シラバス情報

科目名
地域と人間生活 1Aクラス
担当教員名
高谷 和成、渡辺 章夫、倉若 美咲樹、若葉 京良、飯田 路佳、徳野 裕子、古明地 夕佳、鴨下 澄子、髙田 健人、吉田 亨
ナンバリング
NEb1007
学科
2021年度 大学 教育人文学部 文芸文化学科 芸術・文化コース 2年
学年
2年
開講期
2023年度前期
授業形態
講義
単位数
2.00単位

実務経験の有無
実務経験および科目との関連性
管理栄養士として保健所での実務経験を持つ教員が担当する回があり、地域における「チームケア」「多職種連携」について実例を交えて講義する。

ねらい
①科目の性格
共通科目「総合」の1科目。人間生活学部生は必修で、2年生以上でクラス指定により前期か後期に履修する。教育人文学部生と社会情報デザイン学部生も、2年生以上で選択科目として履修できる。科目の趣旨は、以下のとおり。

高齢化がさらに進行するこれからの社会を見据え、地域包括ケアシステムの構築が求められている。本講は、本システムの実現に資する知識・態度を育成することを目的とする。具体的には、地域包括ケアシステムに関わる多様な職種を理解し、それぞれの役割を把握すること、「チームケア」という視点から多職種連携の在り方を理解し主体的に考えること、さらには、「健幸」の質的向上を目的とした地域社会における総合的な支援の必要性を実感として理解することを目指す。理念的な理解に留まることなく、本システムの実践事例を扱いながら、専門職として、さらには地域の住民として、どのように関与していくのかを考えていく。
②科目の概要
人間生活学部4学科(健康栄養学科、食品開発学科、食物栄養学科、人間福祉学科)によるオムニバス形式。各専門的な視点から「チームケア」「多職種連携」「健幸」をキーワードとして地域と人間生活の全体像を学修する。
③授業の方法(ALを含む)
人間生活学部各学科の教員が、オムニバス形式で担当する授業。
リアクションペーパー/レポート
④到達目標
1. 「チームケア」をキーワードとして地域と人間生活の課題や解決策を説明することができる。
2. 「多職種連携」をキーワードとして地域と人間生活の課題や解決策を説明することができる。
3. 「健幸」をキーワードとして地域と人間生活の課題や解決策を説明することができる。
⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
NE⑤-3 課題発見能力/NE⑤-4 論理的思考力

第1回
事前学習
(事前学習)シラバスを確認し、科目の全体像を理解する。また、「地域」とは何かを考えておく。
90分
授業内容
はじめに・地域保健【人間生活学部長吉田亨】
事後学習・次回事前学習
(事後学習)授業内容を復習し、課題に対応する。
(次回事前学習)授業資料を予習する。
180分
第2回
授業内容
地域医療・地域福祉【人間生活学部長吉田亨】
事後学習・次回事前学習
(事後学習)授業内容を復習する。
(次回事前学習)事前に配布した資料をよく読み、考えをまとめておく。
180分
第3回
授業内容
地域と健康(運動と健康)【健康栄養学科飯田路佳】
事後学習・次回事前学習
(事後学習)授業内容を復習し、課題に対応する。
(次回事前学習)生活習慣と健康の関係について、自分なりに調べてノートにまとめる。
180分
第4回
授業内容
地域と健康(生活習慣改善)【健康栄養学科若葉京良】
事後学習・次回事前学習
(事後学習)授業内容を振り返り、「生活習慣と健康の関係」および「望ましい生活習慣を獲得するために大切なこと」をについてノートにまとめる。
(次回事前学習)事前に配布した資料およびワークシートをよく読み、すべての項目に対して記入し、考えをまとめておく。
180分
第5回
授業内容
地域と健康(食育)【健康栄養学科徳野裕子】
事後学習・次回事前学習
(事後学習)授業内容を復習し、課題に対応する。
(次回事前学習)事前に配布した資料をよく読み、分からない点などをまとめる。
180分
第6回
授業内容
人間生活にかかわる「食」と開発①−乳幼児の「食」と開発【食品開発学科倉若美咲樹】
事後学習・次回事前学習
(事後学習) 授業内容を復習し、レポートを作成する。
(次回事前学習) サルコペニア・ロコモ・フレイルについて調べてまとめる。
180分
第7回
授業内容
人間生活にかかわる「食」と開発②−サルコペニア・ロコモ・フレイル予防のための食品開発【食品開発学科渡辺章夫】
事後学習・次回事前学習
(事後学習) 授業内容を復習し、サルコペニア・ロコモ・フレイルの効果的な予防法について考えてレポートを作成する。
(次回事前学習) 事前に配布した資料を読みわからないことなどを把握しておく。
180分
第8回
授業内容
人間生活にかかわる「食」と開発③−高齢者用食品の開発【食品開発学科高谷和成】
事後学習・次回事前学習
(事後学習)授業内容を復習し、レポートを作成する。
(次回事前学習)事前に配布した資料をよく読み、考えをまとめておく。
180分
第9回
授業内容
高齢者福祉における栄養ケアと管理栄養士の役割【食物栄養学科高田健人】
事後学習・次回事前学習
(事後学習)授業内容を復習し、課題に対応する。
(次回事前学習)事前に配布した資料をよく読み、考えをまとめておく。
180分
第10回
授業内容
生活習慣病対策における栄養ケアと管理栄養士の役割【食物栄養学科古明地夕佳】
事後学習・次回事前学習
(事後学習)授業内容を復習し、課題に対応する。
(次回事前学習)事前に配布した資料をよく読み、考えをまとめておく。
180分
第11回
授業内容
若い世代における食と健康の現状と課題【食物栄養学科鴨下澄子】
事後学習・次回事前学習
(事後学習)授業内容を復習し、課題に対応する。
(次回事前学習)授業資料を予習する。
180分
第12回
授業内容
福祉専門職と医療福祉における多職種連携(1)【人間福祉学科吉田亨】
事後学習・次回事前学習
(事後学習)授業内容を復習する。
(次回事前学習)授業資料を予習する。
180分
第13回
授業内容
福祉専門職と医療福祉における多職種連携(2)【人間福祉学科吉田亨】
事後学習・次回事前学習
(事後学習)授業内容を復習する。
(次回事前学習)授業資料を予習する。
180分
第14回
授業内容
ACPと医療介護の多職種連携【人間福祉学科吉田亨】
事後学習・次回事前学習
(事後学習)授業内容を復習する。また、12〜14回分のレポートを作成する。
(次回事前学習)授業資料を予習する。
180分
第15回
授業内容
地域と児童家庭福祉・まとめ【人間生活学部長吉田亨】
事後学習
(事後学習)科目全体を振り返り、全15回の授業で学んだことを整理する。
90分

フィードバック
原則として、各回授業の最後の時間に、リアクションペーパーなどを用いて授業の感想や質問を提出してもらい、次回の授業の冒頭でフィードバックを行う。
評価方法および評価の基準
各学科(3回ずつ)の授業ごとに、レポートを課す(25点×4=100点)。合計60点以上を合格とする。ただし、欠席が多い場合や未提出レポートがある場合は、不合格とする。
到達目標1. レポート(100%)
到達目標2. レポート(100%)
到達目標3. レポート(100%)

教科書
書名
著者
出版社
ISBN
備考
授業ごとに資料を配布する。
推薦書・参考文献

履修上の助言、教員からのメッセージ
人間生活学部4学科が共同で開講する唯一の授業です。所属学科だけでなく、他学科の教員から学ぶことで、多職種連携にも役立つと思います。