シラバス情報

科目名
児童学研究法 2Bクラス
担当教員名
大宮 明子、長田 瑞恵
ナンバリング
EAa3003
学科
2020〜2023年度 大学 教育人文学部 幼児教育学科 3年
学年
3年
開講期
2023年度後期
授業形態
講義
単位数
2単位

実務経験の有無
実務経験および科目との関連性

ねらい
①科目の性格
この科目は卒業必修科目である。観察法・面接法など、子どもをより深く理解するために児童学で用いられる様々な研究法について学ぶ。同時に、同時に、文献の探し方や文献の読み方についても学ぶ。
②科目の概要
それぞれの研究法について、研究の具体例を交えながら、その背景にある理論、実際の実施方法、実施に際しての注意点などについて理解し、可能な限り学生自身体験を通して理解を深める。あわせて先行研究の探し方や文献の読み方の基礎についても学ぶ。
③授業の方法(ALを含む)
各テーマの1回目は,該当内容に関する基本的事項の理解のための解説などを行う。教材や課題は授業時に配布もしくはUNIPAを使って配布する。2回目以降は提示された課題に沿って学生自身が作業を行う。各回の授業の最後にリアクションペーパーの作成を行う。
リアクションペーパー/実技、実験/レポート/グループワーク
④到達目標
(1)文献検索の方法、文献の読み方について理解する。
(2)授業で解説されるそれぞれの研究法の概要について理解する。
(3)それぞれの研究法を用いながら実際に自分自身の手でデータを収集し、分析し、レポートにまとめる。
(4)どのような研究テーマにはどのような研究方法が適切か考える。
⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
EA①-1 子どもの心理・発達の理解/EA①-5 保護者・地域・他の専門職との連携の理解/EA③-1 子どもから学び、子どもとともに育つ姿勢

