シラバス情報

科目名
幼稚園教育実習(事前事後指導含む)
担当教員名
岡本 明博、冨山 哲也、狩野 浩二、日出間 均、山本 悟、三藤 あさみ、塚田 昭一、細谷 忠司、林 宣之
ナンバリング
EBe3054
学科
2020〜2024年度 大学 教育人文学部 児童教育学科 3年
学年
3年
開講期
2023年度後期
授業形態
実習
単位数
2単位

実務経験の有無
実務経験および科目との関連性
小学校等での実務をもつ教員等が、実務の経験を活かして、幼小連携の視点も取り入れながら指導する。また、幼稚園での教育実習における実際的な方法等についても指導する。

ねらい
①科目の性格
この科目は、児童教育学科の「教育実践に関する科目」の選択科目である。本科目は、幼稚園教諭免許状取得のための必修科目であり、小学校教育実習をあわせて受講する者が履修対象である。
②科目の概要
幼稚園教育の基本、幼児の発達の特性、教育実習を行う際の心構え等について学び、他の幼稚園教育専門科目で学んだ内容と、実習園での実習内容とを結合させて教育実習の成果をあげ、教職への認識を確かなものとする。
③授業の方法(ALを含む)
実習を中心としながら、事前ならびに事後においてグループごとのディスカッション、報告を取り入れながら進める。【実習】、【グループディスカッション】
ディスカッション/実習・インターンシップ
④到達目標
到達目標1 幼稚園教育の具体的な指導内容・方法について述べることができる。
到達目標2 幼稚園教諭として必要な保育観、指導力、知識、子ども理解のありかたを実習を通じて知り、日誌に表現することができる。
到達目標3 幼稚園教育と小学校教育の接続について理解できる。
⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
EB①-1 教育活動の組み立て/EB③-1 子どもから学び、共に成長する姿勢

内容
この授業は、(1)事前指導ならびに(3)事後指導にて、グループディスカッションを取り入れ、(2)の総合実習の学びを深めてゆく。
(1)事前指導
 幼稚園教育の基本となる考え方について学び、課題意識をもって実習に臨めるよう、幼稚園教育の実際について具体的なイメージを広げる。
 ①実習の目的・目標、内容等にかかわるオリエンテーション
 ②幼児の発達の特性理解、観察・記録の方法と実際
 ③幼稚園の教育課程・指導計画の考え方、指導案の作成
 ④保育内容(指導)と評価、日誌の書き方
 ⑤実習園におけるオリエンテーション(園長、実習担当の教職員等による)

(2)総合実習
  小学校教諭一種免許状を取得することを前提条件としているので、実習期間は1週間である。
①参加観察実習と責任実習を含む総合実習を連続して行う。
 ・実習日誌を毎日書き、実習園の担当教諭等から指導を受ける。
 ・幼児集団を指導する責任実習(部分・1回)を行う。
 ・実習に当たっては、学級や幼児の実態に即した指導案を作成し、実習園の担当教諭等から指導を
受けることとする。
 ②実習園は原則として学校指定の園とする。

(3)事後指導
 学内での実習報告や実習日誌を手がかりとして、幼稚園教育に関する理解を深める。
 ①幼稚園教育の独自性
 ②幼稚園における学びの評価
 ③保育における教師の役割
各授業回における授業外学習の内容・所要時間
【事前予習】実習先の教育方針、特性の理解。提示する課題に関する事前調査、情報検索、発表準備(90分)
【事後学修】 学修のまとめとして提示する課題に関するレポートの作成(90分)

フィードバック
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評価方法および評価の基準
事前事後指導中の取り組み態度及び実習日誌等の提出物を50%、教育実習の勤務状況、実習の取り組み姿勢及び実習園の成績評価等を50%とし、総合的に評価し、60点以上を合格とする。

到達目標1 事前事後指導中の取り組み態度及び実習日誌等の提出物(40%/50%)
到達目標2 実習の取り組み姿勢及び実習園の成績 (50%/50%)
到達目標3 事前事後指導中の取り組み態度及び実習日誌等の提出物(10%/50%)

教科書
書名
著者
出版社
ISBN
備考
『幼稚園教育要領(平成29年告示)』
文部科学省
フレーベル館
『幼稚園教育要領解説』(平成30年)
文部科学省
フレーベル館
推薦書・参考文献
【推薦書】 幼少年教育研究所編 「新版 遊びの指導」 同文書院
      全国幼児教育研究協会編 「4歳児の遊びアイデア集」 チャイルド

履修上の助言、教員からのメッセージ