教員名 : 山下 倫実
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科目名
心理学情報処理法 2Aクラス
担当教員名
山下 倫実
ナンバリング
ECc1022
学科
2020〜2023年度 大学 教育人文学部 心理学科 1年
学年
1年
開講期
2023年度後期
授業形態
演習
単位数
2単位
実務経験の有無
無
実務経験および科目との関連性
無
ねらい
①科目の性格
全ての受講生が既に履修している必修科目「心理学統計法」と関連がある科目である。
1年次に学んだ様々な統計的方法について、パソコンを使って実習することで、知識の定着やより深い理解を促す。 ②科目の概要
心理学では、実験や調査などを通じて知り得たことが客観性を持った事実であることを明らかにする必要がある。
また、データ解析にはコンピュータやアプリケーションが用いられており、その使用を避けては通れない。 本科目では統計処理の基礎を復習しながら、パソコンを用いたデータの処理方法について学ぶ。 ③授業の方法(ALを含む)
本科目は演習科目であり、パソコンを用いてExcelでデータを集計・解析する方法を学ぶ。
最終的に、授業内で実施する調査結果について、これまで学んだデータ解析方法を 駆使し、レポートにまとめ提出する。 ミニテスト/実技、実験/レポート/レポート(表現)
④到達目標
到達目標1.データ収集の考え方、データの測定方法やその水準、仮説検定の考え方など、
データ分析の基礎的知識について説明できるようになる 到達目標2.データの水準に応じて、どのような解析方法を選択すべきか理解できるようになる 到達目標3.代表的な表計算ソフトであるMs-Excelを使用し、データ解析ができるようになる 到達目標4.心理学のレポートのルールに則って、データ解析の結果を報告することができる ⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
EC①-2 実証的研究方法の理解/EC①-5 客観的・論理的解釈/EC②-3 客観的・科学的な解釈
第1回
事前学習
「統計学がわかる」の第1章から第5章までの目次を見て、わからない言葉をノートに書きだしてみる。
心理学統計法の授業の内容もよく思い出してみること。(90分) 90分
授業内容
ガイダンス‐心理学情報処理法で何を学ぶのか
事後学習・次回事前学習
【事後学習】
統計学の活用事例について調べ、ノートにまとめる(120分) 【次回事前学習】 心理学統計法の授業資料などを見直し、質的データと量的データの違いを調べ、ノートにまとめてくる(60分) 180分
第2回
授業内容
尺度の水準と解析方法の選択(質的データと量的データ)
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業内容を見直し、理解が不十分な内容がないか確認し、次回の小テストに備える(120分)
【次回の事前学習】情報処理演習の資料などを振り返り、Excelでグラフを作成する方法を確認しておく(60分) 180分
第3回
授業内容
前回の内容に関する小テスト
グラフで表現してデータの特徴をつかもう(表とグラフの作成) 事後学習・次回事前学習
【事後学習】グラフ作成課題に取り組み、きちんと心理学のレポート用のグラフが書けるように練習する(120分)
【次回の事前学習】Excelの関数にはどのようなものがあるかを調べ、ノートに整理しておく(60分) 180分
第4回
授業内容
統計処理の基本:平均値、度数分布、標準偏差を計算する
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業内容を見直し、理解が不十分な点についてはExcelファイルを使って練習し、次回の小テストに備える(120分)
【次回の事前学習】テキストの第2章を読み、理解できない言葉にアンダーラインを引いておく(60分) 180分
第5回
授業内容
前回の内容に関する小テスト
標本調査における平均値の信頼性区間について学ぼう 事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業内容を見直し、理解が不十分な点についてはExcelファイルを使って練習し、次回の小テストに備える(120分)
【次回の事前学習】テキストの第3章(3−1、3−2)を読み、理解できない言葉にアンダーラインを引いておく(60分) 180分
第6回
授業内容
前回の内容に関する小テスト
2項目間の偏りを調べようⅠ(クロス集計表とχ2検定) 事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業内容を見直し、理解が不十分な点についてはExcelファイルを使って練習し、小テストに備える(120分)
【次回の事前学習】テキストの第3章(3−3、3−4)を読み、理解できない言葉にアンダーラインを引いておく(60分) 180分
第7回
授業内容
前回の内容に関する小テスト
