シラバス情報

科目名
心理学入門演習 1Bクラス
担当教員名
綿井 雅康、武田 瑞穂
ナンバリング
ECc2017
学科
2020〜2023年度 大学 教育人文学部 心理学科 2年
学年
2年
開講期
2023年度前期
授業形態
演習
単位数
2単位

実務経験の有無
実務経験および科目との関連性

ねらい
①科目の性格
本科目は学科専門科目「研究法・実習科目」領域に配置された必修科目である。各学生が心理学の概念・理論・研究事例を主体的に学習し、その理解を発表し質疑応答を展開することで、受講生相互による学びを深める。心理学の専門性を主体的に高めていく演習形式による学修の導入科目に相当する。したがって、演習という学修方法それ自体を修得することも目標の一つである
②科目の概要
1年次の学科専門科目で学修した心理学の主要領域(発達・臨床・教育・人格・社会等)に関する専門書の講読し,概念・理論について理解を踏まえて各自が報告し,受講生間での質疑応答から、心理学的な思考力や判断力を向上させる。
③授業の方法(ALを含む)
対象学年の受講生は4班に分かれ、各班ごとに、二人の教員が前半と後半に分かれて担当する。教員ごとに扱う心理学の領域は若干異なるが、授業時の進め方は基本的には同一である。発表を担当する学生(または学生グループ)が、予め講読したテーマについて、予め作成した要約資料を配布および視覚提示しながら、説明し報告する。受講者は説明・報告内容について質疑応答を行い、全員で討論を行う。必要に応じて、担当教員が補足解説を行うことがある。
リアクションペーパー/グループワーク/ディスカッション/プレゼンテーション
④到達目標
到達目標1.心理学的な知見に興味をもち主体的に調べようとする態度を備える
到達目標2.心理学的な知見を客観的かつ論理的に表現することができる
到達目標3.心理学的知見を具体的な心の動きや行動の特徴に結びつけて説明できる
⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
EC①-2 実証的研究方法の理解/EC①-4 心理学の理論・概念・技能の活用の理解/EC①-5 客観的・論理的解釈

内容
各教員が扱うテーマは以下の予定である。テーマと担当教員に関する詳細は、報告と授業展開については第1回に説明する。
受講生は4つのグループに分かれ、A・CまたはB・Dを7回ずつ受講して学修する。
A.日常生活や社会における記憶・知識・学習に関する文献を読み、心理学の研究方法を学ぶ【綿井】
B.発達障害に関する文献を読み、心理学の研究方法を学ぶ【武田】
C.人間の知覚や認知発達に関する文献を読み、心理学の研究方法を学ぶ【池田】
D.日常生活や社会における心理臨床に関する事例について調べる【永作】
各授業回における授業外学習の内容・所要時間
【事前学習】
1回 既に学修した心理学的知見のうち、興味・関心のある領域やテーマを明確にしておく [20分]。
2回〜14回 報告担当前は、担当箇所の精読と他資料の参照を踏まえ、テーマに対する主体的・具体的な理解を形成し、聞き手の知識形成という視点から配布・提示資料を作成しつつ口頭報告の準備を行う [3時間]。それ以外の授業回においては、報告テーマについて、自らの体験や興味関心を具体的に喚起しておくこと[各回30分,全体で7時間程度]。
15回 本科目での学修を振り返り、獲得した知識や考え方を確認しておく[2時間]。
【事後学修】
2〜14回 授業内で扱われたテーマに関して、人々の心の動きや行動の特徴に適用し、説明し分析することを試みる。また必要に応じて学修内容をまとめる [各回30分,全体で7時間程度] 。
15回 本科目を通して形成された心理学的な思考力や判断力について振り返る[30分]。

フィードバック
報告課題については授業内でコメントする。その他の課題については、以降の授業内でコメントを返却する。
評価方法および評価の基準
報告課題への取り組み(60%)、毎回の課題への取り組み(20%)、まとめの課題(20%)を総合的に評価し、60点以上を合格とする。
到達目標1.報告課題(30%/60%)、毎回課題(5%/20%)、まとめ課題(5%/20%)
到達目標2.報告課題(20%/60%)、毎回課題(5%/20%)、まとめ課題(5%/20%)
到達目標3.報告課題(10%/60%)、毎回課題(10%/20%)、まとめ課題(10%/20%)

教科書
書名
著者
出版社
ISBN
備考
担当教員からの指示に従うこと
推薦書・参考文献

履修上の助言、教員からのメッセージ