シラバス情報

科目名
心理学統計法
担当教員名
綿井 雅康
ナンバリング
ECc1021
学科
2020〜2023年度 大学 教育人文学部 心理学科 1年
学年
1年
開講期
2023年度前期
授業形態
講義
単位数
2単位

実務経験の有無
実務経験および科目との関連性

ねらい
①科目の性格
本科目は、学科専門科目「心理基礎科目」の「研究法・実習科目」領域の卒業要件必修科目である。心理学の実証的研究を進める上で必要不可欠である統計法の基礎的知識と技能を身につける。4年次の「卒業研究」に至るまでの研究法に関する科目の基礎基本となる事項を学ぶ。
②科目の概要
最初に、記述統計学と呼ばれるデータ集計の基礎を学習する。計算式の解説よりも、具体的データを実際に集計することで、統計用語や手法に親しむ。次に、推測統計を学習する。実験計画法に基づいて測定されたデータに対する統計的仮説検定の手順について、具体的なデータの分析を通して習得する。
③授業の方法(ALを含む)
本科目では、講義による解説と配付課題への取り組みを並行して行う。個人で取り組むよりも、少人数のグループワークにより統計演習の実技に取り組む。また、知識と技能の定着を図り、統計的な思考力を育成すること目指して授業外課題を出題する。
グループワーク
④到達目標
到達目標1.分析目的に基づいて記述統計を実行しその結果を解釈できる
到達目標2.目的に基づいて適切な統計的検定を実行しその結果を読み取りに基づいた仮説検証が行える
到達目標3.主観によることなく実証的な統計手法から心理的現象を分析する態度を備える
⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
EC①-2 実証的研究方法の理解/EC②-3 客観的・科学的な解釈/EC③-2 知識・理解を活用する意欲

