教員名 : 成谷 宏文
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科目名
食品学特論Ⅱ
担当教員名
渡辺 章夫、成谷 宏文
ナンバリング
学科
2013〜2023年度 大学院 人間生活学研究科 食物栄養学専攻 修士課程 1年
学年
1年
開講期
2023年度後期
授業形態
講義
単位数
2単位
実務経験の有無
有
実務経験および科目との関連性
2年間食品科学分野で大学院の講義を担当したため、その経験を活かしてより分かりやすく説明・助言を行う。
ねらい
①科目の性格
食物栄養学専攻・食科学分野では,食品の研究・開発や機能性・安全性評価に関する高度の専門家をめざす学生を対象に,食品学特論Ⅰ〜Ⅲの3科目を置いている.そのうち本特論は,食品学特論Ⅰの履修を前提に1年次後期に開講され,メタボリックシンドロームの発現に深くかかわる脂質・エネルギー代謝調節機能やトクホを含めた機能性食品の開発状況を取り扱う。
②科目の概要
生体における脂質・エネルギー代謝を概説するとともに,分子レベルでの調節機構について最新の知見を紹介する.さらに,脂質代謝改善作用を有す種々の食品機能性成分の摂取が,代謝系の応答に及ぼす影響を,遺伝子発現レベルで解説し,その有効性,安全性,効果的な利用方法を示す。最近の機能性食品開発状況や、食品の腐敗・食中毒並びに、その制御についても講義をおこなう。
③授業の方法(ALを含む)
講義を基本とし、質疑・応答や議論を交えて理解を深める。
レポート/ディスカッション/ディベート
④到達目標
1.日本における主食の食べ方の現状について理解する.
2. 食品中の脂質代謝制御因子について学び理解する. 3. 食品の生理活性因子の作用の分子基盤について理解を深める. 4. 機能性因子による健康の維持・増進また新規機能性食品の創成に活用できる基礎知識を習得する. 5.食品の安全性向上のために、食品の腐敗や食中毒の制御法についても基礎知識を修得する。 ⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
第1回
事前学習
お米の需給や食べ方について、自分の食生活から調べておく。
授業内容
国民栄養の実態ならびに主食の食べ方について【大倉】
【ディスカッション】 事後学習・次回事前学習
担当教員からの資料を予習したり紹介された参考図書を参照する.1時間を目安とする.
第2回
授業内容
たんぱく質代謝の概要①(消化・吸収)【大倉】
【ディスカッション】 事後学習・次回事前学習
担当教員からの資料を予習したり紹介された参考図書を参照する.1時間を目安とする.
第3回
授業内容
たんぱく質代謝の概要②(代謝系のあらまし)【大倉】
【ディスカッション】 事後学習・次回事前学習
担当教員からの資料を予習したり紹介された参考図書を参照する.1時間を目安とする.
第4回
授業内容
たんぱく質代謝の概要③(代謝系制御:遺伝子発現制御,活性化・阻害因子による制御)【大倉】
【ディスカッション】【レポート】 事後学習・次回事前学習
担当教員からの資料を予習したり紹介された参考図書を参照する.1時間を目安とする.
第5回
授業内容
食品成分によるたんぱく質アミノ酸代謝制御①:主要成分ⅰ.炭水化物【大倉】
【ディスカッション】 事後学習・次回事前学習
担当教員からの資料を予習したり紹介された参考図書を参照する.1時間を目安とする.
第6回
授業内容
食品成分による脂質・エネルギ—代謝制御②:主要成分ⅱ.脂質(脂肪酸)【長尾】
【ディスカッション】 事後学習・次回事前学習
担当教員からの資料を予習したり紹介された参考図書を参照する.1時間を目安とする.
第7回
授業内容
食品成分に脂質・エネルギー代謝制御③:主要成分ⅲ.脂質(構造脂質)【長尾】
【ディスカッション】 事後学習・次回事前学習
担当教員からの資料を予習したり紹介された参考図書を参照する.1時間を目安とする.
第8回
授業内容
食品成分によるたに脂質・エネルギー代謝制御④:主要成分ⅳ.食物繊維 【長尾】
【ディスカッション】 事後学習・次回事前学習
担当教員からの資料を予習したり紹介された参考図書を参照する.1時間を目安とする.
第9回
授業内容
食品成分による脂質・エネルギー代謝制御⑤:微量成分ⅰ.糖脂質【長尾】
【ディスカッション】 事後学習・次回事前学習
担当教員からの資料を予習したり紹介された参考図書を参照する.1時間を目安とする.
第10回
授業内容
食品成分による脂質・エネルギー代謝制御⑥:微量成分ⅱ.フラボノイド 【長尾】
【ディスカッション】 事後学習・次回事前学習
担当教員からの資料を予習したり紹介された参考図書を参照する.1時間を目安とする.
第11回
授業内容
食品成分による微生物代謝制御 【成谷】
【ディスカッション】 事後学習・次回事前学習
担当教員からの資料を予習したり紹介された参考図書を参照する.1時間を目安とする.
第12回
授業内容
食品の腐敗について 【成谷】
【ディスカッション】 事後学習・次回事前学習
担当教員からの資料を予習したり紹介された参考図書を参照する.1時間を目安とする.
第13回
授業内容
食中毒について 【成谷】
【ディスカッション】 事後学習・次回事前学習
担当教員からの資料を予習したり紹介された参考図書を参照する.1時間を目安とする.
第14回
授業内容
食品を腐敗や汚染から守るための微生物の制御について 【成谷】
【ディスカッション】 事後学習・次回事前学習
担当教員からの資料を予習したり紹介された参考図書を参照する.1時間を目安とする.
第15回
授業内容
微生物制御の新しい展開について【成谷】
【ディスカッション】 事後学習
担当教員から紹介された参考図書を参照する.30分を目安とする.
フィードバック
各授業後にその日に得られた疑問点についてその都度丁寧に対応する。
評価方法および評価の基準
各授業後に実施する試問に対する応答(合計100点)で評価し,総合評価60点以上を合格とする.
教科書
推薦書・参考文献
【資料】学内LAN上フォルダに電子メディアとして収納した資料を用いる.
【参考図書】授業の中で適宜紹介する. 履修上の助言、教員からのメッセージ
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