教員名 : 設楽 優子
|
科目名
卒業研究 0Pクラス
担当教員名
設楽 優子
ナンバリング
EBm5111
学科
2020〜2024年度 大学 教育人文学部 児童教育学科 4年
学年
4年
開講期
2023年度前期、2023年度後期
授業形態
演習
単位数
4単位
実務経験の有無
無
実務経験および科目との関連性
無
ねらい
①科目の性格
この科目は、本学科に入学以来の学びの総まとめとして、3年次からの演習に引き続いて、自らが興味、関心をもつ分野に関してテーマを絞り、研究論文としてまとめることを目標とする。
②科目の概要
各自の興味関心のある研究分野から、資料や文献などの情報収集と整理を行い、自らの論考を卒業論文として結実させる。
③授業の方法(ALを含む)
本科目では、受講生のプレゼンテーション・他の受講生やゼミ担とのディスカッション・助言を通して卒業研究論文を執筆・改善する。
秋に教育実習を行う受講生は、実習期間開始の2週間前までにゼミ担へ卒論原稿ファイルをUNIPA課題に登録提出すること。学科への最終提出期限は例年12月中旬である。 レポート/ディスカッション/プレゼンテーション/論文
④到達目標
1. 計画的に余裕を持たせて卒業論文を作成・提出できる
2. 他者との意見交換を柔軟に活用して自身の研究に活かすことができる 3. 自分自身の論考を、先行の調査・研究や第1次データをもとに、明確に文章表現できる ⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
EB①-1 教育活動の組み立て/EB②-1 他者との協働、役割・職務遂行/EB③-3 主体的・継続的学修
内容
卒業研究では3年次のゼミナールで自らの興味関心をもった分野について発表し、受講生とゼミ担と討論しながら学びを深めていく。
各授業回における授業外学習の内容・所要時間
各授業回における授業外学習の時間は、教育実習等の公欠の授業回も0分と数えた後の平均として、180分とする。
<事前学習> 文献検索、学外での情報収集、方法の検討、レポートやプレゼンテーションをまとめ、研究を深める(90分)。 <事後学習> 授業内容を整理し理解を深める。自らの研究計画に従い、研究を発展させる(90分)。 フィードバック
4月に決めた途中経過発表として出されたレポートには、コメントを付けて、授業時間内に返却する。秋の教育実習の2週間前までに提出された卒論原稿にも、コメントを付けて、実習終了後の授業時間内に返却する。
評価方法および評価の基準
目標1. 途中経過発表10%/20% 卒論提出10%/20%
目標2. 途中経過発表前後10%/10% 目標3. 途中経過発表30%/70% 卒論における表現40%/70% これらを合わせ60%以上を合格とする。 教科書
推薦書・参考文献
履修上の助言、教員からのメッセージ
どうしてもテーマが絞れない場合、6月までであれば、以下のことに関係するテーマであれば、助言が可能である。
<英語音声・音韻に関係する研究を行う場合の参考情報> 英語音声のやりとりを多く取り入れた小学校中学年の外国語活動は、皮肉にも、日本人の話す英語の日本語なまりを強化しているという現状がある。これは、読み書きを導入する前に、児童が外国語の音声を正確にまねたとしても、そのままでは長時間記憶しにくく、言語を記憶したいと思ったら、頭の中で母語の音に結び付けるしか方法がないためと考えられる。学習者が対面や動画などでも通じる英語を身につけたいのであれば、英語での外国語活動の初期から、通じる発音自体と同時に、発音と書き言葉の対応関係も学ぶ方が近道である。聴者・視者であるならば、聞き話し読み書きをバランスよく学ばないと、その言語を身につけたとは言い難い。また、すでに学習初期にあるとは言えない年齢の学習者も、一度はこの対応関係の基本を学びなおし、母語と外国語の「言語的機能を持つ音声の特徴」の相違を身につける必要がある。英語の発音とつづりの対応関係は、使用頻度の高い単語では不規則なことが多いが、多くの英単語に当てはまる規則性はあり、学習を助ける。国語教育で特殊拍の書き方は整理して教えられているが、外国語教育においては、特殊なものよりも規則的なことを重点的に教えるべきである。 |