シラバス情報

科目名
造形保育論 1Aクラス
担当教員名
水島 ゆめ
ナンバリング
EAg4063
学科
2020〜2023年度 大学 教育人文学部 幼児教育学科 3年
学年
3年
開講期
2023年度前期
授業形態
講義
単位数
2単位

実務経験の有無
実務経験および科目との関連性

ねらい
①科目の性格
この科目は幼児教育専攻の専門科目であり、様々な専門領域の中で、保育における造形や造形表現について追求し専門性を深めていくことを希望する学生を対象としている。ここでの学びが卒業研究に結びついていく。幼児造形教育の意義や子どもの造形表現に対する理解、保育者の役割、造形活動の中で育まれるものや人とのかかわりを実技も含めながら学ぶ。また幼児の主体的な活動が確保されるよう幼児一人一人の行動の理解と予想に基づき、計画的に造形的な環境を構成していく力や実際に幼稚園や保育所での実習とも関連させながら子どもの発達を考慮した教材研究を通して将来、保育者として必要な実践的な力を身につけることを目標とする。
②科目の概要
造形は人間の本性に関わり発生する行為であり保育手段のひとつとしてその意義は大きい。保育全体を見通しながら造形活動の役割と意義を見出し,子どもの成長発達に呼応した実践ができるよう,季節や自然との触れ合いなど,子どもの興味関心を起点にした活動展開や活動の中で育まれる人との関わりなどに視点を置いて学ぶ。
③授業の方法(ALを含む)
生活の中で自ら感じ考え行動する乳幼児を造形を通して認め励ます保育のあり方を考える。さらに、身近な自然や素材との出会いを保障する環境づくりや,子どもの強い興味関心に支えられた保育展開が図られるための考察と研究をグループ活動を中心とした実践や情報機器の活用も交えながら行う。
【実技、レポート(知識)、レポート(表現)、グループワーク、討議・討論、プレゼンテーション、PBL、創作・制作】【ICT】
実技、実験/レポート/グループワーク/ディスカッション/プレゼンテーション/レポート(表現)/創作、制作/ICT
④到達目標
(1)子どもの成長発達を保証し,意欲的に行動できる子どもに育つ環境づくりと造形の関わりについて理解できる。
(2)子どもの成長発達を保証し,意欲的に行動できる子どもに育つ環境づくりを造形を通して構想できる。
(3)子どもの成長発達を保証し,意欲的に行動できる子どもに育つ環境づくりに関われる人材となるよう,自らの保育力を高めることができる。
⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
EA①-3 保育実践/EA①-4 指導案作成・実践/EA②-3 保育者の思考・判断

