シラバス情報

科目名
データ解析法 1Aクラス
担当教員名
風間 文明
ナンバリング
ECc3025
学科
2020〜2023年度 大学 教育人文学部 心理学科 3年
学年
3年
開講期
2023年度前期
授業形態
演習
単位数
2単位

実務経験の有無
実務経験および科目との関連性

ねらい
①科目の性格
心理学科の研究法・実習科目の中の選択科目であり、統計解析専用ソフトSPSSを使って、データ解析の考え方と方法を理解し、実践的な知識と技能を学習する。履修にあたり,統計の基礎知識がもとめられるので,心理統計法,心理学情報処理法の単位取得済みであることが必要である。
②科目の概要
統計解析ソフトSPSSの使い方,実験や調査で収集されたデータの集計・解析方法を学習する。χ2検定、t検定、相関係数、一要因分散分析の他、心理尺度の処理、信頼性の検討などの方法を取り上げる。また統計解析専門ソフトの特性を活かしたより複雑な分析方法として、多変量解析の1つである因子分析の実施方法も学習する。
③授業の方法(ALを含む)
統計的な分析方法とSPSSの操作方法について解説をした後に、練習問題を使った実習に受講生自身が取り組み、分析スキルの習得を目指す。なお、PC実習室を使用するため,希望者多数の場合は初回の授業で選考を行う。

ミニテスト/実技、実験/レポート
④到達目標
1.SPSSを操作して基本的な統計解析を実行することができる
2.SPSSで出力された分析結果を的確に読み取り、解釈することができる
3.データの性質や分析の目的に応じた適切な分析方法を選択することができる
⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
EC①-2 実証的研究方法の理解/EC①-5 客観的・論理的解釈/EC②-3 客観的・科学的な解釈

第1回
事前学習
事前に、2年次までに学修した統計解析の方法を復習しておく。
180分
授業内容
ガイダンス
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業で取り扱った内容を見直し、理解が不十分な項目について整理しておく
【事前学習】授業で取り上げる統計析の方法について統計のテキストなどで確認しておく
180分
第2回
授業内容
SPSSの基本操作 変数の定義 記述統計の算出【実技】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業で取り扱ったSPSSの操作方法、統計解析法について理解が不十分な項目を整理しておく
【事前学習】授業中に支持した次の授業で取り上げる統計析法について統計のテキストなどで確認しておく
180分
第3回
授業内容
EXCELファイルの読み込み 質的データと量的データ【実技】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業で取り扱ったSPSSの操作方法、統計解析法について理解が不十分な項目を整理しておく
【事前学習】授業中に支持した次の授業で取り上げる統計析法について統計のテキストなどで確認しておく
180分
第4回
授業内容
単純集計 クロス集計 χ2検定【実技】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業で取り扱ったSPSSの操作方法、統計解析法について理解が不十分な項目を整理しておく
【事前学習】授業中に支持した次の授業で取り上げる統計析法について統計のテキストなどで確認しておく
180分
第5回
授業内容
群別の記述統計 平均値の差の検定(対応あり・なし)【実技】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業で取り扱ったSPSSの操作方法、統計解析法について理解が不十分な項目を整理しておく
【事前学習】授業中に支持した次の授業で取り上げる統計析法について統計のテキストなどで確認しておく
180分
第6回
授業内容
相関係数【実技】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業で取り扱ったSPSSの操作方法、統計解析法について理解が不十分な項目を整理しておく
【事前学習】授業中に支持した次の授業で取り上げる統計析法について統計のテキストなどで確認しておく
180分
第7回
授業内容
まとめ
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業で取り扱ったSPSSの操作方法、統計解析法について理解が不十分な項目を整理しておく
【事前学習】授業中に支持した次の授業で取り上げる統計析法について統計のテキストなどで確認しておく
180分
第8回
授業内容
一要因分散分析 多重比較【実技】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業で取り扱ったSPSSの操作方法、統計解析法について理解が不十分な項目を整理しておく
【事前学習】授業中に支持した次の授業で取り上げる統計析法について統計のテキストなどで確認しておく
180分
第9回
授業内容
新しい変数の生成(1)既存の変数を使って新しい変数を生成する【実技】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業で取り扱ったSPSSの操作方法、統計解析法について理解が不十分な項目を整理しておく
【事前学習】授業中に支持した次の授業で取り上げる統計析法について統計のテキストなどで確認しておく
180分
第10回
授業内容
心理尺度の処理(1)尺度の構造と得点化【実技】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業で取り扱ったSPSSの操作方法、統計解析法について理解が不十分な項目を整理しておく
【事前学習】授業中に支持した次の授業で取り上げる統計析法について統計のテキストなどで確認しておく
180分
第11回
授業内容
心理尺度の処理(2)尺度の内的一貫性(α係数)【実技】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業で取り扱ったSPSSの操作方法、統計解析法について理解が不十分な項目を整理しておく
【事前学習】授業中に支持した次の授業で取り上げる統計析法について統計のテキストなどで確認しておく
180分
第12回
授業内容
因子分析(1)因子分析とは 基本的な分析手順【実技】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業で取り扱ったSPSSの操作方法、統計解析法について理解が不十分な項目を整理しておく
【事前学習】授業中に支持した次の授業で取り上げる統計析法について統計のテキストなどで確認しておく
180分
第13回
授業内容
因子分析(2)因子の解釈と結果のまとめ方【実技】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業で取り扱ったSPSSの操作方法、統計解析法について理解が不十分な項目を整理しておく
【事前学習】授業中に支持した次の授業で取り上げる統計析法について統計のテキストなどで確認しておく
180分
第14回
授業内容
実践的課題作成(1) 新しい変数の生成(2)既存の変数を使った群分け【実技】【レポート】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業で取り扱ったSPSSの操作方法、統計解析法について理解が不十分な項目を整理しておく
【事前学習】授業中に支持した次の授業で取り上げる統計析法について統計のテキストなどで確認しておく
180分
第15回
授業内容
実践的課題作成(2) これまで習得した分析方法を駆使してデータ解析を行う【実技】【レポート】
事後学習
【事前学習】授業中で学修した全てのSPSSの操作方法、統計解析について復習し、まとめておく
180分

フィードバック
各分析に関する課題、ミニテストの結果は採点の上返却する
評価方法および評価の基準
期末レポート50%(到達目標1〜3を評価する)
中間テスト30%(到達目標1〜3を評価する)
授業内の課題10%(到達目標1を評価する)
平常点10%(到達目標1〜3を評価する)
により評価を行う。
60点以上を合格とする。

教科書
書名
著者
出版社
ISBN
備考
教科書は指定しない。資料を配付する
推薦書・参考文献
小塩真司 (2018).「SPSSとAMOSによる心理・調査データ解析」第3版 東京図書 ISBN:4489022913

履修上の助言、教員からのメッセージ