教員名 : 中村 禎子
|
科目名
食・健康と栄養の科学総合特講
担当教員名
志村 二三夫、山本 茂、吉田 亨、加藤 則子、小林 三智子、名倉 秀子、松本 晃裕、岩本 珠美、木村 靖子、高橋 正人、竹嶋 伸之輔、成谷 宏文、村田 浩子、富井 友子、渡辺 章夫、中村 禎子
ナンバリング
学科
2016〜2023年度 大学院 人間生活学研究科 食物栄養学専攻 博士後期課程 1年
学年
1年
開講期
2023年度後期
授業形態
講義
単位数
2単位
実務経験の有無
有
実務経験および科目との関連性
担当教員によるオムニバス形式である。
教員によっては、公的機関における研究の実務を有している。 ねらい
①科目の性格
食物栄養学専攻の3つの教育研究分野(栄養科学・食科学・健康科学)を俯瞰する総合分野の科目であり、全教員がオムニバス方式で担当する。専門分野の研究を進める中で、「食あっての栄養、栄養あっての健康」という事実、「栄養」が「食」と「健康」を連合させる現象である事実に立ち返り、人間にとっての栄養(人間栄養)とは何かをあらためて問い直す意味で、1年次後期に開講する必修講義科目であり、研究を進める上で求められる多角的・科学的な視点を育むことを目的とする。
②科目の概要
各教員の専門分野における最新の知見や理論、また課題について講義するとともに、学生との意見交換を行う。
③授業の方法(ALを含む)
講義を基本とし、質疑・応答や議論を交えて理解を深める。
ミニテスト/リアクションペーパー/レポート/グループワーク/ディスカッション/プレゼンテーション
④到達目標
1. 食と栄養と健康の科学における最新の知見、理論・技術への理解を深めることができる。
2. QON(Quality of Nutrition)はQOL(Quality of Life)の大前提であることを得心できる。 3. 上記大前提を踏まえ、自らの研究の意義、社会の発展に果たす役割を自覚できる。 ⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
内容
3領域にわたり、担当教員がオムニバス形式で実施する。
【栄養科学分野】 第1回 倫理的配慮に基づいた研究の推進について ・ 細菌との共生から恒常性を考える(中村) 競技者と一般成人及び成長期の子どもたちにおける身体組成と健康問題(村田) 第2回 人体の栄養学的特性(志村) 第3回 人間栄養とは何か(山本) 第4回 食・栄養と健康づくりについて、臨床栄養分野で考える(岩本) 第5回 健康の維持・増進につながる分子遺伝学的研究の意義(竹嶋) 【食科学分野】 第6回 食品成分の科学的研究の意義/研究倫理 (渡辺・大倉) 第7回 ワンヘルスと食品における微生物 (成谷) 第8回 康づくりと食環境の整備(名倉) 第9回 QOL向上のための食べ物と味覚との関わり(小林) 第10回 用途を特化した食品の開発(木村) 【健康科学分野】 第11回目 研究の倫理・公衆衛生の現状と問題点を探る(吉田) 第12回 高齢者福祉のシステムと高齢者支援(富井) 第13回 スポーツにおいて必要なエネルギー摂取量につい(松本) 第14回 薬物やサプリメント(乱用)の問題(高橋) 第15回 小児保健の現状と問題点を探る(加藤) 各授業回における授業外学習の内容・所要時間
授業資料の予習と課題レポートの作成を行う。1回につき2時間を目安とする。
フィードバック
ディスカッション、レポートの返却等により実施する。
評価方法および評価の基準
出題された課題へのレポートおよび15回目に実施するまとめ授業におけるプレゼンテーション・討論により評価する。レポート1課題、ならびにプレゼンテーション・討論を合計100点として集計し、総合評価60点以上を合格とする。
教科書
推薦書・参考文献
各教員が指示する。
履修上の助言、教員からのメッセージ
|