シラバス情報

科目名
美味学
担当教員名
伊藤 美穂、名倉 秀子
ナンバリング
NAc2085
学科
2020〜2023年度 大学 人間生活学部 健康栄養学科 2年
学年
2年
開講期
2023年度前期
授業形態
講義
単位数
2単位

実務経験の有無
実務経験および科目との関連性
食文化センターにて文献分類等の管理や調理機器類の開発業務に携わった教員が担当し、美味しさにかかわる研究の専門分野やそのアプローチ、および美味しさを生み出す調理法などの特徴を視点に、美味学に関わる基礎的な知識を講義する。

ねらい
①科目の性格
本科目は、健康栄養学科専門科目の食文化領域の「食の美学」に該当する科目である。食文化コースの選択必修科目である。
②科目の概要
食べものの美味しさは、単に生理的・感覚的のみで成立するものではなく、基盤として個人が快と認識する知的・文化的な次元に成立するものであることを概説する。これらにより、食べ物を口にするとき、美味学の追及が出来る知識を得ることを目標とする。
③授業の方法(ALを含む)
美味学を構成する味覚生理学、食心理学、味覚計量心理学、味覚センサー論、サイコレオロジー、感性調理学、調味文化学、味覚表現学について、理論的に学び、理解を深める。具体的には、講義による解説とテーマに基づくグループワークやディスカッションを取り入れた授業を展開する。その他リアクションペーパーやレポートなどを組み込んで授業を行う。
リアクションペーパー/グループワーク/ディスカッション/プレゼンテーション/レポート(表現)
④到達目標
到達目標1.食べ物を口にするときの美味しさを構成する要素を説明できる。
到達目標2.他者の美味学を尊重し、コミュニケーションを図ることができる。
到達目標3.グループワーク、ディスカッションにおいて、積極的に授業に参加することができる。
⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
NA①-3 食・運動指導のためのコミュニケーション能力/NA③-1 食文化・運動に関する主体的・継続的学修