第1回
事前学習
用具や、活動するにあたっての服装やノート等の準備
90分
授業内容
ガイダンス・人数の多い場合は抽選を行う。(30名程度)
事後学習・次回事前学習
授業を通して体験したことを専用のスケッチブックにまとめ理解を深めること。必要に応じて授業で使用する材料・用具を準備すること。
180分
第2回
授業内容
造形表現の意味と役割:五感を使ったワークショップ
事後学習・次回事前学習
授業を通して体験したことを専用のスケッチブックにまとめ理解を深めること。必要に応じて授業で使用する材料・用具を準備すること。
180分
第3回
授業内容
子どもの育ちと造形表現 :発達段階に応じ子どもの目線で活動を考える
事後学習・次回事前学習
授業を通して体験したことを専用のスケッチブックにまとめ理解を深めること。必要に応じて授業で使用する材料・用具を準備すること。
180分
第4回
授業内容
幼児の造形教育の実践の紹介、考察
事後学習・次回事前学習
授業を通して体験したことを専用のスケッチブックにまとめ理解を深めること。必要に応じて授業で使用する材料・用具を準備すること。
180分
第5回
授業内容
絵の指導方法について 1:子どもの絵を読み解く
事後学習・次回事前学習
授業を通して体験したことを専用のスケッチブックにまとめ理解を深めること。必要に応じて授業で使用する材料・用具を準備すること。
180分
第6回
授業内容
絵の指導方法について 2:技法や環境を実技を通じて知る
事後学習・次回事前学習
授業を通して体験したことを専用のスケッチブックにまとめ理解を深めること。必要に応じて授業で使用する材料・用具を準備すること。
180分
第7回
授業内容
教材研究1 身近な素材を使った表現を学ぶ:素材のリサーチ・観察
事後学習・次回事前学習
授業を通して体験したことを専用のスケッチブックにまとめ理解を深めること。必要に応じて授業で使用する材料・用具を準備すること。
180分
第8回
授業内容
教材研究2 身近な素材を使った表現を学ぶ:素材の様々な活用方法や扱い方を考え、作例を制作
事後学習・次回事前学習
授業を通して体験したことを専用のスケッチブックにまとめ理解を深めること。必要に応じて授業で使用する材料・用具を準備すること。
180分
第9回
授業内容
教材研究3 身近な素材を使った表現を学ぶ:発表・お互いの作例を分析
事後学習・次回事前学習
授業を通して体験したことを専用のスケッチブックにまとめ理解を深めること。必要に応じて授業で使用する材料・用具を準備すること。
180分
第10回
授業内容
教材研究4 様々な描画材料について理解し「かく」活動について学ぶ
事後学習・次回事前学習
授業を通して体験したことを専用のスケッチブックにまとめ理解を深めること。必要に応じて授業で使用する材料・用具を準備すること。
180分
第11回
授業内容
教材研究5 砂をつかって素材との関わりを学ぶ
事後学習・次回事前学習
授業を通して体験したことを専用のスケッチブックにまとめ理解を深めること。必要に応じて授業で使用する材料・用具を準備すること。
180分
第12回
授業内容
造形に関する保育計画案づくりについて1:グループによるディスカッション・リサーチ
事後学習・次回事前学習
授業を通して体験したことを専用のスケッチブックにまとめ理解を深めること。必要に応じて授業で使用する材料・用具を準備すること。
180分
第13回
授業内容
造形に関する保育計画案づくりについて2 :グループによる活動研究・作例制作
事後学習・次回事前学習
授業を通して体験したことを専用のスケッチブックにまとめ理解を深めること。必要に応じて授業で使用する材料・用具を準備すること。
180分
第14回
授業内容
造形に関する保育計画案づくりについて3:グループによる作例制作
事後学習・次回事前学習
授業を通して体験したことを専用のスケッチブックにまとめ理解を深めること。必要に応じて授業で使用する材料・用具を準備すること。
180分
第15回
授業内容
造形に関する保育計画案づくりについて4:グループによる発表・ 総括・スケッチブック提出
事後学習
授業を通して体験したことを専用のスケッチブックにまとめ理解を深めること。
90分

フィードバック
活動や作品等の提出物について授業内において振り返りを行う。
評価方法および評価の基準
授業を通して行ったこと、感じたこと、考えたことなどを一冊のスケッチブックにまとめ、さらに関連したことを参考資料などをもとに加え、自分自身のポートフォリオを作成する(60%)。また活動への取り組み、学習態度(40%)により総合的に判断します。なお、60点以上を合格とする。定期試験は実施しない。必要に応じて活動や作品等の提出物について授業内において振り返りを行う。

教科書
推薦書・参考文献

履修上の助言、教員からのメッセージ
○教室の関係上、人数の多い場合は抽選を行う。(30名程度)
○作品の最終的な完成度にとらわれず、造形活動を通じてどのような学びがあるか、活動の場面場面で考え課程を記録していく。(デジタル機器やメモの活用)
○お互いに意見を交わし合い、様々な可能性を考慮し視野を広げる。
○視覚情報以外の身体感覚での気付きを大切にする。
○スケッチブックは各自その都度進めていく。