シラバス情報
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教員名 ： 上垣内 伸子
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科目名
幼稚園教育実習総論 【3年】
担当教員名
桶田 ゆかり、横井 紘子、曽野 麻紀、権 明愛、山田 陽子、上垣内 伸子
ナンバリング
EAh3065
学科
2020〜2021年度 大学 教育人文学部 幼児教育学科 3年
学年
3年
開講期
2023年度後期
授業形態
演習
単位数
0単位
実務経験の有無
有
実務経験および科目との関連性
保育現場での保育経験と指導的立場での現任者研修指導や実習指導の実務経験のある教員が、自身の保育実践と指導実績を生かした実習指導を行う。保育に関連する実務経験のある専任教員が、その経験や知見を生かした実習指導を行う。また、実習指導講師が保育経験と保育現場での実習指導の実績を生かした実践的な指導を行う。
ねらい
①科目の性格
幼児教育学科の学科専門科目（選択科目）で「フィールドワーク（実習）」領域に位置付けられる、幼稚園における教育実習の事前事後指導のための科目である。幼稚園教諭免許状取得のための必修科目であり、幼稚園教諭免許状取得のための実習（「幼稚園教育実習」）を行う際には、必ず本科目を併せて履修することが求められる。
②科目の概要
実習の事前事後指導の授業となる。実習前は、実習の目的と自己課題を捉え、必要な知識・技能を習得し、保育者に求められる役割と行動を理解し、実習へとつながる学びを深める。実習後は保育者となる自己の成長と課題を総括する。最終学年まで続く科目であることから、最終的には、幼稚園教育実習だけでなく保育実習Ⅱ、Ⅲを含む4年間の免許・資格取得のための実習全てを踏まえて保育者の専門性について考察することを目指す。
③授業の方法（ALを含む）
授業資料や課題はUniversal Passportでで提示する。これまでの実習経験から捉えられる自己課題を意識しながら、事前学習・事後学習に主体的に取り組んでいくことが求められる。
教材研究や指導計画の作成を行い、ディスカッションやグループワークを通して仲間とともに学びを深め合う経験、模擬保育やロールプレイを行うなどの実践的・体験的に学ぶ経験を重視する。 実習後には、これまでの実習を振り返り、学びと課題を主体的に評価して文章にまとめること、更なる保育実践力の向上に向けて、テーマを設定してレポートを作成することも課題とする。 リアクションペーパー／レポート／グループワーク／ディスカッション／レポート（表現）／ロールプレイ・模擬授業／創作、制作
④到達目標
１．実習に必要な知識を習得し、実践に活かすための方法や工夫を説明することができる。
２．実習に必要な指導計画や教材を作成することができる。更にそれの適切性について説明すること、実際に使用して表現することができる。 ３．実習後に自己の保育行為を評価し、課題を明確化し、文章で表現することができる。 ⑤ディプロマ・ポリシーとの関係（右の資質・能力を育成することを目的とする）
EA①-4 指導案作成・実践／EA①-5 保護者・地域・他の専門職との連携の理解／EA③-3 社会的事象への関心
第１回
事前学習
「実習の手引」の幼稚園教育実習に関わる部分をあらかじめ読んでおく。
「幼児教育基礎実習」の2月実習で作成した記録を読み返しておく。 「保育実習総論Ⅰ」「保育教育課程論」各領域の保育内容の指導法の授業などで学習した内容を復習しておく。 90分
授業内容
事前指導①オリエンテーション： １．幼稚園教育実習とは ２．実習日誌はなぜ書くのか
【担当：桶田、横井、上垣内】 事後学習・次回事前学習
授業を復習し、授業後課題に取り組む。（90分）
「幼稚園教育要領解説」第1章総説の１〜３節を読んでおく。（90分） 所要時間は記述内容を参照
第２回
授業内容
事前指導②幼稚園教育実習のイメージの明確化① １．実習生の実習ビデオ視聴による学習（9つの場面ごとの保育援助のポイント）
【担当：桶田・横井・上垣内】 事後学習・次回事前学習
授業中にメモしたり話し合ったことをまとめ、授業課題を作成する。（90分）
遊びと生活場面での保育者の役割について、「幼稚園教育要領解説」の『教師の役割』に関する記載内容に目を通して整理しておく。（90分） 所要時間は記述内容を参照
第３回
授業内容
事前指導③幼稚園教育実習のイメージの明確化② １．実習生の実習ビデオ視聴による振り返り学習（遊びの初め〜展開〜片付けの場面のポイント、いざこざ場面など取り上げて理解を深めていく）
２．幼稚園の生活の流れをとらえる 【担当：桶田・横井・上垣内】 事後学習・次回事前学習
授業中にメモしたり話し合ったことをまとめ、授業課題を作成する。（90分）
「幼稚園教育要領解説」第1章総則第4節を読んでおく。（45分） 事前に配布する授業資料に目を通して、1〜2月の子どもの姿と発達特徴について予習しておく。（45分） 所要時間は記述内容を参照
第４回
授業内容
事前指導⑤ 幼児理解と指導計画作成① １．1〜2月の子どもの姿 ２．部分指導案の作成
【担当：桶田・横井・上垣内、保育所実習Ⅰの担当（向井・金・土屋）】 事後学習・次回事前学習
1〜2月の子どもの姿をまとめる。（90分）
教材研究をする。（90分） 所要時間は記述内容を参照
第５回
授業内容
事前指導⑤ 幼児理解と指導計画作成② １．教材研究とは
