シラバス情報

科目名
子どもと運動 1Dクラス
担当教員名
鈴木 康弘
ナンバリング
EAf2052
学科
2020〜2023年度 大学 教育人文学部 幼児教育学科 2年
学年
2年
開講期
2023年度前期
授業形態
演習
単位数
2単位

実務経験の有無
実務経験および科目との関連性
幼稚園等での園内研究指導等の経験を持つ教員が担当し、幼児期の運動遊びに関する保育現場での事例や現代的課題を踏まえた授業を行う。

ねらい
①科目の性格
本科目は、幼児教育学科の学科専門科目であり、子どもの運動指導に関する基本的な事項について学修する。
本科目で学修した内容をベースとして、専門的、実践的な知識を深めたい場合には、3年次に「幼児運動諭」が用意されている。
幼稚園教諭一種免許状、保育士資格取得のために単位修得が必要な科目である。
②科目の概要
幼児期には、自らが主体的に運動に関わるなかで、「身体を動かすことが楽しい」と感じる経験が必要であり、そのための援助や環境設定が保育者に求められている。
授業では、幼児期に行われる運動遊びを実際に体験しながら、その援助方法や環境設定について考えていく。
③授業の方法(ALを含む)
本授業では、運動指導理論の理解と実際に身体を動かす体験を交えながら、幼児期の運動指導に関する実践的な知繊を身につけていく。
実技、実験/レポート/グループワーク/ディスカッション/創作、制作
④到達目標
到達目標1.幼児の発達段階に応じた運動遊び場面での援助方法や遊具の環境設定について、基本的事項を理解している。
到達目標2.運動遊び場面におけるモデルとしての能力を身につけている。
⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
EA①-1 子どもの心理・発達の理解/EA①-3 保育実践/EA②-3 保育者の思考・判断

