シラバス情報

科目名
保育実習総論Ⅱ
担当教員名
権 明愛、山田 陽子、曽野 麻紀
ナンバリング
EAh4070
学科
2020〜2023年度 大学 教育人文学部 幼児教育学科 4年
学年
4年
開講期
2023年度前期
授業形態
演習
単位数
1単位

実務経験の有無
実務経験および科目との関連性
実務経験のある専任教員は、その経験や知見を活かした実習指導を行う。また、実習指導講師の保育経験と保育現場での実習指導の実績を活かした専門的な学びを行う。

ねらい
①科目の性格
幼児教育学科の専門科目「フィールドワーク(実習)」に位置づけられており、保育士資格取得希望者を対象とした選択必修科目である。本科目は「保育実習Ⅱ」履修者の実習事前事後指導を目的とするため、「保育実習総論Ⅱ」と「保育実習Ⅱ」は同時に履修・受講すること。履修条件として「保育実習Ⅰ(保育所)」及び「保育実習Ⅰ(施設)」を履修していることが前提である。将来、保育者を目指す学生が履修し、意欲的に受講、参加することが望ましい。
②科目の概要
保育実習Ⅱに示される目的を達成するための事前、事後学習を行う。事前学習においては、実習目的や内容について理解し、実習に向けた実践力を確認するとともに、実習計画を作成し自己の課題を明確にする。事後学習においては、実習での学びを整理し、グループ活動等を通して体験を共有することで保育内容や方法についての理解を深めるとともに、保育者としての資質や専門性について考えていく。
③授業の方法(ALを含む)
授業資料や課題はUniversal Passport にあらかじめ格納し、公開し、事前準備ができるようにする。リアクションペーパー、グループワーク、ロールプレイ等多様な方法で学びを深める。
リアクションペーパー/グループワーク/ディスカッション/プレゼンテーション/ロールプレイ・模擬授業/創作、制作
④到達目標
1.保育実習の意義と目的を理解し、保育について総合的に理解する。
2.実習や既習の教科の内容やその関連性を踏まえ、保育の実践力を習得する。
3.保育の観察、記録及び自己評価を踏まえた保育の改善について、実践や事例を通して理解する。
4.保育士の専門性と職業倫理について理解する。
5.実習の事後指導を通して、実習の総括と自己評価を行い、保育に対する課題や認識を明確にする。
⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
EA①-4 指導案作成・実践/EA②-3 保育者の思考・判断/EA③-5 問題意識、解決に取り組む姿勢

内容
本科目は保育実習Ⅱの事前・事後指導を行う。授業内容は以下の通りである。
(1)オリエンテーション:今までの実習とこれからの実習のつながり・既存科目とのつながり
(2)事前指導①:実習の意義と目的、概要
(3)事前指導②:自己課題の明確化
(4)事前指導③:乳児・低年齢児の保育
(5)事前指導④:3歳以上児の保育
(6)事前指導⑤:実習計画を立てる
(7)事前指導⑥:実習の記録と評価、保育の改善
(8)事前指導⑦:保育の全体計画に基づく具体的な計画立案;責任実習に向けて
(9)事前指導⑧:計画立案の改善;教材研究と実践
(10)事前指導⑨:実習直前指導;実習準備の最終確認
(11)事後指導①:実習体験の振り返りと共有
(12)事後指導②:責任実習の振り返り
(13)事後指導③:実習目的の振り返り;自己評価と自己課題の明確化
(14)事後指導④:実習日誌の振り返りと共有
(15)事後指導⑤:総括;保育所の社会的役割と責任および保育士の専門性
各授業回における授業外学習の内容・所要時間
【事前学習】UNIPAに格納された資料を確認し、課題に取り組む。(所要時間:平均60分)
【事後学習】授業資料及びノート・テキストを読み返し、確認する。授業で示された課題に取り組む。今までの学びや既存の科目との繋がりについてまとめる。(所要時間:平均60分)

フィードバック
授業の最後に内容に関する質疑に対応し、理解を深められるようにする。提出された課題は内容を確認し、翌週以降の授業で全体講評とともに振り返る。課題の提出内容が不十分な場合は、再提出を求めることがある。
評価方法および評価の基準
授業への参加状況(50%)課題提出状況及び内容(50%)とし、総合評価60点以上を合格とする。

到達目標1.授業への参加状況(10/50)課題提出状況及び内容(10/50)
到達目標2.   授業への参加状況(10/50)課題提出状況及び内容(10/50)
到達目標3.授業への参加状況(10/50)課題提出状況及び内容(10/50)
到達目標4.授業への参加状況(10/50)課題提出状況及び内容(10/50)
到達目標5.授業への参加状況(10/50)課題提出状況及び内容(10/50)

教科書
書名
著者
出版社
ISBN
備考
実習の手引き
十文字学園女子大学幼児教育学科
2020年度版
推薦書・参考文献
授業内で推薦書、参考文献については別途指示する。
以下についてはいつでも確認できるよう準備して授業に臨むこと。
最新保育資料集 子どもと保育総合研究所 ミネルヴァ書房
「保育所保育指針解説書」厚生労働省 フレーベル館

履修上の助言、教員からのメッセージ
保育実習Ⅱは4年間の学びの最後の実習となります。保育実習総論Ⅱで今までの学びをふまえて必要な準備を行い、実習後は自身の保育者像や保育観について考えます。