シラバス情報

科目名
食品学特論Ⅲ
担当教員名
渡辺 章夫、成谷 宏文
ナンバリング
学科
2013〜2023年度 大学院 人間生活学研究科 食物栄養学専攻 修士課程 2年
学年
2年
開講期
2023年度前期
授業形態
講義
単位数
2単位

実務経験の有無
実務経験および科目との関連性

ねらい
①科目の性格
食物栄養学専攻・食科学分野では、食品の研究・開発や機能性・安全性評価に関する高度の専門家をめざす学生を対象に、
食品学特論 Ⅰ 〜 Ⅲ の3科目を置いている。
そのうち本特論は、食品学特論 Ⅰ および Ⅱ の履修を前提に、2年次前期に開講され、
食物アレルギー発症と深く関係する食品の免疫調節作用を取り扱う。
②科目の概要
食物は免疫系を介しても健康に多大な影響を与える。もっとも典型的な例は食物アレルギーである。
そこで、免疫学の基礎である免疫系のしくみから説きはじめ、食物アレルゲンの特徴や低アレルゲン化について講義する。
また、低アレルゲン食品や抗アレルギー食品の開発と意義についても論考する。
③授業の方法(ALを含む)
講義を基本とし、質疑・応答や議論を交えて理解を深める。
レポート/ディスカッション
④到達目標
1. 全身および消化管の免疫機構について説明できる。
2. 食物アレルギーの発症機序を説明できる。
3. 食物アレルゲンの性質およびアレルゲン性低減化方法を説明できる。
4. 抗アレルギー食品の概念を説明できる。
⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)

第1回
事前学習
担当教員からの資料を予習したり紹介された参考図書を参照する。
90分
授業内容
食品免疫学とは 概説【成谷】
事後学習・次回事前学習
資料・ノートの確認・復習する。
担当教員からの資料を予習したり紹介された参考図書を参照する。
180分
第2回
授業内容
免疫学の基礎知識【成谷】
事後学習・次回事前学習
資料・ノートの確認・復習する。
担当教員からの資料を予習したり紹介された参考図書を参照する。
180分
第3回
授業内容
免疫機構にかかわる器官・組織・細胞・分子 【成谷】
事後学習・次回事前学習
資料・ノートの確認・復習する。
担当教員からの資料を予習したり紹介された参考図書を参照する。
180分
第4回
授業内容
抗原・抗体反応 【成谷】
事後学習・次回事前学習
資料・ノートの確認・復習する。
担当教員からの資料を予習したり紹介された参考図書を参照する。
180分
第5回
授業内容
免疫認識および制御機構 【成谷】
事後学習・次回事前学習
資料・ノートの確認・復習する。
担当教員からの資料を予習したり紹介された参考図書を参照する。
180分
第6回
授業内容
免疫系と疾病 アレルギーおよび自己免疫疾患 【大倉】【レポート】
事後学習・次回事前学習
資料・ノートの確認・復習する。
担当教員からの資料を予習したり紹介された参考図書を参照する。
180分
第7回
授業内容
食物アレルギー発症機構とアレルゲン 概説 【大倉】
事後学習・次回事前学習
資料・ノートの確認・復習する。
担当教員からの資料を予習したり紹介された参考図書を参照する。
180分
第8回
授業内容
食物アレルゲンの構造と特徴 1【大倉】
事後学習・次回事前学習
資料・ノートの確認・復習する。
担当教員からの資料を予習したり紹介された参考図書を参照する。
180分
第9回
授業内容
食物アレルゲンの構造と特徴 2【大倉】
事後学習・次回事前学習
資料・ノートの確認・復習する。
担当教員からの資料を予習したり紹介された参考図書を参照する。
180分
第10回
授業内容
食物アレルゲンデータベースの利用 【大倉】
事後学習・次回事前学習
資料・ノートの確認・復習する。
担当教員からの資料を予習したり紹介された参考図書を参照する。
180分
第11回
授業内容
食物アレルゲンのアレルゲン性低減化 【渡辺】
事後学習・次回事前学習
資料・ノートの確認・復習する。
担当教員からの資料を予習したり紹介された参考図書を参照する。
180分
第12回
授業内容
食品中の抗アレルギー因子 【渡辺】
事後学習・次回事前学習
資料・ノートの確認・復習する。
担当教員からの資料を予習したり紹介された参考図書を参照する。
180分
第13回
授業内容
低アレルゲンおよび抗アレルギー食品の開発 【渡辺】
事後学習・次回事前学習
資料・ノートの確認・復習する。
担当教員からの資料を予習したり紹介された参考図書を参照する。
180分
第14回
授業内容
食物アレルギー対策食品の将来展望 【渡辺】
事後学習・次回事前学習
資料・ノートの確認・復習する。
担当教員からの資料を予習したり紹介された参考図書を参照する。
180分
第15回
授業内容
まとめ【渡辺】【レポート】
事後学習
資料・ノートの確認・復習する。
90分

フィードバック
理解度が低い点がある場合、解説を行う。
評価方法および評価の基準
中間および期末(各50点、合計100点)の提示課題に対する応答・レポートで評価し、総合評価 60点以上を合格とする。

教科書
推薦書・参考文献
【資料】学内LAN上フォルダに電子メディアとして収納した資料を用いる。
【参考図書】小安重夫(編纂)『免疫学最新イラストレイテッド 改訂第2版』羊土社
Mills C et al. Ed. 『Managing allergens in food』 CRC Press
その他,授業の中で適宜紹介する。

履修上の助言、教員からのメッセージ