教員名 : ヨーコ ゼッターランド
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科目名
コーチング論(演習を含む)
担当教員名
ヨーコ ゼッターランド
ナンバリング
NAb3075
学科
2020〜2023年度 大学 人間生活学部 健康栄養学科 4年
学年
4年
開講期
2023年度前期
授業形態
講義・演習
単位数
2単位
実務経験の有無
有
実務経験および科目との関連性
元女子バレーボールアメリカ代表、オリンピアン(2大会)、銅メダリスト。プロバレーボーラーとしてVリーグ、全日本選手権優勝。引退後から約22年間、小・中・高校生やママさんバレーボーラーを対象に指導。2013年〜2017年まで関東大学1部リーグ校の監督をつとめ、現在は大学教員として一般学生を対象にバレーボール(実技)を教えている。アメリカと日本においての「コーチング」をベースに事例を用いながら学習を進める。
ねらい
①科目の性格
人を育てる上で「コーチング」は個人の成長を促す重要な手法のひとつである。「ティーチング」との違いを理解し、「コーチング」必要とされる場面や方法について学ぶ。
②科目の概要
「コーチング」における特徴や注意すべきポイント、「ティーチング」との違い等を理解し、指導者(教員、コーチ等)の立場に立った時に実践できるよう、事例を用いながら学習していく。また、学習したことを元にロールプレイングも行う。
③授業の方法(ALを含む)
学生自身も「教わる側」として「ティーチング」と「コーチング」を受けてきた経験がそれぞれにあると考えられることから、それらの経験をもとに「コーチングとはどのようなことか」「ティーチングとの違いは何か」を自らに問いかけることから始める。学習を進めていく中で、それぞれの重要性について考えるとともに、起こりうる問題点(体罰、暴力、暴言、ハラスメント等)についても学習する。「理想的なコーチング(コーチ像)」とは何か、学生間でのディスカッションも行いながら考えていく。
リアクションペーパー/レポート/ディスカッション/プレゼンテーション/ロールプレイ・模擬授業
④到達目標
① 「ティーチング」と「コーチング」の違いについて理解する
② 「グッドコーチ」とはどのような人物像であるかを理解する ③ 「組織運営」「プレーヤーズセンタード」、「アントラージュ」、「Well Being」とは何かを理解する ⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
NA②-2 健康問題への論理的思考・行動/NA②-3 相互理解と自己表現/NA③-2 問題の把握、解決策の立案
第1回
事前学習
シラバスを読む。学生自身がこれまでに経験した「ティーチング」「コーチング」について思い返してみる。
45分
授業内容
オリエンテーション。「ティーチング」と「コーチング」について、事前学習してきたことを元に挙げる。リアクションペーパー。
事後学習・次回事前学習
第2回
授業内容
「ティーチング」と「コーチング」の違いについて学習する。また、人の成長過程においてどのような時期に、どちらの方法がより効果的かを学習する。リアクションペーパー。
事後学習・次回事前学習
第3回
授業内容
「ティーチング」と「コーチング」の際にそれぞれ用いる「言葉」について学習する。リアクションペーパー。
事後学習・次回事前学習
第4回
授業内容
「ティーチング」と「コーチング」のそれぞれの効果、また問題点について学習する。リアクションペーパー。
事後学習・次回事前学習
第5回
授業内容
スポーツ界で近年問題となっている指導者(コーチ)の「勝利至上主義」について考える。リアクションペーパー。
事後学習・次回事前学習
第6回
授業内容
スポーツ指導の現場における「体罰」「暴力・暴言」「ハラスメント」等について学習する(1)。リアクションペーパー。
事後学習・次回事前学習
第7回
授業内容
スポーツ指導の現場における「体罰」「暴力・暴言」「ハラスメント」等について学習する(2)。リアクションペーパー。
事後学習・次回事前学習
第8回
授業内容
「プレーヤーズセンタード」「アントラージュ」「Well Being」について学習する。リアクションペーパー。
事後学習・次回事前学習
第9回
授業内容
アメリカと日本、それぞれの社会に中におけるスポーツの位置づけ、コーチングの違いについて学習する。リアクションペーパー。
事後学習・次回事前学習
第10回
授業内容
成長期におけるコーチング、注意点について学習する。リアクションペーパー。
事後学習・次回事前学習
第11回
授業内容
「女性とスポーツ」①身体的特性に着目したコーチングについて学習する。リアクションペーパー。
事後学習・次回事前学習
第12回
授業内容
「女性とスポーツ」②「女性指導者」の存在、必要性について考える。リアクションペーパー。
事後学習・次回事前学習
第13回
授業内容
コーチング実践①「組織におけるリーダー」としての役割について考え、実践してみる。リアクションペーパー。
事後学習・次回事前学習
第14回
授業内容
コーチング実践②「組織におけるリーダー」として、組織の運営のしかたについて考えてみる。この実践では、学生自身にとって身近な、または在籍している組織(部活動、学外活動、アルバイト先、等)を事例として考える。リアクションペーパー。
事後学習・次回事前学習
第15回
授業内容
全体のまとめ。リアクションペーパー。
事後学習
フィードバック
リアクションペーパーは対面授業時に記入する。前回の授業の質問に対しては、授業前に回答する。またはクラス全体にとって参考になると考えられる質問に対しては、質問者の了解を経て、クラス全体に向け、授業中に紹介する形で回答する。個人的な質問についてはメールにて対応を行う。最終回のリポートは期日までに提出する。
評価方法および評価の基準
出席回数10回以上の者が対象となる。リアクションペーパーや感想のコメントで知識の確認をする。問題を自分事としてとらえて理解し、実践にに結びつけられるかを評価する。総合評価60点以上を合格とする。演習を含むため、出席回数は成績に反映される。
到達目標1)毎回の振り返り(40%) 到達目標2)最終課題の提出(30%) 到達目標3)出席状況(30%) 教科書
推薦書・参考文献
公益財団法人日本スポーツ協会公式ホームページを参照
履修上の助言、教員からのメッセージ
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