シラバス情報

科目名
知的障害教育課程論
担当教員名
岡本 明博、中西 郁
ナンバリング
EBd4045
学科
2020〜2024年度 大学 教育人文学部 幼児教育学科 2年/2020〜2024年度 大学 教育人文学部 児童教育学科 2年/2020〜2024年度 大学 教育人文学部 心理学科 2年/2024年度 大学 人間生活学部 人間福祉学科 介護コース 2年/2020〜2024年度 大学 人間生活学部 健康栄養学科 2年/2024年度 大学 人間生活学部 人間福祉学科 こどもコース 2年/2020〜2024年度 大学 人間生活学部 食物栄養学科 2年/2020〜2024年度 大学 教育人文学部 文芸文化学科 芸術・文化コース 2年/2020〜2023年度 大学 人間生活学部 人間福祉学科 社福・介護コース 2年/2020〜2024年度 大学 人間生活学部 食品開発学科 2年/2020〜2024年度 大学 教育人文学部 文芸文化学科 多文化・共生コース 2年/2020〜2023年度 大学 人間生活学部 人間福祉学科 社福・保育コース 2年/2020〜2024年度 大学 教育人文学部 文芸文化学科 日本語・日文コース 2年/2020〜2024年度 大学 社情デザイン学部 社情デザイン学科 2年
学年
2年
開講期
2023年度後期
授業形態
講義
単位数
2単位

実務経験の有無
実務経験および科目との関連性
特別支援学校、教育行政に携わってきた経験を持つ教員が担当し、実際に知的障害特別支援学校で指導を行ってきた経験を活かして、知的障害教育の教育課程の実際等について講義を中心に指導する。

ねらい
①科目の性格
本科目は、児童教育学科の「特別支援教育に関する科目」の選択教科であり、特別支援学校教諭一種免許状取得の必修科目である。特別支援教育に関する科目の「特別支援教育領域に関する科目」に該当し、知的障害特別支援学校の教育課程の構造や知的障害教育における領域別の指導、教科別の指導、各教科等を合わせた指導の意義を理解し、学習指導案を作成できる知識と技能を学修する。
②科目の概要
既習の知的障害教育概論の内容を踏まえ、専門的な事項について理解を深めることを目的とする。また、知的障害教育の教育課程を編成する上で重要な知的障害教育の教科、各教科等を合わせた指導の意義を理解し、学習指導案を作成していく。
③授業の方法(ALを含む)
本科目では、講義による解説を中心として、ディスカッションによる事例の検討、学習指導案の作成等の演習も取り入れて授業を行う。
ミニテスト/リアクションペーパー/レポート/グループワーク/ディスカッション/プレゼンテーション/レポート(表現)/ロールプレイ・模擬授業
④到達目標
到達目標1. 知的障害のある児童の学習上の特性や教育課程の特徴を理解し、知的障害教育の教育課程の特徴を説明することができる。
到達目標2. 知的障害特別支援学校の授業時数の考え方を理解するとともに、時間割や学習指導案を作成することができる。
到達目標3. 知的障害の障害特性を踏まえ、知的障害のある児童の関心・意欲を喚起する授業を行うことができる。
⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
EB①-1 教育活動の組み立て/EB①-4 教材研究、学習指導案作成/EB①-5 指導法の工夫

