教員名 : 井上 久美子
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科目名
教職実践演習(栄養教諭)
担当教員名
日出間 均、羽田 邦弘、林 宣之、星野 祐子、井上 久美子
ナンバリング
学科
2021年度 大学 教育人文学部 文芸文化学科 芸術・文化コース 4年
学年
4年
開講期
2023年度後期
授業形態
演習
単位数
2.00単位
実務経験の有無
有
実務経験および科目との関連性
小学校・中学校での管理職経験のある複数の教員が、教育現場で求められる実践的な知識や技能の指導を行う。
ねらい
①科目の性格
教員免許状を取得する上での必修科目であり、教員として求められる資質能力の修得が、主たるねらいとなる。
さらに、栄養教諭が他免許種の教員と連携して、チーム学校での食育を推進する意義と方法を理解することがねらいである。 「履修カルテ」を参照し、各自の学修課題に即して、指導教員の助言を得ながら学修する。 学びを整理するために課題やレポートを提出し、添えられたコメントから、さらに学びを深める。 4年間の教職の学びの総まとめに位置する科目である。 ②科目の概要
授業は,以下の事項で構成する。
グループ討論,事例研究,模擬授業,指導案の作成等を組み合わせて授業を行う。 (1)使命感や責任感,教育的愛情に関する事項 (2)社会性や対人間関係能力に関する事項 (3)生徒理解や学級経営に関する事項 (4)教科内容等の指導力に関する事項 ③授業の方法(ALを含む)
異なる免許種、複数の所属学科から成るグループを編成し、設定したテーマについて話し合い、理解を深める。
また、教育実習での反省をふまえ、指導案を改善して模擬授業を実施し、その内容について検討・討議を行う。 【リアクションペーパー】【レポート(知識)】【グループワーク】【プレゼンテーション】【模擬授業】 リアクションペーパー/レポート/グループワーク/プレゼンテーション/ロールプレイ・模擬授業
④到達目標
(1)将来教員になる上で必要となる課題の発見ができ、その課題を具体的に述べることができる。
(2)課題を克服するために必要な知識・技能を身につけ、課題解決のために工夫することができる。 (3)他の免許種や複数の学科の学生と意見交流することで、教育や食育に対して、広い視野を持つことができる。 ⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
第1回
事前学習
[事前学習]教職履修カルテの記述を確認し、これまでの学びをふり返る。
90分
授業内容
オリエンテーション(本授業のねらいと「履修カルテ」の確認)【グループワーク】【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]教職履修カルテや教育実習の記録をふり返ることで、教員になるにあたって不⾜している知識・技能を明確にする。
[次回事前学習]インターネットや新聞で教育に関する記事を読み、意⾒を持つ。 180分
第2回
授業内容
教職の意義・教員の役割、職務内容について理解を深める。【グループワーク】【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]授業資料を改めて読み直し、理解が不⾜している事柄について調べる。関連する法規を確認する。
[次回事前学習]インターネットや新聞で教育に関する記事を読み、意⾒を持つ。 180分
第3回
授業内容
児童・生徒の成長、生徒指導について理解を深める。【グループワーク】【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]授業資料を改めて読み直し、理解が不⾜している事柄について調べる。国⽴教育政策研究所の「⽣徒指導リーフ」シリーズの中から、興味・関⼼をもったトピックを読む。
[次回事前学習]インターネットや新聞で教育に関する記事を読み、意⾒を持つ。 180分
第4回
授業内容
学校の組織的な運営について理解を深め、チーム学校のあり方を考える。【グループワーク】【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]授業資料を改めて読み直し、理解が不⾜している事柄について調べる。「チーム学校」や「チームとしての学校の在り⽅」などをキーワードとして、インターネット上の情報を調べ、⾃分の考えを持つ。
[次回事前学習]インターネットや新聞で教育に関する記事を読み、意⾒を持つ。 180分
第5回
授業内容
いじめ・不登校、アレルギーを含む食の問題等、今日的な教育課題に対して理解を深める。【グループワーク】【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]授業資料を改めて読み直し、理解が不⾜している事柄について調べる。国⽴教育政策研究所の「⽣徒指導リーフ」シリーズの中から、興味・関⼼をもったトピックを読む。
[次回事前学習]インターネットや新聞で教育に関する記事を読み、意⾒を持つ。 180分
第6回
授業内容
学級担任の役割や実務についての理解を深める。【グループワーク】【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]授業資料を改めて読み直し、理解が不⾜している事柄について調べる。インターネット上の情報を参照しながら、学級担任の役割や実務に関する課題や問題点を指摘する。