第1回
事前学習
電卓の使い方,比率(%)の計算方法,数学における計算記号「∑」の意味を復習しておくこと。
90分
授業内容
ガイダンス、心理統計法の意義
事後学習・次回事前学習
[事後学習]授業内で取り組んだ課題をもとに学習内容を正確に理解したのかを振り返る。その上で配布された授業外課題に独力で取り組み提出する。修得した知識・計算技法と手順・解析手法を逐次確認すること。
[事前学習]事前に配布される資料のタイトルと冒頭の説明を読み,どんなことを学ぶのかについて心構えを作っておくこと。
180分
第2回
授業内容
度数分布と統計図表
事後学習・次回事前学習
[事後学習]授業内で取り組んだ課題をもとに学習内容を正確に理解したのかを振り返る。その上で配布された授業外課題に独力で取り組み提出する。修得した知識・計算技法と手順・解析手法を逐次確認すること。
[事前学習]事前に配布される資料のタイトルと冒頭の説明を読み,どんなことを学ぶのかについて心構えを作っておくこと。
180分
第3回
授業内容
代表値(平均値、中央値、最頻値)
事後学習・次回事前学習
[事後学習]授業内で取り組んだ課題をもとに学習内容を正確に理解したのかを振り返る。その上で配布された授業外課題に独力で取り組み提出する。修得した知識・計算技法と手順・解析手法を逐次確認すること。
[事前学習]事前に配布される資料のタイトルと冒頭の説明を読み,どんなことを学ぶのかについて心構えを作っておくこと。
180分
第4回
授業内容
散布度(分散と標準偏差、範囲、四分領域)
事後学習・次回事前学習
[事後学習]授業内で取り組んだ課題をもとに学習内容を正確に理解したのかを振り返る。その上で配布された授業外課題に独力で取り組み提出する。修得した知識・計算技法と手順・解析手法を逐次確認すること。
[事前学習]事前に配布される資料のタイトルと冒頭の説明を読み,どんなことを学ぶのかについて心構えを作っておくこと。
180分
第5回
授業内容
2つの平均の比較(対応のないt検定)【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]授業内で取り組んだ課題をもとに学習内容を正確に理解したのかを振り返る。その上で配布された授業外課題に独力で取り組み提出する。修得した知識・計算技法と手順・解析手法を逐次確認すること。
[事前学習]事前に配布される資料のタイトルと冒頭の説明を読み,どんなことを学ぶのかについて心構えを作っておくこと。
180分
第6回
授業内容
2つの平均の比較(対応のあるt検定)
事後学習・次回事前学習
[事後学習]授業内で取り組んだ課題をもとに学習内容を正確に理解したのかを振り返る。その上で配布された授業外課題に独力で取り組み提出する。修得した知識・計算技法と手順・解析手法を逐次確認すること。
[事前学習]事前に配布される資料のタイトルと冒頭の説明を読み,どんなことを学ぶのかについて心構えを作っておくこと。
180分
第7回
授業内容
3つ以上の平均の比較(対応のない分散分析)【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]授業内で取り組んだ課題をもとに学習内容を正確に理解したのかを振り返る。その上で配布された授業外課題に独力で取り組み提出する。修得した知識・計算技法と手順・解析手法を逐次確認すること。
[事前学習]事前に配布される資料のタイトルと冒頭の説明を読み,どんなことを学ぶのかについて心構えを作っておくこと。
180分
第8回
授業内容
3つ以上の平均の比較(対応のある分散分析)
事後学習・次回事前学習
[事後学習]授業内で取り組んだ課題をもとに学習内容を正確に理解したのかを振り返る。その上で配布された授業外課題に独力で取り組み提出する。修得した知識・計算技法と手順・解析手法を逐次確認すること。
[事前学習]事前に配布される資料のタイトルと冒頭の説明を読み,どんなことを学ぶのかについて心構えを作っておくこと。
第9回
授業内容
クロス集計
事後学習・次回事前学習
[事後学習]授業内で取り組んだ課題をもとに学習内容を正確に理解したのかを振り返る。その上で配布された授業外課題に独力で取り組み提出する。修得した知識・計算技法と手順・解析手法を逐次確認すること。
[事前学習]事前に配布される資料のタイトルと冒頭の説明を読み,どんなことを学ぶのかについて心構えを作っておくこと。
180分
第10回
授業内容
質的変数間の関連(χ二乗検定)線形回帰【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]授業内で取り組んだ課題をもとに学習内容を正確に理解したのかを振り返る。その上で配布された授業外課題に独力で取り組み提出する。修得した知識・計算技法と手順・解析手法を逐次確認すること。
[事前学習]事前に配布される資料のタイトルと冒頭の説明を読み,どんなことを学ぶのかについて心構えを作っておくこと。
180分
第11回
授業内容
2変数間の相関【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]授業内で取り組んだ課題をもとに学習内容を正確に理解したのかを振り返る。その上で配布された授業外課題に独力で取り組み提出する。修得した知識・計算技法と手順・解析手法を逐次確認すること。
[事前学習]事前に配布される資料のタイトルと冒頭の説明を読み,どんなことを学ぶのかについて心構えを作っておくこと。
180分
第12回
授業内容
質的変数と量的変数
事後学習・次回事前学習
[事後学習]授業内で取り組んだ課題をもとに学習内容を正確に理解したのかを振り返る。その上で配布された授業外課題に独力で取り組み提出する。修得した知識・計算技法と手順・解析手法を逐次確認すること。
[事前学習]事前に配布される資料のタイトルと冒頭の説明を読み,どんなことを学ぶのかについて心構えを作っておくこと。
180分
第13回
授業内容
正規分布と相対順位
事後学習・次回事前学習
[事後学習]授業内で取り組んだ課題をもとに学習内容を正確に理解したのかを振り返る。その上で配布された授業外課題に独力で取り組み提出する。修得した知識・計算技法と手順・解析手法を逐次確認すること。
[事前学習]事前に配布される資料のタイトルと冒頭の説明を読み,どんなことを学ぶのかについて心構えを作っておくこと。
180分
第14回
授業内容
統計的検定の応用【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]授業内で取り組んだ課題をもとに学習内容を正確に理解したのかを振り返る。その上で配布された授業外課題に独力で取り組み提出する。修得した知識・計算技法と手順・解析手法を逐次確認すること。
[事前学習]事前に配布される資料のタイトルと冒頭の説明を読み,どんなことを学ぶのかについて心構えを作っておくこと。
180分
第15回
授業内容
まとめ
事後学習
本科目で学び得たものをしみじみと振り返る。
90分

フィードバック
授業内課題は授業内で正解を提示、授業外課題や翌授業時までに返却し、全体としてのコメント、まとめの筆記試験については必要に応じて評価結果を返却する。
評価方法および評価の基準
授業内課題の取り組み(15%)、授業外課題への取り組み(15%)、まとめの筆記試験(70%)を総合的に評価し、60点以上を合格とする。
到達目標1.授業内課題(5%/15%)、授業外課題(5%/15%)、まとめ試験(25%/70%)
到達目標2.授業内課題(5%/15%)、授業外課題(5%/15%)、まとめ試験(35%/70%)
到達目標3.授業内課題(5%/15%)、授業外課題(5%/15%)、まとめ試験(10%/70%)

教科書
書名
著者
出版社
ISBN
備考
ほんとうにわかりやすいすごく大切なことが書いてあるごく初歩の統計の本
吉田寿夫
北大路書房
推薦書・参考文献

履修上の助言、教員からのメッセージ
★電卓が必須です★ 統計電卓ではなく、通常の電卓です。ただし、 √(ルート)ボタン、メモリ機能のボタン(MRとMCが別ボタン)を備えた大きめの電卓を用意すること(全ての授業時に使用します)。スマホの電卓は、まとめの試験解答時には使用できません。
最後のまとめの試験は時間割外(初回に説明)の日程で実施します。