教員名 : 手嶋 顕久
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科目名
関係行政論
担当教員名
手嶋 顕久
ナンバリング
ECh2081
学科
2020〜2023年度 大学 教育人文学部 心理学科 2年
学年
2年
開講期
2023年度前期
授業形態
講義
単位数
2単位
実務経験の有無
無
実務経験および科目との関連性
無
ねらい
①科目の性格
心理学科の他の専門科目を学習していく上での基礎となる科目であるとともに、公認心理師国家試験受験の必須科目である。選択科目。
②科目の概要
公認心理師としての業務遂行に当たり、関連性の高い保健、医療、福祉、教育、司法、労働等の分野に係る法・制度の概要を総合的に学習し、公認心理師としての適切な業務遂行に資する。
③授業の方法(ALを含む)
講義形式を基本とする。
毎授業ごとに事前に資料を配布する。当該資料に沿って講義を進める。 論文
④到達目標
① 公認心理師を取り巻く関係法規及び制度の基本を幅広く習得し、主な概要を説明することができる。
② 今後の医療・福祉のあるべき姿に関心を持ち、自分の意見を述べることができる。 ③ 日常生活の中で、言葉の意味、法制度の内容を調べる習慣を身につける。 ⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
EC①-1 基本的理念・概念の理解/EC③-1 興味・関心、主体的な姿勢/EC③-2 知識・理解を活用する意欲
第1回
事前学習
事前に配布した講義資料を読み、疑問点等を整理しておく。
90分
授業内容
法の基本と公認心理師法
事後学習・次回事前学習
【事後学習】学習した法令用語を、公認心理師法や他の法令で確認し、用語の意味を理解する。
【事前学習】事前に配布した講義資料を読み、疑問点等を整理しておく。 180分
第2回
授業内容
医療の概況と医療保障
事後学習・次回事前学習
【事後学習】今後のあるべき医療の中で、心理専門職の果たすべき役割を自分なりに考え整理する。
【事前学習】事前に配布した講義資料を読み、疑問点等を整理しておく。 180分
第3回
授業内容
医療提供体制と医療施設
事後学習・次回事前学習
【事後学習】自分の住んでいる地域の医療体制がどのようになっているか、課題は何かを市や県のホームページで調べる。
【事前学習】事前に配布した講義資料を読み、疑問点等を整理しておく。 180分
第4回
授業内容
患者中心の医療と保健医療福祉の連携
事後学習・次回事前学習
【事後学習】患者中心の医療とは何かを自分の言葉で説明できるよう考え整理する。
【事前学習】事前に配布した講義資料を読み、疑問点等を整理しておく。 180分
第5回
授業内容
公認心理師の法制と医療福祉専門職
事後学習・次回事前学習
【事後学習】医療福祉の分野で、ともに仕事をするであろう医療福祉専門職の資格、業務、権限などの理解を深める。
【事前学習】事前に配布した講義資料を読み、疑問点等を整理しておく。 180分
第6回
授業内容
精神障害者の保健医療福祉と司法
事後学習・次回事前学習
【事後学習】精神障害者の保健医療福祉における課題、問題点を自分なりに整理する。
【事前学習】事前に配布した講義資料を読み、疑問点等を整理しておく。 180分
第7回
授業内容
保健衛生法と関連法の概要
事後学習・次回事前学習
【事後学習】自分が住んでいる地域の保健センター及び保健所はどのような組織で、どのような業務を行っているかホームページなどで調べる。
【事前学習】事前に配布した講義資料を読み、疑問点等を整理しておく。 180分
第8回
授業内容
高齢者の医療介護と地域包括ケアシステム
事後学習・次回事前学習
【事後学習】高齢者に対する医療介護福祉のあり方はどうあるべきか、自分なりに説明できるよう整理する。
【事前学習】事前に配布した講義資料を読み、疑問点等を整理しておく。 180分
第9回
授業内容
児童家庭福祉の概要
事後学習・次回事前学習
【事後学習】少子化を食い止める方策を自分なりに考え整理する。
【事前学習】事前に配布した講義資料を読み、疑問点等を整理しておく。 180分
第10回
授業内容
障害者児福祉の概要
事後学習・次回事前学習
【事後学習】障害とは何かを、歴史的な変遷を含めて自分の言葉で説明できるよう参考資料などで確認する。
【事前学習】事前に配布した講義資料を読み、疑問点等を整理しておく。 180分
第11回
授業内容
重症心身障害児の医療・福祉の支援
事後学習・次回事前学習
【事後学習】重症心身障害児や医療的ケア児に対する医療、福祉、教育面の支援について係る課題を整理する。
【事前学習】事前に配布した講義資料を読み、疑問点等を整理しておく。 180分
第12回
授業内容
教育分野に係る法・制度の概要
事後学習・次回事前学習
【事後学習】教育分野の基本となる法律の主な部分を読み込む。
【事前学習】事前に配布した講義資料を読み、疑問点等を整理しておく。 180分
第13回
授業内容
司法・犯罪に係る法・制度の概要
事後学習・次回事前学習
【事後学習】刑事・民事に係る司法システムの基本を、参考資料などで確認する。
【事前学習】事前に配布した講義資料を読み、疑問点等を整理しておく。 180分
第14回
授業内容
労働法制と産業保健
事後学習・次回事前学習
【事後学習】労働基準法等労働法規の基本について、資料や参考文献により自己の問題としてしっかりと理解する。
【事前学習】試験に備え、示された範囲等について集中的に学習する。 180分
第15回
授業内容
まとめ
事後学習
全ての授業回で学んだことを整理する。
180分
フィードバック
事後学習で課した課題や検討事項等について、授業冒頭又は授業中に適宜コメントする。
評価方法および評価の基準
最終回に実施する試験(択一式60点)及び授業の途中回で指示する課題提出(論文40点)の合計点で評価する。60点以上を合格とする。
なお、試験の範囲、ポイントは事前に示す予定であり、集中的な学習に努めてほしい。 到達目標1 試験(50/60) 到達目標2 課題提出(40/40) 到達目標3 試験(10/60) 教科書
書名
著者
出版社
ISBN
備考
指定しない。授業ごとに講義資料を配布する。
推薦書・参考文献
・参考図書「関係行政論(第2版)」元永拓郎編 遠見書房
・参考図書 厚生労働白書 履修上の助言、教員からのメッセージ
公認心理師としての専門的知識は勿論不可欠であるが、公認心理師としてより良い仕事をしていくためには、周辺分野の知識を身につけることが大切である。特に法や制度は自分自身の生活にも直接に関わってくるものであり、興味、関心をもって学習してほしい。
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