シラバス情報

科目名
朗読
担当教員名
好本 惠
ナンバリング
EDb1003
学科
2020〜2024年度 大学 教育人文学部 文芸文化学科 芸術・文化コース 1年/2020〜2024年度 大学 教育人文学部 文芸文化学科 多文化・共生コース 1年/2020〜2024年度 大学 教育人文学部 文芸文化学科 日本語・日文コース 1年
学年
1年
開講期
2023年度前期
授業形態
演習
単位数
1単位

実務経験の有無
実務経験および科目との関連性
放送番組や文化イベントなどで経験したアナウンサーとしての技術と経験を活かし、朗読やナレーションを指導する。

ねらい
①科目の性格
本科目は、教育人文学部 文芸文化学科の専門科目「ことばの科目」の領域に該当する選択科目である。
②科目の概要
朗読は、声で作品の世界を聞き手に届ける表現行為である。朗読を通してさまざまな作品を深く読み、解釈し、鑑賞する。散文や韻文をことばによる芸術作品と捉え、選ばれたことばの響きや調べ、その表現技法及び表現効果を探る。また、古典芸能を含め日本の声の文化に親しむ姿勢や日本語に対する豊かな感性を身につける。
③授業の方法(ALを含む)
現代の散文・韻文や古典作品を読み込み朗読する。個人で行うとともに、グループ学習なども生かす。また、作品のブックレポートを書き、朗読とともに発表し、クラスメートと批評し合う。そのことによって「読む」「話す」「書く」「聞く」という、日本語運用能力や語彙力を高め、芸術・文化に関する知識を身につけていく。
リアクションペーパー/実技、実験/グループワーク/ディスカッション/プレゼンテーション/レポート(表現)
④到達目標
1、作品を深く読み、自分の観点で作品を解釈する力が身につく。
2、正しい日本語の発声発音で作品の魅力を伝える能力、朗読の技術を修得する。
3、古典芸能を含め、日本の声の文化に親しむ姿勢や日本語に対する豊かな感性が身につく。
⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
ED①-2 文学・芸術・文化に関する知識/ED②-4 芸術・文化に関する表現技法

第1回
事前学習
シラバスを読み、朗読についての考えや疑問点ををA4用紙1枚にまとめる整理しておく。
90分
授業内容
呼吸や発音発声法など、朗読の基本を身につける【実技】【グループワーク】【リアクションペーパー】

事後学習・次回事前学習
[事後学習]授業で取り扱った内容を見直し、新しく学んだことや発見したことを振り返りA4用紙1枚にまとめる。理解が不十分な点や疑問点は質問項目として整理しておく。
[事前学習]次回の取り上げる項目や作品について調べ、下読みをして授業に臨む。疑問点があれば整理しておく。
180分
第2回
授業内容
『坊っちやん』を中心に「間」「緩急」「息づかい」を学ぶ 【実技】【グループワーク】【リアクションペーパー】【ディスカッション】


事後学習・次回事前学習
[事後学習]授業で取り扱った内容を見直し、新しく学んだことや発見したことを振り返りA4用紙1枚にまとめる。理解が不十分な点や疑問点は質問項目として整理しておく。
[事前学習]次回の取り上げる項目や作品について調べ、下読みをして授業に臨む。疑問点があれば整理しておく。
180分
第3回
授業内容
ナレーションと朗読〜『アンネの日記』【実技】【グループワーク】【リアクションペーパー】【ディスカッション】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]授業で取り扱った内容を見直し、新しく学んだことや発見したことを振り返りA4用紙1枚にまとめる。理解が不十分な点や疑問点は質問項目として整理しておく。
[事前学習]次回の取り上げる項目や作品について調べ、下読みをして授業に臨む。疑問点があれば整理しておく。
180分
第4回
授業内容
イメージして読む〜宮澤賢治【実技】【グループワーク】【リアクションペーパー】【ディスカッション】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]授業で取り扱った内容を見直し、新しく学んだことや発見したことを振り返りA4用紙1枚にまとめる。理解が不十分な点や疑問点は質問項目として整理しておく。
[事前学習]次回の取り上げる項目や作品について調べ、下読みをして授業に臨む。疑問点があれば整理しておく。
180分
第5回
授業内容
舞台朗読・朗読公演について〜小泉八雲【実技】【グループワーク】【リアクションペーパー】【ディスカッション】

事後学習・次回事前学習
[事後学習]授業で取り扱った内容を見直し、新しく学んだことや発見したことを振り返りA4用紙1枚にまとめる。理解が不十分な点や疑問点は質問項目として整理しておく。
[事前学習]次回の取り上げる項目や作品について調べ、下読みをして授業に臨む。疑問点があれば整理しておく。
180分
第6回
授業内容
書き込み原稿を作って読む〜太宰治『女生徒』【実技】【グループワーク】【リアクションペーパー】【ディスカッション】

