教員名 : 安恒 佳代子
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科目名
日本語研究F(人文科学)
担当教員名
安恒 佳代子
ナンバリング
NEi3053
学科
2021年度 大学 社情デザイン学部 社情デザイン学科 1年
学年
1年
開講期
2023年度後期
授業形態
演習
単位数
1.00単位
実務経験の有無
無
実務経験および科目との関連性
無し
ねらい
①科目の性格
日本語研究A〜Fは、分野ごとにその分野に関連した日本語運用能力を高めることを目指すものである。本科目はそのうちの人文分野にあたる。また、この科目は共通科目の「日本語(非母語話者)」領域の選択科目にあたる。かつ、日本語学修プログラムの選択科目である。なお、繰り返し受講は不可とする。
②科目の概要
世界的に活躍する何人かの日本人に関して、足跡(何を行ったか)や考え方を調べ、それに対する自分の意見を加え、聞き手にわかりやすくクラス内で発表する授業である。また、自国において、同様の分野で活躍している人を調べ、併せて紹介する。さらに、関連する課題について討論し、最終授業日に発表するとともに、レポートにまとめて提出する。
③授業の方法(ALを含む)
受講者の人数により多少変更する可能性があるが、概ね次のとおり行う。
1)プレゼンテーション: ①毎回の授業 前の授業で提出したリアクションペーパーの中から一つ発表する。 ②授業最終日 授業内で取り上げた分野の中から興味のあるものを一つ選び、調べ、発表を行う。 2)ディスカッション: 毎回の授業において取り上げた人物に関する自分の意見を述べる。 3)レポート: 毎回のリアクションペーパーに加え、最終日にプレゼンテーションをしたテーマに関して、レポートにまとめ最終課題として提出する。 リアクションペーパー/レポート/ディスカッション/プレゼンテーション
④到達目標
1)日本語で書かれた文献を調べられる。
2)聞き手にわかりやすい表現と内容でプレゼンテーションを行い、日本語で自らの考えを説明できる。 3)与えられた課題について、日本語で意見を述べ、評価・批判ができる。 ⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
NE①-5 論理的に表現する力/NE②-2 話し合う力/NE⑦-5 日本語運用能力
第1回
事前学習
毎回の授業は次のように進める。
〔事前学修〕教科書の指定された項目を自己学習する→〔授業〕教科書+教員の準備した教材に取り組む→〔事後学修〕リアクションペーパーに記入し提出する ただし、第一回にオリエンテーションを行うため、初回は教科書を取り扱わない。 第一回に自己紹介を行うので、次の項目を考えておく。 ①今、興味のある(好きな)ことを3つ挙げる。 ②これまでの人生において最も影響を与えてくれた人(家族は除く)とそれに関するエピソードを1つ考える。 ③最も心に残る幼児期の思い出は何か思い出す。 ④一番自分らしく過ごせる場所はどこか。また、その理由を説明する。 45分
授業内容
(1)オリエンテーション
授業の進め方、評価方法、使用する教材(教科書)について説明する。 (2)自己紹介 プレゼンテーションについて学び、事前学修で用意してきた資材に基づき自己紹介を行う。 ※今後必要となる就活のエントリーシートについても触れる 授業内で【プレゼンテーション】、授業後(授業日中に)【リアクションペーパー】を提出する。 事後学習・次回事前学習
<事後学修>
本日の授業を受け、自己紹介についてまとめ、次の機会のために準備しておく。また、エントリーシートに関しても完成しておく。 <次回事前学修> 教科書64ページ、項目19「宮崎駿」について教科書を読み、わからない表現や言葉を調べ、内容質問に答える。 45分
第2回
授業内容
<授業>
教科書64ページ、項目19「宮崎駿」について学ぶ。 教員の用意した資料を読み、DVD鑑賞、ディスカッション、ショートスピーチを行う。 授業内で【ディスカッション】、授業後(授業日中に)【リアクションペーパー】を提出する。 事後学習・次回事前学習
<事後学修>
・授業内で取り上げた内容を復習する。 ・授業で取り扱ったテーマに関して、自国の事情をまとめ、リアクションペーパーに記入し提出する。 <次回事前学修> 教科書43ページ、項目12「黒澤明」について教科書を読み、わからない表現や言葉を調べ、内容質問に答える。 45分
第3回
授業内容
<授業>
教科書43ページ項目12「黒澤明」について学ぶ。 教員の用意した資料を読み、DVD鑑賞、ディスカッション、ショートスピーチを行う。 授業内で【(短時間の)プレゼンテーション】と【ディスカッション】、授業後(授業日中に)【リアクションペーパー】を提出する。 事後学習・次回事前学習
<事後学修>
・授業内で取り上げた内容を復習する。 ・授業で取り扱ったテーマに関して、自国の事情をまとめ、リアクションペーパーに記入し提出する。 <次回事前学修> 教科書55ページ、項目18「村上春樹」について教科書を読み、わからない表現や言葉を調べ、内容質問に答える。 45分
