シラバス情報

科目名
【3年】食物栄養学特別研究 春入学0Aクラス
担当教員名
竹嶋 伸之輔
ナンバリング
学科
2016〜2023年度 大学院 人間生活学研究科 食物栄養学専攻 博士後期課程 3年
学年
3年
開講期
2023年度前期、2023年度後期
授業形態
演習
単位数
12単位

実務経験の有無
実務経験および科目との関連性
東大大学院・理化学研究所・十文字学園女子大学食物栄養学科での大学院生の研究指導実績、および自身の研究実績

ねらい
①科目の性格
食・栄養・健康分野の高度な専門家として自立した研究能力を身につけることを目的とした栄養科学分野の研究課題である。1〜3年次通年で研究指導を行う。
②科目の概要
実験動物・培養細胞・無細胞系への投与・添加の影響を、肝臓の主要代謝経路また薬物代謝系の酵素活性・タンパク質・mRNAレベル等における遺伝子発現を指標として解析し、作用機序を掘り下げる。ヒトへの外挿を念頭に有用性を検討・評価する研究指導を行う。
③授業の方法(ALを含む)
免疫学的手法に基づく、食品成分の有用性や安全性、有効性を評価し、食品の新たな機能性を明らかにし、その機序を解析するために設定された実験および論文作成を指導する。研究過程では、関連文献の調査・応用、論文執筆、研究発表の各能力の一層の向上を図り、自立的な研究能力を養う。
実技、実験/レポート/ディスカッション/論文
④到達目標
1.研究過程で得た知識や研究技術を基盤に、独創的研究課題の立案能力を培う。
2.学会発表、研究論文発表により成果を公表するとともに、博士論文を取りまとめる。
⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)

内容
1年次の実施事項
①研究課題の設定(研究対象素材・成分等の選定)
②対象素材・成分等に関する先行研究・関連研究のレビュー
③実験手技および分析機器類操作の習熟
④対象素材・成分等の調製および化学的性質の解析
⑤動物試験の実施

2年次の実施事項
①動物試験試料の分析
②培養細胞試験の実施および試料の分析
③無細胞系試験の実施
④ADI(1日許容摂取量)と摂取目安量の関係の検討・評価
⑤成果公表の準備

3年次の実施事項
①作用機序の掘り下げ
②再試験・穴埋め試験による確認
③ヒトへの外挿に基づく有用性の検討・評価
④成果公表(学会発表及び学術論文作成)
⑤博士論文執筆、公開発表会準備
各授業回における授業外学習の内容・所要時間
研究に関連する内外の文献を検索・読解し、自身の研究への応用を考慮するとともに、新たな発想のヒントを得る。また、関連学会等での活動を通して、研究情報を取り入れ、自身の研究に活かす。

フィードバック
適宜ディスカッションをする
評価方法および評価の基準
研究への取り組み姿勢、学会等での研究発表および研究論文の数及び質により評価する。

教科書
推薦書・参考文献
研究指導の中で適宜紹介する。

履修上の助言、教員からのメッセージ