シラバス情報

科目名
特別支援学校教育実習(事前事後指導含む)
担当教員名
岡本 明博、細谷 忠司、中西 郁
ナンバリング
EBe4055
学科
2020〜2024年度 大学 教育人文学部 児童教育学科 4年
学年
4年
開講期
2023年度前期、2023年度後期
授業形態
実習
単位数
3単位

実務経験の有無
実務経験および科目との関連性
特別支援学校、教育行政等に携わってきた経験を持つ教員が担当し、実際に特別支援学校で指導を行ってきた経験を活かして、特別支援学校の学級経営や教科指導の在り方について講義を中心に演習も取り入れながら指導する。

ねらい
①科目の性格
本科目は、児童教育学科の「特別支援教育に関する科目」の選択教科であり、特別支援学校教諭一種免許状取得の必修科目である。特別支援教育に関する科目の「心身に障害のある幼児、児童又は生徒についての教育実習」に該当し、教育実習をはじめ、教育実習の係わる事前事後の指導を通して特別支援学校における学級経営や教科指導等の基本的な知識と技能を学修する。
②科目の概要
教育実習の目的、進め方、教育実習に臨む心構えをはじめ、教材作成の工夫を学ぶとともに、学習指導案の作成の方法、実際の授業の進め方等について講義・演習を行う。そのうえで、特別支援学校で実習を行い、特別支援学校の指導の実際や学校運営の実際を体験する。また、教育実習後には、教育実習で学修したことを学生間で共有し、卒業後の教職等に活かせるようにする。
③授業の方法(ALを含む)
本科目では、講義による解説を中心として、指導案の作成等の演習を取り入れて授業を行う。
リアクションペーパー/レポート/グループワーク/ディスカッション/プレゼンテーション/ロールプレイ・模擬授業/実習・インターンシップ
④到達目標
到達目標1. 特別支援学校の教育の実際について理解し、障害の特性、教育課程編成について説明することができる。
到達目標2. 障害のある児童等の指導方法ついて学ぶとともに、学習指導案を作成できる。
到達目標3. 教育実習の意義と心構えについて学び、児童生徒の関心・意欲を喚起授業、学級経営を行うことができる。
⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
EB①-4 教材研究、学習指導案作成/EB②-5 指導技術、子どもの関心・意欲喚起/EB③-2 使命・職務の理解、職責を果たす姿勢

内容
1 事前指導(8時限相当の時間を配当する)【レポート】
(1) 教育実習オリエンテーション
(2) 実習時における服務、勤務の心得
(3) 実習記録の作成方法
(4) 特別支援学校の授業構成
(5) 特別支援学校の学習指導案の作成

2 中間指導(4時限相当の時間を配当する)【実技】
(1) 実習校の児童の障害特性
(2) 実習校の児童の支援方法、指導の基本的な考え方
(3) 実習校の児童の障害特性に応じた教材教具の作成の工夫
(4) 実習校の児童の障害特性に応じた学習指導案の作成

3 事後指導(3時限相当の時間を配当する)【レポート】
(1) 教育実習の総括的な反省
(2) 実習での学修を卒業後の進路先での活用についての検討
各授業回における授業外学習の内容・所要時間
【事前準備】
 実習校のホームページから実習校の教育内容等について調べておく。また、特別支援学校学習指導要領の「第2章各教科」の内容を熟読しておく。(各授業に対して60分)
【事後学修】
 授業担当教員に作成した学習指導案を提出し、添削を受ける。(各授業に対して60分)

フィードバック
提出された課題(指導案)等は、次回の授業等までに添削して返却する。
評価方法および評価の基準
課題で提出された指導案(30%)、教育実習の取組みの様子(実習日誌の記述内容)・実習校の評価(70%)によって総合的に評価し、総合評価60点以上を合格とする。
 到達目標1 指導案提出(10%/30%) 教育実習の取組(30%/70%)
 到達目標2 指導案提出(10%/30%) 教育実習の取組(20%/70%)
 到達目標3 指導案提出(10%/30%) 教育実習の取組(20%/70%)

教科書
推薦書・参考文献
【推薦書】 「特別支援教育の基礎」中西 郁 他 著 大学図書出版
【参考図書】授業内で必要な書籍等を紹介する。

履修上の助言、教員からのメッセージ