第1回
事前学習
UNIPAに提示された第1回授業資料をよい、疑問点を書き出しておく。
90分
授業内容
「子どもを対象とした研究方法(大宮)」:子ども理解につながる、子どもを対象とした複数の研究法の概略を学ぶ。授業終了時に、授業内容に関するリアクションペーパーを提出する。
事後学習・次回事前学習
事後学習:第1回授業内容を復習する。
事前学習:第2回の配布資料をUNIPAからダウンロードして読み、疑問点を書き出しておく。
180分
第2回
授業内容
「文献検索の仕方(大宮)」:オンラインを使った文献検索や図書などを使って文献を探す方法を学ぶ。授業終了時に授業内容に関するリアクションペーパーを提出する。
事後学習・次回事前学習
事後学習:第2回授業内容を復習し、出された課題に取り組み、第3回の授業時に提出できるようにする。
事前学習:第3回の配布資料をUNIPAからダウンロードして読み、疑問点を書き出しておく。
180分
第3回
授業内容
「文献の読み方:基本的事項の理解(大宮)」:保育・幼児教育に関する文献の読み方、文章読解技法について学ぶ。授業終了時に授業内容に関するリアクションペーパーを提出する。
事後学習・次回事前学習
事後学習:第3回授業内容を復習する。
事前学習:第4回の配布資料をUNIPAからダウンロードして読み、疑問点を書き出しておく。
180分
第4回
授業内容
「観察法とは?(大宮)」:観察法とは何か、この研究法での注意点や長所や欠点について学ぶ。授業終了時にリアクションペーパーを提出する。
事後学習・次回事前学習
事後学習:第4回授業内容を復習する。
事前学習:第5回の配布資料をUNIPAからダウンロードして読み、疑問点を書き出しておく。
180分
第5回
授業内容
「観察練習1(大宮)」:観察記録の取り方を学び、映像を見ながら、特に行動に着目して観察練習を行う。授業終了時にリアクションペーパーを提出する。
事後学習・次回事前学習
事後学習:第5回授業内容を復習し、観察における自分の課題を明らかにしておく。
事前学習:第6回の配布資料をUNIPAからダウンロードして読み、疑問点を書き出しておく。
180分
第6回
授業内容
「観察練習2(大宮)」:特にことばのやり取りを意識しながら、映像視聴による観察練習を行う。
事後学習・次回事前学習
事後学習:第6回授業内容を復習し、観察における自分の課題を明らかにしておく。
事前学習:第7回の配布資料をUNIPAからダウンロードして読み、疑問点を書き出しておく。
180分
第7回
授業内容
「観察練習3(大宮)」:2回の観察練習で見えてきた自身の課題の克服を意識しながら、非言語的なシグナル・行動・言葉のそれぞれに意識を向けながら、映像視聴による観察練習を行う。
事後学習・次回事前学習
事後学習:第7回授業内容を復習し、観察における自分の課題をどのように改善していくかを考える。
事前学習:第8回の配布資料をUNIPAからダウンロードして読み、疑問点を書き出しておく。
180分
第8回
授業内容
「面接法とは(長田)」:面接法の基礎を学び、面接法での留意点や技法について理解を深める。授業終了時にリアクションペーパーを提出する。
事後学習・次回事前学習
事後学習:第8回授業内容を復習し、観察における自分の課題をどのように改善していくかを考える。
事前学習:第9回の配布資料をUNIPAからダウンロードして読み、疑問点を書き出しておく。
180分
第9回
授業内容
「面接法1(長田)」:実際に学生相互が面接法を用いて基礎的な面接技法を体験する。授業終了時にリアクションペーパーを提出する。
事後学習・次回事前学習
事後学習:第9回授業内容を復習し、面接法における自分の課題をどのように改善していくかを考える。
事前学習:第10回の配布資料をUNIPAからダウンロードして読み、疑問点を書き出しておく。
180分
第10回
授業内容
「面接法2(長田)」:子どもが相手の場合の面接について、事例を挙げながら、保育の中で子どもから話を聞く時の方法について理解する。授業終了時にリアクションペーパーを提出する。
事後学習・次回事前学習
事後学習:第10回授業内容を復習し、観察における自分の課題をどのように改善していくかを考える。
事前学習:第11回の配布資料をUNIPAからダウンロードして読み、疑問点を書き出しておく。
180分
第11回
授業内容
「質問紙法1:質問紙法とは?(長田)」について、配布資料を手元に置き授業を受け、自発的に学ぶ。授業終了時に授業内容に関するリアクションペーパーを提出する。リアクションペーパーの内容は教員が確認する。
事後学習・次回事前学習
事後学習:第11回授業内容「質問紙法1:質問紙法とは?」について、授業内容や配布資料、各自のノートを復習することで理解を深める。課題が出された場合には、課題に取り組む。
事前学習:第12回授業内容「質問紙法2:質問紙法の体験学習」について、事前配布資料を読み、疑問点を書き出しておく。
180分
第12回
授業内容
第12回授業内容「質問紙法2:質問紙法の体験学習(長田)」について、配布資料を手元に置き授業を受け、自発的に学ぶ。授業終了時に授業内容に関するリアクションペーパーを提出する。リアクションペーパーの内容は教員が確認する。
事後学習・次回事前学習
事後学習:第12回授業内容「質問紙法2:質問紙法の体験学習」について、授業内容や配布資料、各自のノートを復習することで理解を深める。課題が出された場合には、課題に取り組む。
事前学習:第13回授業内容「事例研究法1:事例研究法とは?」について、事前配布資料を読み、疑問点を書き出しておく。
180分
第13回
授業内容
第13回授業内容「事例研究法1:事例研究法とは?(長田)」について、配布資料を手元に置き授業を受け、自発的に学ぶ。授業終了時に授業内容に関するリアクションペーパーを提出する。リアクションペーパーの内容は教員が確認する。
事後学習・次回事前学習
事後学習:第13回授業内容「事例研究法1:事例研究法とは?」について、授業内容や配布資料、各自のノートを復習することで理解を深める。課題が出された場合には、課題に取り組む。
事前学習:第14回授業内容「事例研究法2:事例研究法の体験学習」について、事前配布資料を読み、疑問点を書き出しておく。
180分
第14回
授業内容
第14回授業内容「事例研究法2:事例研究法の体験学習(長田)」について、配布資料を手元に置き授業を受け、自発的に学ぶ。授業終了時に授業内容に関するリアクションペーパーを提出する。リアクションペーパーの内容は教員が確認する。
事後学習・次回事前学習
事後学習:第14回授業内容「事例研究法2:事例研究法の体験学習」について、授業内容や配布資料、各自のノートを復習することで理解を深める。課題が出された場合には、課題に取り組む。
事前学習:第15回授業内容「まとめ」について、事前配布資料を読み、疑問点を書き出しておく。
180分
第15回
授業内容
第15回授業内容「まとめ(大宮・長田)」について、配布資料を手元に置き授業を受け、自発的に学ぶ。授業終了時に授業内容に関するリアクションペーパーを提出する。リアクションペーパーの内容は教員が確認する。
事後学習
事後学習:第15回授業内容「まとめ」について、授業内容や配布資料、各自のノートを復習することで理解を深める。課題が出された場合には、課題に取り組む。
90分

フィードバック
授業内のレポートやリアクションペーパーについては、その都度返却し、フィードバックを行う。
評価方法および評価の基準
評価方法および評価の基準 授業内のレポート60点、学期末の筆記試験40点として評価を行い、60点以上を合格とする。
合格点に満たなかった場合、再試験とする。  
なお、実習や実習オリエンテーションによる欠席については事前に欠席届を出すことを必須とし、事前欠席届の提出がない場合には、成績評価の際に考慮する。

教科書
推薦書・参考文献
授業中にプリントを配布する。
大野木裕明・中沢潤 『心理学マニュアル研究法レッスン』 北大路書房
松原達哉 『心理テスト法入門第4版<基礎知識と技術習得のために>』 日本文化科学社
保坂亨・中沢潤 『心理学マニュアル面接法』 北大路書房 
鎌原雅彦 『心理学マニュアル質問紙法』 北大路書房 
中沢潤 『心理学マニュアル観察法』 北大路書房 
山田剛史・林創 『大学生のためのリサーチリテラシー入門』 ミネルヴァ書房  

履修上の助言、教員からのメッセージ
自発的かつ積極的な学びの姿勢を求める。
学期末の筆記試験について合格点に満たない場合には、UNIVERSAL PASSPORTから該当者に連絡をし、再試験を課す。