教員名 : 大久保 暢俊
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科目名
社会行動の心理学
担当教員名
大久保 暢俊
ナンバリング
ECd4044
学科
2021年度 大学 社情デザイン学部 社情デザイン学科 3年
学年
3年
開講期
2023年度後期
授業形態
講義
単位数
2.00単位
実務経験の有無
無
実務経験および科目との関連性
無
ねらい
①科目の性格
本科目は、心理学科の社会科目領域の選択科目である。
②科目の概要
消費者心理学の基本的な知見や方法論を理解する。それらの知識を用いて消費者の心理プロセスを理解すること、および消費社会を考察できることを目的とする。
③授業の方法(ALを含む)
本科目では、講義による解説を中心として、関連した課題を実施する。その後、解説に基づいて自らの回答を精査する。
ミニテスト/レポート
④到達目標
到達目標1 消費者心理学、およびその基盤となっている社会心理学の知見を理解し、それらを論理的に説明できる。
到達目標2 心理学研究の方法論を理解し、データに基づいた議論ができる。 到達目標3 消費社会のあり方と、その参加について、自らの立場を表明する。 ⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
EC①-4 心理学の理論・概念・技能の活用の理解/EC②-2 分析的思考/EC③-2 知識・理解を活用する意欲
第1回
事前学習
シラバスを読んで、この授業で何を学べそうかを箇条書きでリスト化する。その際、記述が適切かどうかは気にせず、可能な限り多く、かつ自由に記述すること。
90分
授業内容
ガイダンス(この授業の進め方と講義全体の概要)
事後学習・次回事前学習
[事後学習]
事前学習の記述の中で、今回の講義と合致した箇所をチェックする。その後、「なぜ合致したのか」、または「(合致しなかった箇所で)なぜ合致しなかったのか」を論述する。 [次回事前学習] 「耐久消費財」、「半耐久消費財」、「非耐久消費財」、「サービス」の区分を調べておく。 180分
第2回
授業内容
マーケティング
事後学習・次回事前学習
[事後学習]
商品カテゴリーの分類について、その定義をまとめる。 [次回事前学習] これまでに学んだ心理学の知識について、単語をリスト化する。 180分
第3回
授業内容
消費者行動研究の歴史からみた心理学
事後学習・次回事前学習
[事後学習]
消費者行動論における心理学の役割について論述する。 [次回事前学習] 記憶のメカニズムについて調べておく。 180分
第4回
授業内容
心理学的存在としての消費者
事後学習・次回事前学習
[事後学習]
作成したプレゼン文章を記憶マーカーの観点から考察する。 [次回事前学習] 広告の効果階層の理論を調べておく。 180分
第5回
授業内容
態度の形成と変容
事後学習・次回事前学習
[事後学習]
自らの記述を見直し、それを態度理論の観点から再評価する。 [次回事前学習] 態度と意思決定の関係について調べておく。 180分
第6回
授業内容
態度モデルと広告
事後学習・次回事前学習
[事後学習]
授業内で作成したテーマとは異なるFishbainモデルに基づく表を作成する。 [次回事前学習] 次回の授業までに接触した広告をリスト化する。 180分
第7回
授業内容
説得メッセージ
事後学習・次回事前学習
[事後学習]
さらに広告を収集し、社会的影響の観点で分類する。 [次回事前学習] 「消費者が商品に何を求めるのか」について自由に論述する。複数商品について論述しておくとなお良い。 180分
第8回
授業内容
問題解決者としての消費者
事後学習・次回事前学習
[事後学習]
消費者の問題認識について、商品ごとにまとめる。 [次回事前学習] ブランド・ロイヤリティを形成している商品をリスト化する。 180分
第9回
授業内容
商品選択とブランドロイヤリティ
事後学習・次回事前学習
[事後学習]
収集したデータを再分析する。 [次回事前学習] 消費者のニーズについて、経営者やマーケターの意見を調べる。 180分
第10回
授業内容
消費者のモチベーション
事後学習・次回事前学習
[事後学習]
記述した論拠について、データによる根拠を探す。その際、支持するデータだけでなく、支持しないデータも探す。 [次回事前学習] 性役割と「美しさ」について、自らの考えをまとめておく。 180分
第11回
授業内容
コミットメントと自己
事後学習・次回事前学習
[事後学習]
広告と性役割についてまとめる。 [次回事前学習] 快楽消費について調べる。 180分
第12回
授業内容
消費経験論
事後学習・次回事前学習
[事後学習]
消費経験論の特徴について、消費者情報処理パラダイムと対比する形で論述する。 [次回事前学習] 自らのオンラインショッピングの使用についてまとめておく。 180分
第13回
授業内容
オンラインショッピング
事後学習・次回事前学習
[事後学習]
リサーチした結果をレポートにまとめる。 [次回事前学習] 日本経済に対する意見(授業内で提示)について、根拠となるデータを探す。 180分
第14回
授業内容
最終課題
事後学習・次回事前学習
[事後学習]
リサーチした結果をレポートにまとめる。 [次回事前学習] これまでの授業内容をまとめる。 180分
第15回
授業内容
まとめ
事後学習
[事後学習]
これまでの授業内容のまとめに基づき、消費者心理学の研究計画を立案する。 180分
フィードバック
毎回の課題のフィードバックは、授業内での解説と自己評価に基づく。
評価方法および評価の基準
各回の課題点(70%)とミニレポートに(30%)により評価を行い、60点以上を合格とする。
到達目標1 課題点(30%/70%)、ミニレポート(10%/30%) 到達目標2 課題点(30%/70%)、ミニレポート(10%/30%) 到達目標3 課題点(10%/70%)、ミニレポート(20%/30%) 教科書
書名
著者
出版社
ISBN
備考
指定しない。必要に応じて授業時に資料を配布する。
推薦書・参考文献
山田一成・池内裕美(編著)消費者心理学 勁草書房
履修上の助言、教員からのメッセージ
*再試験はしない。
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