおくこと。
180分
第10回
授業内容
嗜好成分の化学:色素成分、呈味成分、香気・におい成分【ミニテスト・リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
〔事後学習〕主要な色素成分、香気・におい成分をまとめ、覚えること。
〔次回事前学習〕教科書の褐変、酵素による変化の部分を読んでおくこと。
180分
第11回
授業内容
食品成分の変化:褐変、酵素による変化【ミニテスト・リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
〔事後学習〕酵素について復習し、まとめておくこと。
〔次回事前学習〕教科書の食品の健康機能性の部分を読んでおくこと。

180分
第12回
授業内容
食品の健康機能性【ミニテスト・リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
〔事後学習〕食品の健康機能性について復習し、主要な機能についてまとめておくこと。
〔次回事前学習〕教科書の食品の物性の部分を読んでおくこと。
180分
第13回
授業内容
食品の物性【ミニテスト・リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
〔事後学習〕食品の物性について復習し、新しく学んだ語句についてまとめておくこと。
〔次回事前学習〕教科書の食品の表示と規格基準の部分を読んでおくこと。

180分
第14回
授業内容
食品の表示と規格基準【ミニテスト・リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
〔事後学習〕食品の表示と規格基準について復習し、まとめておくこと。
〔次回事前学習〕次回のまとめの試験に備え、今まで学んだ内容について復習しておくこと。
180分
第15回
授業内容
授業のまとめ【テスト】
事後学習
〔事後学習〕授業で学んだことを復習し、覚えるよう指示した部分はしっかりと覚えているか再確認をしておくこと。
90分

フィードバック
ミニテストを翌週以降の授業時間内に返却し、正解発表と解説を行う。質問については、ミニテストに質問欄を設けることにより受け、個別にあるいは全員に対して回答する。
評価方法および評価の基準
ミニテスト30%、総合テスト70%で評価し、総合評価60%以上を合格とする。
各到達目標の評価割合については以下の通りとする。
到達目標1.ミニテスト(5%/30%)、総合テスト(10%/70%)
到達目標2.ミニテスト(15%/30%)、総合テスト(40%/70%)
到達目標3.ミニテスト(10%/30%)、総合テスト(20%/70%)

教科書
書名
著者
出版社
ISBN
備考
栄養科学イラストレイテッド・食品学Ⅰ
水品義之、菊崎泰枝 、小西洋太郎
羊土社
フジショップ
日本食品成分表2022 栄養計算ソフト、電子版付き
医歯薬出版
フジショップ
推薦書・参考文献

履修上の助言、教員からのメッセージ
ミニテスト、総合テストで合格点に達しなかった場合は、再試験を実施する。