2項目間の偏りを調べようⅡ(クロス集計表とχ2検定) 事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業内容を見直し、理解が不十分な点については再度Excelファイルを使って練習する(120分)
【次回の事前学習】テキストの第4章(4−1、4−2)を読み、理解できない言葉にアンダーラインを引いておく(60分) 180分
第8回
授業内容
2つの平均値に差があるか調べようⅠ:対応のないt検定
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業内容を見直し、理解が不十分な点についてはExcelファイルを使って練習し、小テストに備える(120分)
【次回の事前学習】テキストの第4章(4−3)を読み、理解できない言葉にアンダーラインを引いておく(60分) 180分
第9回
授業内容
前回の内容に関する小テスト
2つの平均値に差があるか調べようⅡ:対応のないt検定 事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業内容を見直し、理解が不十分な点については再度Excelファイルを使って練習する(120分)
【次回の事前学習】テキストの第5章(5−1、5−2)を読み、理解できない言葉にアンダーラインを引いておく(60分) 180分
第10回
授業内容
2つの平均値に差があるか調べようⅠ:対応のあるt検定
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業内容を見直し、理解が不十分な点についてはExcelファイルを使って練習し、小テストに備える(120分)
【次回の事前学習】テキストの第5章(5−3)を読み、理解できない言葉にアンダーラインを引いておく(60分) 180分
第11回
授業内容
前回の内容に関する小テスト
2つの平均値に差があるか調べようⅡ:対応のあるt検定 事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業内容を見直し、理解が不十分な点については再度Excelファイルを使って練習する(120分)
【次回の事前学習】心理学統計法の授業などの資料を参考に、相関分析とはどのような分析か調べておく(60分) 180分
第12回
授業内容
2項目間の関連を調べよう(相関係数)
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業内容を見直し、理解が不十分な点については再度Excelファイルを使って練習する。次回の小テストに備える。(120分)
【次回の事前学習】授業内で配布されたExcelファイルや授業資料を整理し、レポートを書く準備をする(60分) 180分
第13回
授業内容
前回の内容に関する小テスト
調査データの集計・分析① 事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業内に配布されたレポート作成資料をよく読んで、レポートについて質問したいことをノートにまとめる(120分)
【次回の事前学習】レポートを作成するためのデータを眺め、どのような分析ができそうか、ノートにまとめる(60分) 180分
第14回
授業内容
調査データの集計・分析②
事後学習・次回事前学習
【事後学習】レポートの課題を理解したうえで、課題の分析方法(どの分析を用いるべきか?)を選択してみる(120分)
【次回の事前学習】レポートの質的データ、量的データのまとめ課題に取り組んでみる(60分) 180分
第15回
授業内容
調査データの集計・分析③
事後学習
【事後学習】実際にレポートを作成する(90分)
90分
フィードバック
授業内に行なう課題の成績のフィードバックについては授業終了時までに全て行なう。
また、課題の中で誤りが多い点については授業内で再度説明し、理解を深める。 評価方法および評価の基準
各授業回に指示する課題や小テストへの取り組み(50%)とレポート(50%)で評価し、
60点以上を合格とする。実習を含む科目なので、毎回の授業に出席すること。 到達目標1.データ収集の考え方、データの測定方法やその水準、仮説検定の考え方など、 データ分析の基礎的知識について説明できるようになる(授業内の課題25%、レポート5%) 到達目標2.データの水準に応じて、どのような解析方法を選択すべきか理解できるようになる (授業内の課題10%、レポート15%) 到達目標3.代表的な表計算ソフトであるMs-Excelを使用し、データ解析ができるようになる (授業内の課題15%、レポート15%) 到達目標4.心理学のレポートのルールに則って、データ解析の結果を報告することができる (レポート15%) 教科書
書名
著者
出版社
ISBN
備考
統計学がわかる
向後千春・富永敦子
技術評論社
4774131903
推薦書・参考文献
履修上の助言、教員からのメッセージ
*心理学統計法、情報処理演習の授業内容をしっかり復習しておくこと
*授業は演習が中心であり、学んだことを確認するための小テストが頻繁に行われるため、 遅刻・欠席は極力しないこと *演習が中心の科目であるため、ZOOMでの遠隔授業については基本的に対応できない |