第4回
授業内容
<授業>
教科書55ページ項目18「村上春樹」について学ぶ。 教員の用意した資料を読み、DVD鑑賞、ディスカッション、ショートスピーチを行う。 授業内で【(短時間の)プレゼンテーション】と【ディスカッション】、授業後(授業日中に)【リアクションペーパー】を提出する。 事後学習・次回事前学習
<事後学修>
・授業内で取り上げた内容を復習する。 ・授業で取り扱ったテーマに関して、自国の事情をまとめ、リアクションペーパーに記入し提出する。 <次回事前学修> 教科書58ページ項目17「俵万智」、同46ページ項目13「草間彌生」について教科書を読み、わからない表現や言葉を調べ、内容質問に答える。 45分
第5回
授業内容
<授業>
教科書58ページ項目17「俵万智」、同46ページ項目13「草間彌生」について学ぶ。 教員の用意した資料を読み、短歌を詠み発表する。 授業内で【(短時間の)プレゼンテーション】と【ディスカッション】、授業後(授業日中に)【リアクションペーパー】を提出する。 事後学習・次回事前学習
<事後学修>
・授業内で取り上げた内容を復習する。 ・授業で取り扱ったテーマうに関して、自国の事情をまとめ、リアクションペーパーに記入し提出する。 <次回事前学修> 教科書16ページ項目3「紫式部/清少納言」、同19ページ項目4「織田信長」について教科書を読み、わからない表現や言葉を調べ、内容質問に答える。 45分
第6回
授業内容
<授業>
教科書16ページ項目3「紫式部/清少納言」、同19ページ項目4「織田信長」について学ぶ。 教員の用意した資料を読み、DVD鑑賞、ディスカッション、ショートスピーチを行う。 授業内で【(短時間の)プレゼンテーション】と【ディスカッション】、授業後(授業日中に)【リアクションペーパー】を提出する。 事後学習・次回事前学習
<事後学修>
・授業内で取り上げた内容を復習する。 ・授業で取り扱ったテーマに関して、自国の事情をまとめ、リアクションペーパーに記入し提出する。 <次回事前学修> 教科書73ページ項目22「イチロー」について教科書を読み、わからない表現や言葉を調べ、内容質問に答える。 45分
第7回
授業内容
<授業>
教科書73ページ項目22「イチロー」について学ぶ。 教員の用意した資料を読み、DVD鑑賞、ディスカッション、ショートスピーチを行う。 授業内で【(短時間の)プレゼンテーション】と【ディスカッション】、授業後(授業日中に)【リアクションペーパー】を提出する。 事後学習・次回事前学習
<事後学修>
・授業内で取り上げた内容を復習する。 ・授業で取り扱ったテーマに関して、自国の事情をまとめ、リアクションペーパーに記入し提出する。 <次回事前学修> 教科書94ページ項目29「山中伸弥」、同97ページ項目30「石黒浩」について教科書を読み、わからない表現や言葉を調べ、内容質問に答える。 45分
第8回
授業内容
<授業>
教科書94ページ項目29「山中伸弥」、同97ページ項目30「石黒浩」について学ぶ。 教員の用意した資料を読み、DVD鑑賞、ディスカッション、ショートスピーチを行う。 授業内で【(短時間の)プレゼンテーション】と【ディスカッション】、授業後(授業日中に)【リアクションペーパー】を提出する。 事後学習・次回事前学習
<事後学修>
・授業内で取り上げた内容を復習する。 ・授業で取り扱ったテーマに関して、自国の事情をまとめ、リアクションペーパーに記入し提出する。 <次回事前学修> 教科書34ページ項目9「秋元康」について教科書を読み、わからない表現や言葉を調べ、内容質問に答える。 45分
第9回
授業内容
<授業>
教科書34ページ項目9「秋元康」について学ぶ。 教員の用意した資料を読み、DVD鑑賞、ディスカッション、ショートスピーチを行う。 授業内で【(短時間の)プレゼンテーション】と【ディスカッション】、授業後(授業日中に)【リアクションペーパー】を提出する。 事後学習・次回事前学習
<事後学修>
・授業内で取り上げた内容を復習する。 ・授業で取り扱ったテーマに関して、自国の事情をまとめ、リアクションペーパーに記入し提出する。 <次回事前学修> 教科書79ページ、項目24「杉原千畝」について教科書を読み、わからない表現や言葉を調べ、内容質問に答える。 45分
第10回
授業内容
<授業>
教科書79ページ、項目24「杉原千畝」について学ぶ。 教員の用意した資料を読み、DVDを鑑賞する。 ※この回は、次回第11回目に続きを行う。 授業内で【(短時間の)プレゼンテーション】、授業後(授業日中に)【リアクションペーパー】を提出する。 事後学習・次回事前学習
<事後学修>
・授業内で取り上げた内容を復習する。 ・授業で取り扱ったテーマに関して、自国の事情をまとめ、リアクションペーパーに記入し提出する。 <次回事前学修> 本日の復習並びに、「杉原千畝」に関連する項目について自分なりに調べる。 45分
第11回
授業内容
<授業>
