シラバス情報

科目名
臨床看護実習
担当教員名
中澤 理恵、柏木 睦月
ナンバリング
ECg4080
学科
2020〜2023年度 大学 教育人文学部 心理学科 3年
学年
3年
開講期
2023年度後期
授業形態
演習
単位数
2単位

実務経験の有無
実務経験および科目との関連性
医療機関等で看護師および保健師としての勤務経験のある教員が、本授業を担当している。

ねらい
①科目の性格
学科専門科目の選択科目であり、養護教諭免許取得のために定められた養護に関する科目の必修科目となっている。
②科目の概要
学内での講義・看護支援のロールプレイ・学外での臨床講義によって展開する。ここでは、看護の視点で子どもの健康保持のために養護教諭として適切な判断と対応ができるための基礎的能力を培う。
③授業の方法(ALを含む)
学内講義、ロールプレイ、臨床講義の3要素で授業をすすめていく。
ミニテスト/リアクションペーパー/実技、実験/レポート/グループワーク/ロールプレイ・模擬授業/フィールドワーク
④到達目標
1.基本的な看護技術を安全・適切に実施できる。
2.身体不調や異常を訴える子ども達に対して、適切なフィジカルアセスメントと看護ケアが実施できる。
3.慢性疾患や特別なニーズを要する子どもへの支援について理解し、適切な看護ケアが実施できる。
4.災害時の医療と看護について理解し、適切な看護ケアが実施できる。
⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
EC①-3 養護教諭としての知識・技能/EC③-4 理論・概念・知識・技能の主体的活用

