シラバス情報

科目名
発達臨床フィールドワーク
担当教員名
武田 瑞穂、綿井 雅康
ナンバリング
ECb4016
学科
2020〜2023年度 大学 教育人文学部 心理学科 3年
学年
3年
開講期
2023年度後期
授業形態
演習
単位数
2単位

実務経験の有無
実務経験および科目との関連性
心理臨床や発達臨床に関する資格を有し,発達・心理相談等の実務経験があります。 これらの実務経験から得られた事例に基づき、実際の問題や対応に関して、受講生とともに考えながら、学習を進めていきます。

ねらい
①科目の性格
本科目は、発達臨床科目領域に配置された選択科目である。生涯発達領域および心理臨床領域での学修を基礎として、「心理学」が社会のさまざまな場で、どのように役立っているのかを実習を通して具体的に理解する科目である。
②科目の概要
いくつかの臨床現場(医療・保健の施設や機関、学校教育および関連する施設や機関、社会福祉関連の施設や機関)に出向いて見学させていただくとともに、現場で従事されている専門家の方からのお話をうかがいます。事前のガイダンスと事後のまとめを見学ごとに行います。
③授業の方法(ALを含む)
老人福祉施設、特別支援学校、子育て支援施設、児童相談所等での観察実習を通して、これまで学んできた心理臨床の各領域における知識・技能を用いて、日常生活における課題の解決に臨む意欲をもてるよう、進めていきます。
レポート/グループワーク/実習・インターンシップ/フィールドワーク
④到達目標
1.知識として学んできた発達心理学や臨床心理学などが現場でどう生きているかを理解します。
2.現場で「心理学を活かすこと」にどのような難しさがあるのか等、発達臨床に対する理解を深めます。
3.受講生が自分の将来の道を考える上での「心理学を活かす」という視点を実質化します。
⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
EC①-1 基本的理念・概念の理解/EC②-2 分析的思考/EC③-4 理論・概念・知識・技能の主体的活用

内容
1.参観現場(社会福祉関連の施設や機関を予定)への見学実習に対する事前ガイダンス
2.高齢者施設等の社会福祉施設見学実習
3.子育て支援施設等の社会福祉施設見学実習
4.特別支援学校等の学校教育関連施設見学実習
5.児童相談所もしくは病院等の医療・保健関連、社会福祉関連施設見学実習
各授業回における授業外学習の内容・所要時間
[事前学習]
 事前ガイダンスを踏まえ,参観実習を行う施設に関して,各施設が開設しているホームページ,施設の特徴などを説明している厚生労働省および文部科学省の関連ページを参照し、施設の概要などを事前に十分学習し、見学の視点を明確にしておいてください(各施設ごとに3時間程度,全体計12時間以上)。
[事後学習]
 参観実習で学んだ各施設の機能や役割、課題等を整理し、心理学的観点から分析して、その振り返りを文章(レポート)としてまとめる(各施設ごとに3時間,全体計12時間以上)。

フィードバック
提出された事後レポートについて,必要に応じて,コメントや指示を行う。
評価方法および評価の基準
100点満点中、実習態度得点(積極性やことば使いなど)20%と、見学ごとのレポート得点80%(100点×施設数)にて評価し、総合評価60点以上を合格とします。
到達目標1.実習態度得点(10%)、レポート(30%)
到達目標2.実習態度得点(5%)、レポート(30%)
到達目標3.実習態度得点(5%)、レポート(20%)

教科書
書名
著者
出版社
ISBN
備考
教科書は使用しない
推薦書・参考文献

履修上の助言、教員からのメッセージ
1.参観にかかる経費(交通費など)は受講生の自己負担となります。
2.参観を実施する時期は、通常の授業が行われない日程となります(例えば集中講義期間、春期休業期間)。
3.参観を円滑に行うために、受講生の人数(上限)を設定します。
4.参観施設,参観時期、受講制限などについては、後期の学科オリエンテーションにて説明します。