シラバス情報

科目名
臨床栄養学実習 2Cクラス(13:00〜15:15)
担当教員名
林 進
ナンバリング
NAa4033
学科
2020〜2023年度 大学 人間生活学部 健康栄養学科 3年
学年
3年
開講期
2023年度後期
授業形態
実習
単位数
1単位

実務経験の有無
実務経験および科目との関連性
管理栄養士としての給食経営管理及び栄養管理の経験を活かし、実践的な食事計画の立案と調整(調理実習)ができる

ねらい
①科目の性格
健康栄養学科専門科目の「栄養と健康」領域の選択科目である。栄養士養成課程カリキュラムの「栄養と健康」に関する科目の1つである。講義科目「臨床栄養学Ⅰ」、「臨床栄養学Ⅱ」で学んだ理論をもとに、病院栄養士として疾病治療上とくに栄養管理が重要な疾患について、食事計画の立案と調製(調理実習)および技術の修得を目的とする。
②科目の概要
食事療法を必要とする各種疾患の病態生理と栄養・食事療法に関する知識をもとに、栄養・食事計画作成の技術と実践的展開の方法を修得する。さらに、食品・献立・調理・供食へとつなげ、各疾患の食事療法への理解を深める。
③授業の方法(ALを含む)
15回の授業のうち、5回を疾患別の調理実習、7回を疾患別の栄養・食事計画と実践、3回を治療食献立の作成と発表、プレゼンテーション等も取り入れる。【実習】【レポート】【プレゼンテーション】を行う。
実技、実験/レポート/プレゼンテーション/創作、制作
④到達目標
1.各種疾患の病態生理と治療に向けての栄養・食事療法について理解し説明することができる。
2.各種疾患の栄養・食事療法の知識をもとに治療食の献立作成が立案できる。
3.治療食を献立にしたがって衛生的においしく調理することができる。
⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
KE①-2 健康維持・疾病予防の指導/KE②-1 情報収集、エビデンスに基づく判断・評価

第1回
事前学習
教科書の授業範囲2〜30頁を読んでおく、分からないところはノートに記入しておく。
180分
授業内容
臨床栄養管理と食事計画
 授業スケジュール
 臨床栄養のとらえ方
 病院栄養部門業務と治療食の栄養管理
事後学習・次回事前学習
事後学習 授業中に配布された資料や記入したノートの整理を行う、重要な部分は赤線を引いておく、合わせてファイリングを行う。
次回事前学習 授業範囲32〜84頁を読んでおく、分からないところはノートに記入しておく。
180分
第2回
授業内容
一般治療食における食事計画 (常食、軟菜食の食事展開)
 一般治療食の展開の説明
 次回実習献立の調理の説明
事後学習・次回事前学習
事後学習 授業中に配布された資料や記入したノートの整理を行う、重要な部分は赤線を引いておく、合わせてファイリングを行う。
次回事前学習 授業範囲54〜63頁を読んでおく、分からないところはノートに記入しておく。
       実習する献立の調理レシピ等を予習しておく。
180分
第3回
授業内容
一般治療食の調理実習
 常食、全粥、軟菜食の調理 【実習】【レポート】
事後学習・次回事前学習
事後学習 授業中に配布された資料や記入したノートの整理を行う、重要な部分は赤線を引いておく、合わせてファイリングを行う。
次回事前学習 授業範囲64〜75頁を読んでおく、分からないところはノートに記入しておく。
180分
第4回
授業内容
一般治療食における食事計画 (常食から軟菜食、5分粥食、流動食の食事展開)
 一般治療食の展開の説明
 咀嚼・嚥下障害対応食の説明
 次回実習献立の調理の説明
事後学習・次回事前学習
事後学習 授業中に配布された資料や記入したノートの整理を行う、重要な部分は赤線を引いておく、合わせてファイリングを行う。
次回事前学習 授業範囲64〜75頁を読んでおく、分からないところはノートに記入しておく。
       実習する献立の調理レシピを予習しておく。
180分
第5回
授業内容
一般治療食の調理実習
 5分粥食、流動食、嚥下食の調理 【実習】【レポート】
事後学習・次回事前学習
事後学習 授業中に配布された資料や記入したノートの整理を行う、重要な部分は赤線を引いておく、合わせてファイリングを行う。
次回事前学習 授業範囲97〜105頁を読んでおく、分からないところはノートに記入しておく。
180分
第6回
授業内容
特別治療食への食事献立展開
 エネルギーコントロール食と食事計画
 エネルギーコントロール食の適応となる疾患説明
 次回実習献立の調理の説明
事後学習・次回事前学習
事後学習 授業中に配布された資料や記入したノートの整理を行う、重要な部分は赤線を引いておく、合わせてファイリングを行う。
次回事前学習 授業範囲97〜105頁を読んでおく、分からないところはノートに記入しておく。
       実習する献立の調理レシピを予習しておく。
180分
第7回
授業内容
エネルギーコントロール食の調理実習
 炭水化物比率55%、エネルギー1600kcal食、1200kcal食の調理 【実習】【レポート】
事後学習・次回事前学習
事後学習 授業中に配布された資料や記入したノートの整理を行う、重要な部分は赤線を引いておく、合わせてファイリングを行う。
次回事前学習 授業範囲120〜130頁を読んでおく、分からないところはノートに記入しておく。
180分
第8回
授業内容
特別治療食への食事献立展開
 アレルギー対応食と食事計画、食物アレルギーの適応となる疾患説明
 脂質コントロール食と食事計画、脂質コントロール食の適応となる疾患説明
 次回実習献立の調理の説明
事後学習・次回事前学習
事後学習 授業中に配布された資料や記入したノートの整理を行う、重要な部分は赤線を引いておく、合わせてファイリングを行う。
次回事前学習 授業範囲120〜130頁を読んでおく、分からないところはノートに記入しておく。
       実習する献立の調理レシピを予習しておく。
180分
第9回
授業内容
脂質コントロール食に関する実習
 常食及び全粥食の調理 【実習】【レポート】
事後学習・次回事前学習
事後学習 授業中に配布された資料や記入したノートの整理を行う、重要な部分は赤線を引いておく、合わせてファイリングを行う。
次回事前学習 授業範囲106〜119頁を読んでおく、分からないところはノートに記入しておく。