第1回
事前学習
[事前学習]シラバスを読み、本科目の内容を確認する。食べ物を口にするときの美味しいと感じる理由をまとめる。
90分
授業内容
オリエンテーション、本講義15回の授業内容の説明【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]授業内容を見直し、取り上げた内容で不明瞭な点を整理し質問できるようにしておく。また新たな気付きなどをまとめる。
[次回事前学習]UNIVERSAL PASSPORTで配布した資料に目を通し、指定した内容について調べ、まとめる。
180分
第2回
授業内容
美味学の起源 美味学の誕生とその背景【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]授業内容を見直し、取り上げた内容で不明瞭な点を整理し質問できるようにしておく。また新たな気付きなどをまとめる。
[次回事前学習]UNIVERSAL PASSPORTで配布した資料に目を通し、指定した内容について調べ、まとめる。
180分
第3回
授業内容
味覚生理学 味の学習と記憶【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]授業内容を見直し、取り上げた内容で不明瞭な点を整理し質問できるようにしておく。また新たな気付きなどをまとめる。
[次回事前学習]UNIVERSAL PASSPORTで配布した資料に目を通し、指定した内容について調べ、まとめる。
180分
第4回
授業内容
食心理学(Ⅰ)おいしいという感情【ディスカッション】【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]授業内容を見直し、取り上げた内容で不明瞭な点を整理し質問できるようにしておく。また新たな気付きなどをまとめる。
[次回事前学習]UNIVERSAL PASSPORTで配布した資料に目を通し、指定した内容について調べ、まとめる。
180分
第5回
授業内容
食心理学(Ⅱ) 心理的感染とおいしさ【ディスカッション】【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]授業内容を見直し、取り上げた内容で不明瞭な点を整理し質問できるようにしておく。また新たな気付きなどをまとめる。
[次回事前学習]UNIVERSAL PASSPORTで配布した資料に目を通し、指定した内容について調べ、まとめる。
180分
第6回
授業内容
味覚計量心理学(Ⅰ) 味と快・不快【ディスカッション【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]授業内容を見直し、取り上げた内容で不明瞭な点を整理し質問できるようにしておく。また新たな気付きなどをまとめる。
[次回事前学習]UNIVERSAL PASSPORTで配布した資料に目を通し、指定した内容について調べ、まとめる。
180分
第7回
授業内容
味覚計量心理学(Ⅱ) 味覚の直接感覚、完全感覚、反省感覚【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]授業内容を見直し、取り上げた内容で不明瞭な点を整理し質問できるようにしておく。また新たな気付きなどをまとめる。
[次回事前学習]UNIVERSAL PASSPORTで配布した資料に目を通し、指定した内容について調べ、まとめる。
180分
第8回
授業内容
味覚センサー論 味を定量化する方法【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]授業内容を見直し、取り上げた内容で不明瞭な点を整理し質問できるようにしておく。また新たな気付きなどをまとめる。
[次回事前学習]UNIVERSAL PASSPORTで配布した資料に目を通し、指定した内容について調べ、まとめる。
180分
第9回
授業内容
サイコレオロジー(Ⅰ) サイコレオロジーとは【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]授業内容を見直し、取り上げた内容で不明瞭な点を整理し質問できるようにしておく。また新たな気付きなどをまとめる。
[次回事前学習]UNIVERSAL PASSPORTで配布した資料に目を通し、指定した内容について調べ、まとめる。
180分
第10回
授業内容
サイコレオロジー(Ⅱ) おいしさとテクスチャー【グループワーク】【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]授業内容を見直し、取り上げた内容で不明瞭な点を整理し質問できるようにしておく。また新たな気付きなどをまとめる。
[次回事前学習]UNIVERSAL PASSPORTで配布した資料に目を通し、指定した内容について調べ、まとめる。
180分
第11回
授業内容
感性調理学(Ⅰ) 人間の感性【ディスカッション】【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]授業内容を見直し、取り上げた内容で不明瞭な点を整理し質問できるようにしておく。また新たな気付きなどをまとめる。
[次回事前学習]UNIVERSAL PASSPORTで配布した資料に目を通し、指定した内容について調べ、まとめる。
180分
第12回
授業内容
感性調理学(Ⅱ) 文化基準の実在性【ディスカッション】【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]授業内容を見直し、取り上げた内容で不明瞭な点を整理し質問できるようにしておく。また新たな気付きなどをまとめる。
[次回事前学習]UNIVERSAL PASSPORTで配布した資料に目を通し、指定した内容について調べ、まとめる。
180分
第13回
授業内容
調味文化論 世界の味の認識パターン【ディスカッション】【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]授業内容を見直し、取り上げた内容で不明瞭な点を整理し質問できるようにしておく。また新たな気付きなどをまとめる。
[次回事前学習]UNIVERSAL PASSPORTで配布した資料に目を通し、指定した内容について調べ、まとめる。
180分
第14回
授業内容
味覚表現学 おいしさを表現する用語【グループワーク】【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]授業内容を見直し、取り上げた内容で不明瞭な点を整理し質問できるようにしておく。また新たな気付きなどをまとめる。
[次回事前学習]UNIVERSAL PASSPORTで配布した資料に目を通し、指定した内容について調べ、まとめる。
180分
第15回
授業内容
まとめ【レポート(表現)】
事後学習
[事後学習]授業内容を見直し、取り上げた内容で不明瞭な点を整理し質問できるようにしておく。また新たな気付きなどをまとめる。全体を通して、美味学に関するレポートをまとめる(具体的な課題については授業時に説明する)。
90分

フィードバック
リアクションペーパー、レポートについては、翌週以降の授業時にコメントまたは返却する。プレゼンテーションなどの課題については、その回の授業内でコメントする。
評価方法および評価の基準
各授業回、テーマごとの課題提出(40%)、グループワークおよびディスカッション(40%)、レポート(20%)とし、総合評価60点以上を合格とする。
到達目標1.課題提出(15/40%) グループワーク、ディスカッション(10/40%) レポート(10/20%)
到達目標2.課題提出(15/40%) グループワーク、ディスカッション(10/40%) レポート(10/20%)
到達目標3.課題提出(10/40%) グループワーク、ディスカッション(20/40%)

教科書
書名
著者
出版社
ISBN
備考
使用しない。授業中にプリントを配布する。
推薦書・参考文献
『21世紀の調理学3 美味学』増成隆士、川端晶子編著 建帛社

履修上の助言、教員からのメッセージ
第1回目の授業にて、授業内容や受講方法について説明をするので、履修希望者は必ず出席すること。
1回目の授業に出席のない場合には、履修登録ができないこともある。