第1回
事前学習
「小児保健看護学」で取り上げた小児疾患について、これまで作成したノートを整理し復習をしておく。
180分
授業内容
ガイダンス 臨床看護実習の重要性と法的根拠 日常生活を支える看護技術【リアクションペーパー】【実技】【グループワーク】(柏木・中澤)
事後学習・次回事前学習
【事後学習】講義を振り返り、配布資料等をまとめ、ノート作りをする。
【事前学習】安全・安楽に関する看護技術について教科書を読み疑問点をまとめておく。
180分
第2回
授業内容
安全・安楽に関する看護技術【リアクションペーパー】【実技】【グループワーク】(中澤)
事後学習・次回事前学習
【事後学習】講義を振り返り、配布資料等をまとめ、ノート作りをする。
【事前学習】移動・移送に関する看護技術について教科書を読み疑問点をまとめておく。
180分
第3回
授業内容
移動・移送に関する看護技術【リアクションペーパー】【実技】【グループワーク】(中澤)
事後学習・次回事前学習
【事後学習】講義を振り返り、配布資料等をまとめ、ノート作りをする。
【事前学習】救急処置に関する看護技術について教科書を読み疑問点をまとめておく。
180分
第4回
授業内容
救急処置に関する看護技術【リアクションペーパー】【実技】【グループワーク】(中澤)
事後学習・次回事前学習
【事後学習】講義を振り返り、配布資料等をまとめ、ノート作りをする。
【事前学習】次回のロールプレイテーマについて、自分なりの観察ポイントやアセスメントの視点、展開する看護について、ノートに記載する。
180分
第5回
授業内容
身体不調や異常を訴える子どもの看護ロールプレイ①(発熱・頭痛・倦怠感)【ロールプレイ】【ディスカッション】(中澤)
事後学習・次回事前学習
【事後学習】ロールプレイについて、ノートに加筆する。
【事前学習】次回のロールプレイテーマについて、自分なりの観察ポイントやアセスメントの視点、展開する看護について、ノートに記載する。
180分
第6回
授業内容
身体不調や異常を訴える子どもの看護ロールプレイ②(腹痛・嘔気嘔吐・呼吸困難)【ロールプレイ】【ディスカッション】(中澤)
事後学習・次回事前学習
【事後学習】ロールプレイについて、ノートに加筆する。
【事前学習】次回のロールプレイテーマについて、自分なりの観察ポイントやアセスメントの視点、展開する看護について、ノートに記載する。
180分
第7回
授業内容
身体不調や異常を訴える子どもの看護ロールプレイ③(捻挫骨折・外傷・打撲)【ロールプレイ】【ディスカッション】(中澤)
事後学習・次回事前学習
【事後学習】ロールプレイについて、ノートに加筆する。
【事前学習】次回のロールプレイテーマについて、自分なりの観察ポイントやアセスメントの視点、展開する看護について、ノートに記載する。
180分
第8回
授業内容
身体不調や異常を訴える子どもの看護ロールプレイ④(意識障害・けいれん)【ロールプレイ】【ディスカッション】(中澤)
事後学習・次回事前学習
【事後学習】ロールプレイについて、ノートに加筆する。
【事前学習】慢性疾患や特別なニーズを要する子どもについて、教科書を読み疑問点をまとめておく。
180分
第9回
授業内容
慢性疾患や特別なニーズを要する子どもへの理解と対応【ロールプレイ】【ディスカッション】(中澤)
事後学習・次回事前学習
【事後学習】講義を振り返り、配布資料等をまとめ、ノート作りをする。
【事前学習】教科書の災害時の医療と学校看護の部分を読み疑問点をまとめておく。
180分
第10回
授業内容
災害時の医療と学校看護【ロールプレイ】【ディスカッション】(中澤)
事後学習・次回事前学習
【事後学習】講義を振り返り、配布資料等をまとめ、ノート作りをする。
【事前学習】臨床講義を受講する医療機関の看護理念についてHPで確認し、ノートに記載し、授業内での質問に答えられるように準備しておく。
180分
第11回
授業内容
第11回〜14回は、医療機関等を見学し、看護の実際について臨床講義を受講する。
臨床講義①(病院の機能と役割、他職種の連携と機能、病院における感染管理の実際)【レポート】(柏木・中澤)
事後学習・次回事前学習
【事後学習】養護教諭として、病院との連携や感染管理について、学びをどのように生かすのか考察し、レポートにまとめる。
【事前学習】子どもの救急処置について復習し、疑問点等を考えておく。
180分
第12回
授業内容
臨床講義②(小児救急看護の実際)【レポート】(柏木・中澤)
事後学習・次回事前学習
【事後学習】学校サイドの養護教諭として、病院に搬送する判断や応急手当について考察し、レポートにまとめる。
【事前学習】慢性疾患のある子どもの看護について復習し、授業内での質問に答えられるように準備しておく。
180分
第13回
授業内容
臨床講義③(慢性疾患および障害のある子どもへの看護)【レポート】(柏木・中澤)
事後学習・次回事前学習
【事後学習】慢性疾患や障害のある子どもに対する看護ケアと入院生活についてレポートにまとめる。
【事前学習】慢性疾患や障害のある子どもについて、病院と学校との連携はどのように行われているのか調べて疑問点をまとめておく。
180分
第14回
授業内容
臨床講義④(慢性疾患や障害のある子どもの病院と学校の連携)【レポート】(柏木・中澤)
事後学習・次回事前学習
【事後学習】慢性疾患や障害のある子どもが学校生活を快適に過ごすために配慮すべきことをレポートにまとめる。
【事前学習】これまで学んだことを振り返り、疑問点をまとめておく。
180分
第15回
授業内容
臨床看護実習のまとめと振り返り【レポート】【リアクションペーパー】(中澤)
事後学習
【事後学習】配布した資料やノートを整理し、試験に向けてまとめておく。
180分

フィードバック
授業の初めに前回授業の質疑応答に返答し、学習理解が深められるようにする。
評価方法および評価の基準
筆記試験(40点)、演習の参加状況(40点)、臨床講義レポート(20点)により総合的に評価し、60点以上を合格とする。但し、上記3つの視点でいずれかが得点の60%に満たない場合は、単位は未認定となる。
到達目標1.筆記試験(10/40)、演習の参加状況(10/40)、臨床講義レポート(5/20)
到達目標2.筆記試験(10/40)、演習の参加状況(10/40)、臨床講義レポート(5/20)
到達目標3.筆記試験(10/40)、演習の参加状況(10/40)、臨床講義レポート(5/20)
到達目標4.筆記試験(10/40)、演習の参加状況(10/40)、臨床講義レポート(5/20)

教科書
書名
著者
出版社
ISBN
備考
養護教諭、看護師、保健師のための学校看護
遠藤伸子、池添志乃、籠谷恵
東山書房
978-4-8278-1588-7
推薦書・参考文献
適宜授業内で指示する。

履修上の助言、教員からのメッセージ
養護教諭免許取得を目指している学生で、かつ、「看護学概論」「看護援助方法」「小児保健看護学」「解剖生理学」の単位を修得している学生を対象とする。