180分
第10回
授業内容
特別治療食への食事献立展開
 たんぱく質・塩分コントロール食と食事計画、たんぱく質コントロール食の適応となる疾患説明
 次回実習献立の調理の説明
事後学習・次回事前学習
事後学習 授業中に配布された資料や記入したノートの整理を行う、重要な部分は赤線を引いておく、合わせてファイリングを行う。
次回事前学習 授業範囲106〜119頁を読んでおく、分からないところはノートに記入しておく。
       実習する献立の調理レシピを予習しておく。
180分
第11回
授業内容
たんぱく質・塩分コントロール食の調理実習
 たんぱく質50g食、30g食、塩分6gの調理 【実習】【レポート】
事後学習・次回事前学習
事後学習 授業中に配布された資料や記入したノートの整理を行う、重要な部分は赤線を引いておく、合わせてファイリングを行う。
次回事前学習 授業範囲97〜105頁を読んでおく、分からないところはノートに記入しておく。
180分
第12回
授業内容
糖尿病症例の食事計画(1)
 糖尿病食品交換表の使い方を理解する
 エネルギーコントロール食(1食・1日分)の献立作成 【プレゼンテーション】
事後学習・次回事前学習
事後学習 授業中に配布された資料や記入したノートの整理を行う、重要な部分は赤線を引いておく、合わせてファイリングを行う。
次回事前学習 授業範囲97〜105頁を読んでおく、分からないところはノートに記入しておく。
180分
第13回
授業内容
糖尿病症例の食事計画(2)
 糖尿病食品交換表の使い方を理解する
 エネルギーコントロール食(1日分)の献立作成 【プレゼンテーション】【レポート】
事後学習・次回事前学習
事後学習 授業中に配布された資料や記入したノートの整理を行う、重要な部分は赤線を引いておく、合わせてファイリングを行う。
次回事前学習 授業範囲138〜149頁を読んでおく、分からないところはノートに記入しておく。
180分
第14回
授業内容
特別治療食への食事献立展開
 貧血食、潰瘍食と食事計画
 胃切除術後食、検査食と食事計画
事後学習・次回事前学習
事後学習 授業中に配布された資料や記入したノートの整理を行う、重要な部分は赤線を引いておく、合わせてファイリングを行う。
次回事前学習 期末試験に向けて教科書、配布資料、ノートを見ながらテスト対策をする。
180分
第15回
授業内容
糖尿病症例の食事計画(3)
 全体的なまとめ
事後学習
糖尿病症例の食事計画(3)全体的なまとめを行う。
180分

フィードバック
課題やレポートは、授業時間内に解説いたします。提出されたレポートや作成献立は、コメント等を記載し翌週以降に返却します。
評価方法および評価の基準
期末試験50%、授業への参加度・レポート50%として評価し、60点以上を合格とする。
到達目標1  期末試験(20%/50%)、授業への参加度・レポート(15%/50%)
到達目標2  期末試験(15%/50%)、授業への参加度・レポート(15%/50%)
到達目標3  期末試験(15%/50%)、授業への参加度・レポート(20%/50%)


教科書
書名
著者
出版社
ISBN
備考
管理栄養士・栄養士になるための臨床栄養学実習 食事療養実務入門 日本人の食事摂取基準(2020年版)対応
芦川修貮 服部富子 編著
学建書院
推薦書・参考文献
【推薦書・参考図書】
 臨床調理 第7版 日本食品標準成分表2015(七訂)準拠 玉川和子、口羽章子、木地明子著 医歯薬出版
 宗像伸子編著 『カラー版一品料理500選 治療食への展開 第3版 日本食品標準成分表2015(七訂)準拠』 医歯薬出版

履修上の助言、教員からのメッセージ
一般治療食の常食、5分粥食、流動食、特別治療食であるエネルギーコントロール食、脂質コントロール食、たんぱく質コントロール食などの疾患別を座学で授業を行い、翌週にその該当の調理実習を行います。解りやすい授業を心掛けていますが、解らないことはその都度質問してください。