前回の続き「杉原千畝」についてまとめる。「杉原千畝」についてさらに深く学ぶ。 教員の用意した資料を読み、DVD鑑賞、ディスカッション、ショートスピーチを行う。 授業内で【(短時間の)プレゼンテーション】と【ディスカッション】、授業後(授業日中に)【リアクションペーパー】を提出する。 事後学習・次回事前学習
<事後学修>
・授業内で取り上げた内容を復習する。 ・授業で取り扱ったテーマに関して、自国の事情をまとめ、リアクションペーパーに記入し提出する。 <次回事前学修> 教科書52ページ、項目15「夏目漱石」について教科書を読み、わからない表現や言葉を調べ、内容質問に答える。 45分
第12回
授業内容
<授業>
教科書52ページ項目15「夏目漱石」について学ぶ。 教員の用意した資料を読み、DVDを鑑賞する。 ※この回は、次回第13回目に続きを行う。 授業内で【(短時間の)プレゼンテーション】、授業後(授業日中に)【リアクションペーパー】を提出する。 事後学習・次回事前学習
<事後学修>
・授業内で取り上げた内容を復習する。 ・授業で取り扱ったテーマに関して、リアクションペーパーに記入し提出する。 <次回事前学修> 「夏目漱石」について調べてくる。 授業内で【(短時間の)プレゼンテーション】、授業後(授業日中に)【リアクションペーパー】を提出する。 45分
第13回
授業内容
<授業>
「夏目漱石」について続きを学ぶ。 DVD鑑賞後、ショートスピーチを行う。 授業内で【(短時間の)プレゼンテーション】と【ディスカッション】、授業後(授業日中に)【リアクションペーパー】を提出する。 事後学習・次回事前学習
<事後学修>
・授業内で取り上げた内容を復習する。 ・授業で取り扱ったテーマに関して、自国の事情をまとめ、リアクションペーパーに記入し提出する。 <次回事前学修> 最終日のプレゼンテーションにおいて、どのテーマを取り上げるか準備する。 45分
第14回
授業内容
1)総復習 1回から13回までの授業をふり返り、理解が不十分な点を明らかにする。
2)プレゼンテーションに向けての準備 ①担当決め ②発表のための文献所領収集方法講義(図書館利用) ※コロナの状況によっては個人作業となる 授業後(授業日中に)【リアクションペーパー】を提出する。 事後学習・次回事前学習
<事後学修>
・授業内で取り上げた内容を復習する。 ・参考文献に関して学んだことをまとめる。 <次回事前学修> プレゼンテーションの準備をし、授業前日の17時までに、発表資料を提出する。 45分
第15回
授業内容
1)プレゼン大会
各自が決めたテーマに関してプレゼンテーションを行う。 また、プレゼンテーションを聴き、相互に評価し合う(評価シートに記入)。 2)総まとめ 本授業で扱った内容について、感想を述べ合う。 授業内で最終の【プレゼンテーション】を行う。また、発表内容を【レポート】にして提出すると同時に【リアクションペーパー】も提出する。 事後学習
<事後学修>
・自らのプレゼンテーションをふり返り、次のプレゼンのために整理しておく。 ・本授業で学んだことを他の学修に活かす。 提出物は以下の3点である。 ・プレゼンテーションふり返りシート ・相互評価シート ・発表資料(パワーポイントスライドなど) ・レポート(プレゼンテーションに関してまとめる) 45分
フィードバック
・毎回の授業のあとに提出されたリアクションペーパーに関しては、翌週の授業においてふり返りを行う。また、発表、ディスカッション、相互評価に関しては、個別にコメントする。最終課題の返却は行わないが、希望者にはメールにてフィードバックを行う。
評価方法および評価の基準
本授業は、「①日本語で書かれた文献を調べられる。②聞き手にわかりやすい表現と内容でプレゼンテーションを行い、日本語で自らの考えを説明できる。③与えられた課題について、日本語で意見を述べ、評価・批判ができる。」ことを到達目標とする。これを踏まえ、評価方法は以下のとおりとする。
評価方法 ・毎回の授業におけるショートプレゼンテーション、発言、ディスカッションを25%(到達目標①②③) ・授業後のリアクションペーパー提出を30%(到達目標②③) ※「自分で調べたこと」を重視する ・最終日のプレゼンテーション並びに最終課題を40%(到達目標①から③のすべてに相当する総まとめ) ・他者発表に対する評価表を5%(到達目標③) 評価の基準 ※大学の規程に準じ、総合評価60点以上を合格とし単位を認定する。 教科書
書名
著者
出版社
ISBN
備考
THE GREAT JAPANESE 30の物語—人物で学ぶ日本語— 中上級
石川智
くろしお出版
978-87424-702-0
※「中上級」ですのでご注意ください。
推薦書・参考文献
授業の中で指示します。
履修上の助言、教員からのメッセージ
さまざまな分野で活躍した、日本における有名な日本人について学びます。毎回の授業内で、日本語の発話に慣れるために短いプレゼンテーションを行っていただきますので、しっかり準備をして臨みましょう。
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