教員名 : 村田 浩子
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科目名
【1年】食物栄養学特別研究 春入学0Uクラス
担当教員名
村田 浩子
ナンバリング
学科
2016〜2023年度 大学院 人間生活学研究科 食物栄養学専攻 博士後期課程 1年
学年
1年
開講期
2023年度前期、2023年度後期
授業形態
演習
単位数
0単位
実務経験の有無
有
実務経験および科目との関連性
300床規模の病院での栄養管理及び総合健診や外来診療を主に行うクリニックでの栄養指導など臨床の実務経験、大手印刷会社のグループ健康保険組合での管理栄養士及び健康運動指導士としての健康増進に関する実務経験、公認スポーツ栄養士として柔道、レスリング、ボクシング、ボート競技などのスポーツ栄養マネジメントの実務経験があり、これらの実務経験に基づいた授業を行う。
ねらい
①科目の性格
本科目は大学院研究科食物栄養学専攻における博士後期課程の必修科目であり、1から3年次通年で研究指導を行う.スポーツ選手のコンディション管理及び高齢者の健康維持管理に関する科学的な知見を蓄積できるための研究方法を習得する。習得の度合いにより学年の枠にとらわれることなく進められる。
②科目の概要
スポーツ選手のコンディション管理や競技力向上における栄養摂取に関する研究、あるいは高齢者の健康維持管理における栄養摂取に関する研究を調査し、現在の知見をまとめ、研究計画を立てるための方法を学び、自立した研究者として実務にあたりながら研究ができる人材の育成をめざす。
③授業の方法(ALを含む)
講義や文献検索などの演習とエビデンステーブルの作成の実習、研究遂行のために必要とされる測定や調査方法の演習と実習、得られた結果の分析に関する演習と実習、さらにそれらを研究テーマを設定する。研究計画書の作成から研究実施、結果の分析、論文執筆については学生自身で行うが、適宜進捗状況の報告や方向性の確認などの論文作成に向けて指導とサポートを行う。
実技、実験/ディスカッション/ディベート/プレゼンテーション/実習・インターンシップ/フィールドワーク/PBL/論文
④到達目標
1.専門分野の知識および技術に基づき、研究課題を決定し、研究計画を立案できる。
2.研究成果を、学術論文や学会発表などによって公表し、他の研究者と情報交換できる。 3.関連学会誌に投稿できる原著論文を執筆する。 4.博士論文を完成できる。 ⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
内容
十分な関連研究の調査の後に、研究テーマの設定を行う。学会誌への論文投稿をめざし、その内容をまとめて博士論文を作成する。
1年次 ・関連研究の講義 ・関連研究の文献検索とエビデンステーブルの作成 ・研究遂行のために必要とされる測定や調査方法の演習と実習、得られた結果の分析に関する演習と実習 ・予備的な検討の後、研究計画書を作成する。 2年次 ・研究実施のための準備 ・研究倫理申請のための書類作成 ・対象者のリクルート、研究説明と同意の取得 ・研究開始 ・得られたデータ分析と議論 ・研究結果のプレゼンテーション(可能であれば学会発表) 3年次 ・研究をまとめ、汎用性のある形式で原著論文執筆 ・投稿先の学会誌を決定し、原著論文を投稿 ・博士論文の作成 ・博士論文発表会の準備と対策 各授業回における授業外学習の内容・所要時間
各授業回や所要時間は特に定めないが、定期的なゼミ活動に対し、準備及びまとめ作業で1日4-5時間の授業外学習の時間は最低でも必要である。
フィードバック
ゼミ活動および研究活動において定期的に進捗状況をレポートにまとめて報告し、それに対する十分なディスカッションを通して、改善すべき点などがあれば随時アドバイスを行うなどのフィードバックを行う。
評価方法および評価の基準
研究計画の遂行、研究への姿勢、学会発表、学術論文、学会における評価などを総合的に評価する。
教科書
推薦書・参考文献
研究活動において、適宜必要に応じて指示するが、基本的に論文検索は常に行うものであり、国内外の文献を抵抗なく調査しまとめることが必要となる。
履修上の助言、教員からのメッセージ
日本人競技者を対象としたの栄養評価やスポーツ栄養ケアマネジメントの知見は不足しています。スポーツ現場で応用できる知見の蓄積には、スポーツ現場で活動した上で感じた疑問点や問題意識が重要です。実務経験者の学びなおし、研究活動も積極的にサポートします。
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