教員名 : 加藤 陽子
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科目名
教育相談(教育・学校心理学)
担当教員名
加藤 陽子
ナンバリング
ECf3060
学科
2020〜2023年度 大学 教育人文学部 心理学科 3年
学年
3年
開講期
2023年度前期
授業形態
講義
単位数
2単位
実務経験の有無
有
実務経験および科目との関連性
カウンセラーとして教育現場に従事していた経験をもとに、教育相談の理論や技法について教授する。
ねらい
①科目の性格
本科目は学科専門科目で教育・保健領域に該当する選択科目であり、養護教諭資格取得のための必修科目である。
近年、学校現場では、不登校やいじめ、校内暴力といった問題に加えて、発達障害や小児うつ、心身症など心理学的課題も増加している。それらに適切に対処するためには、教育相談に係る基本的知見の獲得が求められる。そのため、本科目では「生徒指導」等と関連させながら児童生徒への教育相談活動について学ぶ。 ②科目の概要
教育相談の理論や技法に関する基礎的知識について、事例も交えて具体的・体系的・総合的に学ぶ。また、児童生徒から相談をうけた際に身につけておくべき基礎知識を解説し、個々の児童生徒の状況を把握し評価するための知識や方法についても学ぶ。
③授業の方法(ALを含む)
本講義では、講義による解説を中心として、各授業回に感想や疑問点、要望等の提出を求め、次回にフィードバックを行う。
また、実際の事例を教材として対応方法について検討を行う。 リアクションペーパー/ケースメソッド
④到達目標
①学校教育における教育相談の重要性を認識する。
②児童生徒を指導するために身につけておくべきカウンセリング理論や技法などの基礎知識を習得する。 ③個々の児童生徒の状況を把握し評価するための基礎知識を習得する。 ④地域・社会・家庭との連携について学ぶ。 ⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
EC①-4 心理学の理論・概念・技能の活用の理解/EC③-2 知識・理解を活用する意欲/EC③-3 課題発見・解決
第1回
事前学習
シラバスおよび指定された参考書を通読しておく。
180分
授業内容
教育相談の歴史と今日的課題【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
学習した知識の定着をおこない、実際場面での活用方法についてまとめる。
予告した次回の講義内容について、関連図書などで事前学習をする。 180分
第2回
授業内容
学校教育における「教育相談」の位置づけ・役割:心理教育的援助サービスとは【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
学習した知識の定着をおこない、実際場面での活用方法についてまとめる。
予告した次回の講義内容について、関連図書などで事前学習をする。 180分
第3回
授業内容
相談援助における児童生徒の理解と支援の枠組み【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
学習した知識の定着をおこない、実際場面での活用方法についてまとめる。
予告した次回の講義内容について、関連図書などで事前学習をする。 180分
第4回
授業内容
子どもの発達課題への取り組みと理解①児童期の人格形成と適応【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
学習した知識の定着をおこない、実際場面での活用方法についてまとめる。
予告した次回の講義内容について、関連図書などで事前学習をする。 180分
第5回
授業内容
子どもの発達課題への取り組みと理解②思春期・青年期の人格形成と適応【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
学習した知識の定着をおこない、実際場面での活用方法についてまとめる。
予告した次回の講義内容について、関連図書などで事前学習をする。 180分
第6回
授業内容
教育相談・援助の基本①カウンセリング理論【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
学習した知識の定着をおこない、実際場面での活用方法についてまとめる。
予告した次回の講義内容について、関連図書などで事前学習をする。 180分
第7回
授業内容
教育相談・援助の基本②カウンセリング技法【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
学習した知識の定着をおこない、実際場面での活用方法についてまとめる。
予告した次回の講義内容について、関連図書などで事前学習をする。 180分
第8回
授業内容
児童生徒の行動の理解と対応①不登校の理解と援助【リアクションペーパー】【ケースメソッド】
事後学習・次回事前学習
学習した知識の定着をおこない、実際場面での活用方法についてまとめる。
予告した次回の講義内容について、関連図書などで事前学習をする。 180分
第9回
授業内容
児童生徒の行動の理解と対応②いじめの理解と援助【リアクションペーパー】【ケースメソッド】
事後学習・次回事前学習
学習した知識の定着をおこない、実際場面での活用方法についてまとめる。
予告した次回の講義内容について、関連図書などで事前学習をする。 180分
第10回
授業内容
児童生徒の行動の理解と対応③発達障がいの理解と援助【リアクションペーパー】【ケースメソッド】
事後学習・次回事前学習
学習した知識の定着をおこない、実際場面での活用方法についてまとめる。
予告した次回の講義内容について、関連図書などで事前学習をする。 180分
第11回
授業内容
児童生徒の行動の理解と対応④非行の理解と援助【リアクションペーパー】【ケースメソッド】
事後学習・次回事前学習
学習した知識の定着をおこない、実際場面での活用方法についてまとめる。
予告した次回の講義内容について、関連図書などで事前学習をする。 180分
第12回
授業内容
教育相談の実際(事例から学ぶ)①校内連携【リアクションペーパー】【ケースメソッド】
事後学習・次回事前学習
学習した知識の定着をおこない、実際場面での活用方法についてまとめる。
予告した次回の講義内容について、関連図書などで事前学習をする。 180分
第13回
授業内容
教育相談の実際(事例から学ぶ)②家庭・地域との連携【リアクションペーパー】【ケースメソッド】
事後学習・次回事前学習
学習した知識の定着をおこない、実際場面での活用方法についてまとめる。
予告した次回の講義内容について、関連図書などで事前学習をする。 180分
第14回
授業内容
教育相談の実際(事例から学ぶ)③事件事故・災害時の緊急対応【リアクションペーパー】【ケースメソッド】
事後学習・次回事前学習
学習した知識の定着をおこない、実際場面での活用方法についてまとめる。
予告した次回の講義内容について、関連図書などで事前学習をする。 180分
第15回
授業内容
まとめ【リアクションペーパー】
事後学習
学習した知識の定着をおこない、本講義の内容についてまとめる。
180分
フィードバック
提出されたレポート等は、翌週以降の授業内にフィードバックする。
評価方法および評価の基準
授業への取り組みおよび課題(30%)、筆記試験(70%)、総合評価60点以上を合格とする。
到達目標1.授業への取り組みと課題(5%)、筆記試験(15%) 到達目標2.授業への取り組みと課題(10%)、筆記試験(30%) 到達目標3.授業への取り組みと課題(10%)、筆記試験(15%) 到達目標4.授業への取り組みと課題(5%)、筆記試験(10%) 教科書
書名
著者
出版社
ISBN
備考
指定しない
推薦書・参考文献
【推薦書】会沢信彦・安西順子 『教師のたまごのための教育相談』北樹出版 2017
大芦治著『教育相談・学校精神保健の基礎知識[第3版]』ナカニシヤ出版 2016 【参考図書】講義の中で必要に応じて適宜紹介する 履修上の助言、教員からのメッセージ
児童期の発達心理学についてあらかじめ予習されることをお勧めします。
合格点に満たなかった場合は、再試験を行います。 |