【担当：桶田・横井・上垣内、保育所実習Ⅰの担当（向井・金・土屋）、ゲストスピーカー教員】 事後学習・次回事前学習
授業課題に取り組む。（45分）
自分でもいろいろな教材研究に発展的に取り組んでみる。（135分） 所要時間は記述内容を参照
第６回
授業内容
事前指導⑥ 幼児理解と指導計画作成③ １．1〜2月の子どもの姿・教材の発表 ２．部分指導案の吟味
＜グループ別指導回＞ 【担当：桶田・横井・上垣内、保育所実習Ⅰの担当（向井・金・土屋）】 事後学習・次回事前学習
グループで意見交換して発表した内容を反映させて授業課題を完成させる（45分）
部分実習の指導案の修正案を作成する。（45分） 「幼稚園教育要領解説」第2章を読んでおく。（90分） 所要時間は記述内容を参照
第７回
授業内容
事前指導⑦ 模擬保育に向けて① １．模擬保育について（模擬保育の内容・流れ）
【担当：桶田・横井・上垣内】 事後学習・次回事前学習
模擬保育のための部分指導案を作成する。（90分）
模擬保育に向けての教材研究をする。（90分） 所要時間は記述内容を参照
第８回
授業内容
事前指導⑧ 模擬保育に向けて② １．指導計画のグループ検討
【担当：科目担当教員全員、保育実習Ⅰ（保育所・施設）担当教員】 事後学習・次回事前学習
グループでの話し合い内容を反映して指導計画を修正して完成させる。（90分）
模擬保育での自分の動きを確認する。保育者になる学生は事前準備をする。（90分） 所要時間は記述内容を参照
第９回
授業内容
事前指導⑨ 模擬保育 １．模擬保育 ２．模擬保育の振り返り
附属幼稚園で6クラスに分かれて模擬保育を行う。 【担当：科目担当教員全員、保育実習Ⅰ（保育所・施設）担当教員】 事後学習・次回事前学習
模擬保育の振り返りの課題を作成し、実際の保育の中での自分の動きを構想する。（180分）
所要時間は記述内容を参照
第１０回
授業内容
事前指導⑩ 実習の目的の確認① １．模擬保育のまとめ（自分の成果と課題の明確化） ２．保育者として動くということは
【担当：桶田・横井・上垣内、保育所実習Ⅰの担当（向井・金・土屋）】 事後学習・次回事前学習
自分の成果と課題の明確化を行い、授業後課題に取り組む。（90分）
「幼児教育基礎実習」で作成した2月の1日の流れの記録に目を通し、保育者の援助のポイントについて考えておく。（90分） 所要時間は記述内容を参照
第１１回
授業内容
事前指導⑪ 実習の目的の確認② １．日誌の書き方〜何のために書くのか、どのように書くのか
【担当：桶田・横井・上垣内、保育所実習Ⅰの担当（向井・金・土屋）】 事後学習・次回事前学習
授業課題に取り組む。（90分）
自分の日誌の記載内容や文言を推敲し適切な保育用語を用いた表現へと洗練させる。（90分） 所要時間は記述内容を参照
第１２回
授業内容
事前指導⑫ 実習の目的の確認③ １．日誌の書き方〜何のために書くのか、どのように書くのか （小グループでの意見交換）
【担当：桶田・横井・上垣内】 事後学習・次回事前学習
第11回の授業内容と今回の仲間との意見交換を反映させ、1日の生活の流れを作成する。（90分）
2年次の学外オリエンテーションについて想起しながら授業資料を読んでおく。（90分） 所要時間は記述内容を参照
第１３回
授業内容
事前指導⑬ １．特別講義（実習園の実習指導責任教諭と担任教諭） ２．学外オリエンテーションについて
【担当：桶田・横井・上垣内、ゲストスピーカー（特別講師）】 事後学習・次回事前学習
特別講義の振り返り課題を作成する。（90分）
学外オリエンテーションに向けての準備を各自で行っておく。（90分） 所要時間は記述内容を参照
第１４回
授業内容
学外オリエンテーション
【担当：桶田・横井・上垣内、ゲストスピーカー（実習園の実習担当教諭）】 事後学習・次回事前学習
オリエンテーション報告書を作成する。（90分）
実習に向けて疑問点や自己課題を整理する。（90分） 所要時間は記述内容を参照
第１５回
授業内容
前期実習に向けた最終確認
【担当：科目担当教員全員、保育実習Ⅰ（保育所・施設）担当教員】 事後学習
各自で実習の準備をし、疑問点について実習指導講師や実習担当教員に質問し、指導を受ける（90分）
90分
フィードバック
授業内課題は確認、評価を行い授業内でコメントを戻す。不十分なものについては、再提出を課す。
評価方法および評価の基準
各授業回への参加状況(50%)、課題の作成、レポート等の提出(50%)とし、総合評価60点以上を合格とする。
到達目標1,2. 参加状況（20%/50%）、課題作成、レポート提出（20%/50%） 到達目標3. 参加状況（10%/50%）、課題作成、レポート提出（10%/50%） 教科書
書名
著者
出版社
ISBN
備考
幼稚園教育要領解説
文部科学省
フレーベル館
9784577814475
幼保連携型認定こども園教育・保育要領解説
内閣府・文部科学省・厚生労働省
フレーベル館
9784577814499
実習の手引
十文字学園女子大学教育人文学部幼児教育学科
2021年度
推薦書・参考文献
各授業回で紹介する。
履修上の助言、教員からのメッセージ
３、４年次の実習配属の流れに沿って授業を展開する。本科目は、３年次に履修している「保育実習総Ⅰ」と連動し、４年次前期に履修する「幼稚園教育実習総論」と接続している。
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