[次回事前学習]インターネットや新聞で教育に関する記事を読み、意⾒を持つ。 180分
第7回
授業内容
保護者や地域との連携協力について理解を深める。【グループワーク】【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]授業資料を改めて読み直し、理解が不⾜している事柄について調べる。居住地域にある学校(あるいは任意の地域の学校)を選び、保護者や地域との連携協⼒のあり⽅を調査する。
[次回事前学習]インターネットや新聞で教育に関する記事を読み、意⾒を持つ。 180分
第8回
授業内容
教育実習を振り返り、教科と指導力を考える。【グループワーク】【リアクションペーパー】【プレゼンテーション】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]教科の学習指導要領に⽬を通し、教科のねらいを改めて確認する。
[次回事前学習]教育実習中に作成した指導案に⽬を通し、書き直すための準備をする(参考資料を集める、関連する⽂献を読む)。 180分
第9回
授業内容
教科指導①:実習中に受けた指摘や気づいた課題についての意見交換をする。【グループワーク】【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]意⾒交換の際挙がった課題を観点別に分類する(例:教科の特性が反映している課題、校種を超えて共通する課題……など)。
[次回事前学習]教育実習の記録を読み直し、実習中に指摘されたことを改善する⽅法を検討する。 180分
第10回
授業内容
教科指導②:指導案の修正案または改訂案についてグループ討議をする。【グループワーク】【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]グループワークで指摘を受けたことを修正する。
[次回事前学習]模擬授業の準備をする。 180分
第11回
授業内容
教科指導③:全体への模擬授業に向けて、再度検討を重ねる。【グループワーク】【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]グループワークで指摘を受けたことを修正する。
[次回事前学習]模擬授業の準備をする。 180分
第12回
授業内容
教科指導④:修正または改訂した指導案の提案と模擬授業及び事後検討【グループワーク】【模擬授業】【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]⾃分の模擬授業をふり返り、改善する点を整理する。
[次回事前学習]模擬授業を経て再度修正した指導案を執筆する。 180分
第13回
授業内容
教科指導⑤:修正または改訂した指導案の提案と模擬授業及び事後検討【グループワーク】【模擬授業】【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]⾃分の模擬授業をふり返り、改善する点を整理する。
[次回事前学習]模擬授業を経て再度修正した指導案を執筆する。 180分
第14回
授業内容
教科指導⑥:修正または改訂した指導案の提案と模擬授業及び事後検討【グループワーク】【模擬授業】【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]⾃分の模擬授業をふり返り、改善する点を整理する。
[次回事前学習]模擬授業を経て再度修正した指導案を執筆する。 180分
第15回
授業内容
第15回 模擬授業全体について事後検討を行い、学習指導の基本的事項を確認する。【リアクションペーパー】【レポート(知識)】
事後学習
[事後学習]教職実践演習全体の学びをふり返り、教員になるために不⾜している知識・技能を補う。
90分
フィードバック
毎回提出のリアクションペーパーについては、次週以降の授業冒頭に取り上げ情報共有を⾏う。
グループワークや発表の際は、その場でコメントを⾏い、必要な場合は授業外でも適宜指導する。 指導案やレポート等については、適宜コメントを付して返却する。 評価方法および評価の基準
レポート(20%)、課題提出(30%)、模擬授業・プレゼンテーション(30%)、グループワークへの参加(20%)を総合的に評価し、相互評価60点以上を合格とする。
到達目標(1); レポート(10%/20%)課題提出(20%/30%) 到達目標(2); 課題提出(10%/30%)、模擬授業・プレゼンテーション(15%/30%) 到達目標(3); レポート(10%/20%)、模擬授業・プレゼンテーション(15%/30%)、グループワークへの参加(20%) 教科書
推薦書・参考文献
各科目の小学校学習指導要領(平成29年告示)、中学校学習指導要領(平成29年告示)
文部科学省(2019)『食に関する指導の手引—第二次改訂版—』文部科学省(PDFで公開) 文部科学省(2017)『栄養教諭を中核としたこれからの学校の食育』文部科学省(PDFで公開) 履修上の助言、教員からのメッセージ
教職課程の総仕上げになる授業です。積極的な姿勢で授業に臨み、最後のまとめを行い、将来にむけての改善点を見つけていきましょう。
また、他学科の⼈と意⾒を交わすことで、取得する免許種を超えての学び合いを意識しましょう。 |