事後学習・次回事前学習
[事後学習]授業で取り扱った内容を見直し、新しく学んだことや発見したことを振り返りA4用紙1枚にまとめる。理解が不十分な点や疑問点は質問項目として整理しておく。
[事前学習]次回の取り上げる項目や作品について調べ、下読みをして授業に臨む。疑問点があれば整理しておく。
180分
第7回
授業内容
俳句を読む〜『おくのほそ道』【実技】【グループワーク】【リアクションペーパー】【ディスカッション】

事後学習・次回事前学習
[事後学習]授業で取り扱った内容を見直し、新しく学んだことや発見したことを振り返る。理解が不十分な点や疑問点は質問項目として整理しておく。
[事前学習]次回の取り上げる項目や作品について調べ、下読みをして授業に臨む。疑問点があれば整理しておく。
180分
第8回
授業内容
短歌の朗読と文学館〜与謝野晶子【実技】【グループワーク】【リアクションペーパー】【ディスカッション】

事後学習・次回事前学習
[事後学習]授業で取り扱った内容を見直し、新しく学んだことや発見したことを振り返りA4用紙1枚にまとめる。理解が不十分な点や疑問点は質問項目として整理しておく。
[事前学習]次回の取り上げる項目や作品について調べ、下読みをして授業に臨む。疑問点があれば整理しておく。
180分
第9回
授業内容
古典芸能に親しむ〜『外郎売』【実技】【グループワーク】【リアクションペーパー】【ディスカッション】

事後学習・次回事前学習
[事後学習]授業で取り扱った内容を見直し、新しく学んだことや発見したことを振り返りA4用紙1枚にまとめる。理解が不十分な点や疑問点は質問項目として整理しておく。
[事前学習]次回の取り上げる項目や作品について調べ、下読みをして授業に臨む。疑問点があれば整理しておく。
180分
第10回
授業内容
古典作品に親しむ〜『たけくらべ』 【実技】【グループワーク】【リアクションペーパー】【ディスカッション】

事後学習・次回事前学習
[事後学習]授業で取り扱った内容を見直し、新しく学んだことや発見したことを振り返りA4用紙1枚にまとめる。理解が不十分な点や疑問点は質問項目として整理しておく。
[事前学習]次回の取り上げる項目や作品について調べ、下読みをして授業に臨む。疑問点があれば整理しておく。
180分
第11回
授業内容
現代の作品を読む〜三浦しをん【実技】【グループワーク】【リアクションペーパー】【ディスカッション】

事後学習・次回事前学習
[事後学習]授業で取り扱った内容を見直し、新しく学んだことや発見したことを振り返りA4用紙1枚にまとめる。理解が不十分な点や疑問点は質問項目として整理しておく。
[事前学習]次回の取り上げる項目や作品について調べ、下読みをして授業に臨む。疑問点があれば整理しておく。
180分
第12回
授業内容
向田邦子のエッセイを読む【実技】【グループワーク】【リアクションペーパー】【ディスカッション】

事後学習・次回事前学習
[事後学習]授業で取り扱った内容を見直し、新しく学んだことや発見したことを振り返りA4用紙1枚にまとめる。理解が不十分な点や疑問点は質問項目として整理しておく。
[事前学習]次回の取り上げる項目や作品について調べ、下読みをして授業に臨む。疑問点があれば整理しておく。
180分
第13回
授業内容
詩の朗読〜谷川俊太郎 【実技】【グループワーク】【リアクションペーパー】【ディスカッション】

事後学習・次回事前学習
[事後学習]授業で取り扱った内容を見直し、新しく学んだことや発見したことを振り返りA4用紙1枚にまとめる。理解が不十分な点や疑問点は質問項目として整理しておく。
[事前学習]ブックレポートを作成し、朗読発表の準備をする。
180分
第14回
授業内容
ブックレポートの発表【レポート(表現)】【プレゼンテーション】【リアクションペーパー】【ディスカッション】

事後学習・次回事前学習
[事後学習]自分の発表の録音と他の人のブックレポートを聞き、批評をA4用紙1枚にまとめる。
[事前学習]これまでの授業や発表を受けて疑問点などを明らかにしておく。
180分
第15回
授業内容
まとめ【レポート】【グループワーク】【リアクションペーパー】【ディスカッション】
事後学習
全体を振り返り、朗読について考察する。
180分

フィードバック
リアクションペーパーについて次の授業で共有し、質問に答えていく。毎回の朗読発表やブックレポートについてコメントする。
評価方法および評価の基準
各授業回、リアクションペーパー、レポートなどの課題提出と授業への参加度(50%)、ブックレポートの発表(50%)などから総合的に評価し、60点以上を合格とする。
到達目標1 課題提出と授業への参加度(25%/50%)
到達目標2 ブックレポートの発表(50%)
到達目標3 課題提出と授業への参加度(25%/50%)


教科書
書名
著者
出版社
ISBN
備考
声の文化を楽しむ〜朗読のすすめ
好本惠
日外アソシエーツ
推薦書・参考文献
授業中に指示する。

履修上の助言、教員からのメッセージ
朗読はただ声に出して読めばよいというものではありません。黙読を繰り返し、作品を的確に解釈し、その世界を忠実に聞き手に届ける努力や工夫をすることで、作品への理解も深まります。ことばで人と関わることに積極的な学生の参加を希望します。