第1回
事前学習
シラバスを読んで事前準備をしておく。
180分
授業内容
オリエンテーション 幼児期の運動指導とは
事後学習・次回事前学習
授業で学習した内容に対応している教科書の部分(理論編および実技編)を読むことで授業内容の理解を深め、定着させる。
また、次回授業内容(バンブーダンス)について幼児期にはどのような遊びが考えられるのかについて自分なりに調べ、考えてみる。
180分
第2回
授業内容
バンブーダンス(実技・グループワーク)
事後学習・次回事前学習
授業で学習した内容に対応している教科書の部分(理論編および実技編)を読むことで授業内容の理解を深め、定着させる。
また、次回授業内容(音楽を使った準備運動)について幼児期にはどのような展開が考えられるのかについて自分なりに調べ、考えてみる。
180分
第3回
授業内容
音楽を使った準備運動(実技・創作)
事後学習・次回事前学習
授業で取り扱った内容(音楽を使った運動遊び)を踏まえ、幼児期にはどのような工夫が考えられるのかについて考えてみる。
180分
第4回
授業内容
音楽を使った準備運動の練習(実技・創作)
事後学習・次回事前学習
授業で取り扱った内容(音楽を使った運動遊び)を各自でブラッシュアップさせる。
最終的にグループでの音楽を使った準備運動(オリジナル)動画を完成させて提出する(6月末までの予定)
また、次回授業内容(平均台を使った運動遊び)について幼児期にはどのような展開が考えられるのかについて自分なりに調べ、考えてみる。
180分
第5回
授業内容
平均台を使った運動遊び(実技・グループワーク)
事後学習・次回事前学習
授業で学習した内容に対応している教科書の部分(理論編および実技編)を読むことで授業内容の理解を深め、定着させる。
また、次回授業内容(ボールを使った運動遊び)について幼児期にはどのような遊びが考えられるのかについて自分なりに調べ、考えてみる。
180分
第6回
授業内容
ボールを使った運動遊び(実技・グループワーク)
事後学習・次回事前学習
授業で学習した内容に対応している教科書の部分(理論編および実技編)を読むことで授業内容の理解を深め、定着させる。
また、次回授業内容(フープを使った運動遊び)について幼児期にはどのような遊びが考えられるのかについて自分なりに調べ、考えてみる。
180分
第7回
授業内容
フープを使った運動遊び(実技・グループワーク)
事後学習・次回事前学習
授業で学習した内容に対応している教科書の部分(理論編および実技編)を読むことで授業内容の理解を深め、定着させる。
また、次回授業内容(マットを使った運動遊び)について幼児期にはどのような遊びが考えられるのかについて自分なりに調べ、考えてみる。
180分
第8回
授業内容
マットを使った運動遊び(実技・グループワーク)
事後学習・次回事前学習
授業で学習した内容に対応している教科書の部分(理論編および実技編)を読むことで授業内容の理解を深め、定着させる。
また、次回授業内容(跳び箱を使った運動遊び)について幼児期にはどのような遊びが考えられるのかについて自分なりに調べ、考えてみる。
180分
第9回
授業内容
跳び箱を使った運動遊び(実技・グループワーク)
事後学習・次回事前学習
授業で学習した内容に対応している教科書の部分(理論編および実技編)を読むことで授業内容の理解を深め、定着させる。
また、次回授業内容(伝承遊び)について幼児期にはどのような遊びが考えられるのかについて自分なりに調べ、考えてみる。
180分
第10回
授業内容
日本の伝承遊び① あんたがたどこさ(実技・グループワーク)
事後学習・次回事前学習
授業で学習した内容に対応している教科書の部分(理論編および実技編)を読むことで授業内容の理解を深め、定着させる。
また、伝承遊びに関する子どものモデルとしての能力向上(あんたがたどこさを安定的にできるようになる)を目指す。
180分
第11回
授業内容
授業の振り返り:運勤遊びの援助及び環境設定について振り返る①(ディスカッション・レポート)
事後学習・次回事前学習
運勤遊びの援助及び環境設定について、授業中にまとめきれなかった部分を補う。
180分
第12回
授業内容
授業の振り返り:運勤遊びの援助及び環境設定について振り返る②(レポート)
事後学習・次回事前学習
運勤遊びの援助及び環境設定について、授業中にまとめきれなかった部分を補う。
180分
第13回
授業内容
日本の伝承遊び②  竹馬(実技)
事後学習・次回事前学習
授業で学習した内容に対応している教科書の部分(理論編および実技編)を読むことで授業内容の理解を深め、定着させる。
また、伝承遊びに関する子どものモデルとしての能力向上(竹馬に安定的に乗ることができるようになる)を目指す。
180分
第14回
授業内容
日本の伝承遊び③  こま(実技)
事後学習・次回事前学習
授業で学習した内容に対応している教科書の部分(理論編および実技編)を読むことで授業内容の理解を深め、定着させる。
また、伝承遊びに関する子どものモデルとしての能力向上(こまを安定的に回すことができるようになる)を目指す。
180分
第15回
授業内容
授業のまとめ:これまでに学んできた運動遊び実践を振り返り、実際の指導を行う際の援助や環境設定の観点から授業内容についてまとめる。(レポート)
事後学習
運動遊びノートを完成させる(7月末に提出の予定。運動遊びノート作成の詳細については授業で指示)
180分

フィードバック
授業の最初に前回授業の質疑等に返答し、学習理解を深められるようにしていく。
評価方法および評価の基準
評価は、授業態度(25%)、授業での課題提出(運動遊びノートの作成 30%)、保育者としての運動遊びモデル (45%)の観点から総合的に行い、60点以上を合格する。

到達目標1.授業態度(25% / 25%)課題提出(30% / 30%)
到達目標2.運動遊びモデル(45% / 45%)

教科書
書名
著者
出版社
ISBN
備考
保育と幼児期の運動遊び
岩﨑洋子編
萌文書林
978-4-89347-274-8
推薦書・参考文献
授業中に適宜紹介する。

履修上の助言、教員からのメッセージ
1.身体を動かすことが多い授業内容のため、不安なことがある場合(既往症など)は、第1回目の授業で必ず教員へ相談すること。
2.運動着や運動靴を忘れた者は、安全管理上、身体を動かす授業への参加は認められない(見学扱い)。