シラバス情報

科目名
保育実習Ⅱ
担当教員名
権 明愛、山田 陽子、曽野 麻紀
ナンバリング
EAh4071
学科
2020〜2023年度 大学 教育人文学部 幼児教育学科 3年
学年
3年
開講期
2023年度前期、2023年度後期
授業形態
実習
単位数
2単位

実務経験の有無
実務経験および科目との関連性
実務経験のある専任教員は、その経験や知見を生かした実習指導を行う。また、実習指導講師の保育経験と保育現場での実習指導の実績を活かした個別及びグループでの実践的指導を行う。

ねらい
①科目の性格
幼児教育学科の専門科目であり、「フィールドワーク(実習)」である。保育士資格取得のための実習として必修である「保育実習Ⅰ(保育所)」「保育実習Ⅰ(施設)」に加えて、本科目「保育実習Ⅱ」または「保育実習Ⅲ」いずれかを履修する必要がある。保育所における実習体験の拡充を図る学生は本科目を選択する。「保育実習総論Ⅰ」「保育実習Ⅰ(保育所)」「保育実習Ⅰ(施設)」を履修後に本科目(実習)に取り組む。。保育士資格取得のための、現場における最後の実習である。実習の事前事後指導である「保育実習総論Ⅱ」を同時に履修することが必要である。
②科目の概要
乳幼児の発達に応じた援助の方法、保育内容の理解、指導計画の立案、実践、保護者への子育て支援や地域社会との連携の実際など、保育士や保育所の役割と意義を保育所の保育士等の指導の下で、主体的かつ実践的に学ぶ。
③授業の方法(ALを含む)
保育所で約2週間の保育実習を行う。保育所の保育士の勤務と同様に実習生として保育を行う。
実習・インターンシップ
④到達目標
1.保育所の役割や機能について、具体的な実践を通して理解を深める。
2.子どもの観察や関わりの視点を明確にすることを通して、保育の理解を深める。
3.既習の教科目や保育実習Ⅰ(保育所)・保育実習Ⅰ(施設)の経験を踏まえ、子どもの保育及び保護者支援について総合的に理解する。
4.保育の計画・実践・観察・記録及び自己評価等について、実際に取り組み、理解を深める。
5.保育士の業務内容や職業倫理について、具体的な実践に結びつけて理解する。
6.実習における自己の課題を明確化する。
⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
EA①-4 指導案作成・実践/EA②-3 保育者の思考・判断/EA③-5 問題意識、解決に取り組む姿勢

内容
保育実習Ⅰ(保育所)、保育実習Ⅰ(施設)の学びを踏まえ、以下の内容について実践を通して学ぶ。
1.保育所の役割や機能の具体的展開
2.観察に基づく保育の理解
3.子どもの保育及び保護者・家庭への支援と地域社会等との連携
4.指導計画の作成・実践・観察・記録・評価
5.保育士の業務と職業倫理
6.自己の課題の明確化
各授業回における授業外学習の内容・所要時間
【事前学習】実習事前指導の内容をよく理解し、課題を明確にして日々の実習に臨むこと。実習先の保育所の方針や保育実践、担当クラスの子どもの様子をしっかり把握し、子どもの実態に応じた保育計画を立案すること。(約120分)
【事後学習】日々の実習について振り返り、実習日誌に記録する。実習先の保育所での反省会、保育士からの助言、実習担当教員からの指導を受け、自己課題を明確化する。(約120分)

フィードバック
実習期間中に担当教員による訪問指導を行う。訪問指導以外にも、実習期間中は適宜学生からの質問に応え、円滑に実習が進められるようにする。
評価方法および評価の基準
実習先からの評価、実習に向けての準備・手続き状況、実習終了後の手続き、実習日誌などを踏まえ、実習担当教員が総合的に評価する。60点以上を合格とする。
評価の観点については、「実習の手引き」を参照すること。

教科書
書名
著者
出版社
ISBN
備考
実習の手引き
十文字学園女子大学幼児教育学科
2020年版
推薦書・参考文献
必要に応じて適宜指示する。

履修上の助言、教員からのメッセージ
4年間の実習の集大成となります。しっかり準備し、実り多い実習にしましょう。