第1回
事前学習
知的障害教育における教育課程編成と多様な教育の場について調べ、教育課程の意義、重要性の基本的事項を理解しておく。
180分
授業内容
知的障害教育における教育課程の意義、重要性【レポート】
事後学習・次回事前学習
知的障害教育における教育課程編成と多様な教育の場と授業資料を読み、教育課程の意義、重要性の基本的事項について深くを理解する。
教育課程の法制、仕組の基本的事項について調べ、理解しておく。
180分
第2回
授業内容
教育課程の法制、仕組【レポート】
事後学習・次回事前学習
知的障害教育における教育課程編成と多様な教育の場と授業資料を調べ、教育課程の法制、仕組等の課題に取り組み、深く理解しておく。
特別支援学校学習指導要領の知的障害教育における教育課程の内容〜各教科の指導〜の基本的事項について理解しておく。
180分
第3回
授業内容
知的障害教育における教育課程の内容〜各教科の指導〜【レポート】
事後学習・次回事前学習
学習指導要領改訂のポイントと授業資料を読み、知的障害教育における教育課程の内容等の課題に取り組み、深く理解しておく。
知的障害教育における指導の特徴を調べ、知的障害教育における教育課程の内容〜領域別の指導〜の内容の基本的事項について理解しておく。
180分
第4回
授業内容
知的障害教育における教育課程の内容〜領域別の指導〜【レポート】
事後学習・次回事前学習
知的障害教育における指導の特徴を調べ、知的障害教育における教育課程の内容〜領域別の指導〜等の課題に取り組み、深く理解しておく。
学習指導要領改訂のポイント等の授業資料を読み、知的障害教育における教育課程の授業時数と時間割の基本的事項について理解しておく。
180分
第5回
授業内容
知的障害教育における教育課程の授業時数と時間割【レポート】
事後学習・次回事前学習
習指導要領改訂のポイント、授業資料を読み、知的障害教育における教育課程の授業時数と時間割等の課題に取り組み、深く理解しておく。
学習指導案の作成・活用について調べ、知的障害特別支援学級、知的障害特別支援学校の指導案作成の基本的事項について理解しておく。
180分
第6回
授業内容
知的障害特別支援学級、知的障害特別支援学校の指導案作成の基礎・基本【レポート】
事後学習・次回事前学習
学習指導案の作成・活用、授業資料を読み、知的障害特別支援学校の指導案作成等の課題に取り組み、深く理解しておく。
特別支援学校学習指導要領の知的障害教育の国語科の目標・内容を読み、知的障害教育の教科「国語」の指導案の基本的事項について理解しておく。
180分
第7回
授業内容
知的障害教育の教科「国語」の指導案の作成(演習)その1【実技】
事後学習・次回事前学習
特別支援学校学習指導要領の知的障害教育の国語科の目標・内容を参考に、知的障害教育の教科「国語」の指導案を作成する。
180分
第8回
授業内容
知的障害教育の教科「国語」の指導案の作成(演習)その2【実技】
事後学習・次回事前学習
特別支援学校学習指導要領の知的障害教育の 国語科の目標・内容を参考に、知的障害教育の教科「国語」の指導案を作成する。
180分
第9回
授業内容
知的障害教育の教科「国語」の指導案の作成(演習)その3【実技】
事後学習・次回事前学習
特別支援学校学習指導要領の知的障害教育の 国語科の目標・内容を参考に、知的障害教育の教科「国語」の指導案を作成する。
180分
第10回
授業内容
知的障害教育の教科「国語」の指導案の作成(演習)その4【実技】
事後学習・次回事前学習
特別支援学校学習指導要領の知的障害教育の 国語科の目標・内容を参考に、知的障害教育の教科「国語」の指導案を完成する。
日常生活の指導を調べ、「日常生活の指導(朝の会)」の指導案の作成の基本的事項について理解しておく。
180分
第11回
授業内容
「日常生活の指導(朝の会)」の指導案の作成(演習)その1【実技】
事後学習・次回事前学習
特別支援学校学習指導要領の知的障害教育の生活科の目標・内容を参考に、日常生活の指導を参考に「日常生活の指導(朝の会)」の指導案を作成する。
180分
第12回
授業内容
「日常生活の指導(朝の会)」の指導案の作成(演習)その2【実技】
事後学習・次回事前学習
特別支援学校学習指導要領の知的障害教育の生活科の目標・内容を参考に、「日常生活の指導(朝の会)」の指導案を作成する。
180分
第13回
授業内容
「日常生活の指導(朝の会)」の指導案の作成(演習)その3【実技】
事後学習・次回事前学習
特別支援学校学習指導要領の知的障害教育の生活科の目標・内容を参考に、「日常生活の指導(朝の会)」の指導案を完成する。
180分
第14回
授業内容
国語の模擬授業(その1)の実施
事後学習・次回事前学習
国語の模擬授業(その1)の振り返り。
180分
第15回
授業内容
国語の模擬授業(その2)の実施
事後学習
国語の模擬授業(その2)の振り返り。
180分

フィードバック
提出された課題(レポート等)は、翌週以降の授業内で活用(紹介)し、前回の学習内容を振り返り、学習理解を深められるようにする。
評価方法および評価の基準
各授業で指示する課題(レポート等)への取り組み(30%)と試験(70%)で評価し、60点以上を合格とする。
 到達目標1 課題提出(10%/30%) 筆記試験(40%/70%)
 到達目標2 課題提出(10%/30%) 筆記試験(15%/70%)
 到達目標3 課題提出(10%/30%) 筆記試験(15%/70%)

教科書
書名
著者
出版社
ISBN
備考
特別支援学校教育要領・学習指導要領解説 自立活動編(幼稚部・小学部・中学部)
文部科学省
海文堂出版
978-4-303-12424-3
推薦書・参考文献
【推薦書】「特別支援教育の基礎」中西 郁 他 著  大学図書出版、「はじめて学ぶ知的障害児の理解と指導」中西 郁 他 著  大学図書出版
【参考書】授業内で必要な書籍等を紹介する。

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