教員名 : 村上 光一
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科目名
食品衛生学実験 1Aクラス(13:00〜15:15)
担当教員名
村上 光一
ナンバリング
NAa2017
学科
2020〜2023年度 大学 人間生活学部 健康栄養学科 2年
学年
2年
開講期
2023年度前期
授業形態
実験
単位数
1単位
実務経験の有無
有
実務経験および科目との関連性
講師は行政の研究機関で食品衛生試験に携わった経験がある。
ねらい
①科目の性格
健康栄養学科の栄養領域に該当する選択科目であり、栄養士資格の必須科目である。食品と衛生について学ぶ科目であり,食品の安全性を確保するための様々な検査を実験によって体得し、「食品衛生学」の講義で得た知識をさらに深める。微生物実験や化学分析の原理を理解し実験手法を習得する。また、実験結果を的確に考察する力を養う。
②科目の概要
食品の衛生管理の要となる微生物の検出、生菌数計測の基本的手法を実験によって学習する。また、食品中の着色料、保存料、発色剤等の食品添加物や有害物質の化学分析法を学ぶ。実験結果を整理し考察を取りまとめる。
③授業の方法(ALを含む)
毎回、実験手順書を配布し説明を行う。手順書を参照しながら、原則2人1組で共同で実験を行う。実験結果のとりまとめも共同で取り組む。但し、実験の目的、方法、結果および考察をレポートとして各自でとりまとめる。
実技、実験/レポート/グループワーク
④到達目標
1.食品添加物等の化学分析について原理と手技を理解し、食品添加物の安全性について説明できる。
2.微生物実験によって微生物の増殖特性を理解し、食中毒の原因物質としての微生物の特徴を説明できる。 3.遺伝子解析技術を用いたアレルギー食品検出法の原理と手技を理解し、アレルゲン検知の重要性と意義を説明できる。 ⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
NA①-1 栄養に関する基礎的知識と技能/NA①-2 健康づくりに関する専門的知見の実践/NA②-1 情報収集、エビデンスに基づく判断・評価
第1回
事前学習
食品衛生学で学習した合成色素、発色剤、微生物汚染及び衛生管理などについて復習し知識を整理しておく。
45分
授業内容
食品衛生学実験の概要
事後学習・次回事前学習
[事後学習]授業内容について配布資料と「食品衛生学」の教科書の該当する箇所を参照しながら復習する。
[次回事前学習]「食品衛生学」の教科書で発色剤について復習しておく。 45分
第2回
授業内容
発色剤の定量試験Ⅰ(食品からの抽出)
事後学習・次回事前学習
[事後学習]実施した実験について配布資料を参照しながら復習する。
[次回事前学習]配布資料を精読し次回の実験操作を理解しておく。 45分
第3回
授業内容
発色剤の定量試験Ⅱ(比色定量)
事後学習・次回事前学習
[事後学習]実施した実験についてデータを整理し、配布資料を参照しながら復習する。
[次回事前学習]配布資料を精読し次回の実験操作を理解しておく。 45分
第4回
授業内容
着色料の定性試験Ⅰ(試料調製、抽出、濃縮)
事後学習・次回事前学習
[事後学習]実施した実験についてデータを整理し、配布資料を参照しながら復習する。
[次回事前学習]配布資料を精読し次回の実験操作を理解しておく。 45分
第5回
授業内容
着色料の定性試験Ⅱ(薄層クロマトグラフィーによる定性試験)
事後学習・次回事前学習
[事後学習]実施した実験についてデータを整理し、配布資料を参照しながら復習する。
[次回事前学習]配布資料を精読し次回の実験操作を理解しておく。 45分
第6回
授業内容
飲料水の水質試験【実験】【グループワーク】【レポート】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]実施した実験についてデータを整理し、配布資料を参照しながら復習する。
[次回事前学習]配布資料を精読し次回の実験操作を理解しておく。 45分
第7回
授業内容
食器洗浄の検査
事後学習・次回事前学習
[事後学習]実施した実験についてデータを整理し、配布資料を参照しながら復習する。
[次回事前学習]食品衛生学で学習した微生物について復習し知識を整理しておく。 45分
第8回
授業内容
微生物を取り扱う基本操作
事後学習・次回事前学習
[事後学習]実施した実験について、配布資料を参照しながら復習する。
[次回事前学習]配布資料を精読し次回の実験操作を理解しておく。 45分
第9回
授業内容
食品中の生菌数の測定と大腸菌群の検出Ⅰ(培地の準備)【実験】【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]実施した実験について、配布資料を参照しながら復習する。
[次回事前学習]配布資料を精読し次回の実験操作を理解しておく。 45分
第10回
授業内容
食品中の生菌数の測定と大腸菌群の検出Ⅱ(試料の採集、接種、培養)【実験】【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]実施した実験について、配布資料を参照しながら復習する。
[次回事前学習]配布資料を精読し次回の実験操作を理解しておく。 45分
第11回
授業内容
食品中の生菌数の測定と大腸菌群の検出Ⅲ(観察、菌数の算出)【実験】【グループワーク】【レポート】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]実施した実験についてデータを整理し、配布資料を参照しながら復習する。
[次回事前学習]「生化学」の教科書の遺伝子操作技術関連の部分を読み知識を整理しておく。 45分
第12回
授業内容
アレルギー食品の検出Ⅰ(DNAの抽出)
事後学習・次回事前学習
[事後学習]実施した実験について、配布資料を参照しながら復習する。
[次回事前学習]配布資料を精読し次回の実験操作を理解しておく。 45分
第13回
授業内容
アレルギー食品の検出Ⅱ(PCRによる遺伝子増幅)
事後学習・次回事前学習
[事後学習]実施した実験についてデータを整理し、配布資料を参照しながら復習する。
[次回事前学習]配布資料を精読し次回の実験操作を理解しておく。 45分
第14回
授業内容
アレルギー食品の検出Ⅲ(電気泳動)
事後学習・次回事前学習
[事後学習]実施した実験についてデータを整理し、配布資料を参照しながら復習する。
[次回事前学習]配布資料を精読し実験データを整理しておく。 45分
第15回
授業内容
まとめ
事後学習
配布資料と得られた実験データを参照しながら授業をすべてふりかえり、理解度が低い箇所を重点的に復習する。
45分
フィードバック
【フィードバック】実験レポートの中で問題箇所があった場合は翌週以降の授業内で解説する。
評価方法および評価の基準
実験への取り組み姿勢とレポート(60%)、筆記試験(40%)を評価し、60点以上を合格とする。
到達目標1. レポート提出(25%/60%)、筆記試験(15%/40%) 到達目標2. レポート提出(25%/60%)、筆記試験(15%/40%) 到達目標3. レポート提出(10%/60%)、筆記試験(10%/40%) 教科書
書名
著者
出版社
ISBN
備考
食品衛生学実験
杉山 章、岸本 満、和泉 秀彦
みらい
978-4-86015-396-0
推薦書・参考文献
危険な試薬や微生物を取り扱います。十分に注意して実験に取り組みましょう。
履修上の助言、教員からのメッセージ
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